22年5月  修猷館高校(九州大会県予選準々決勝)

高校ラグビーの、花園全国優勝をゴールとする、双六ゲームがある、 とします。

その前哨戦である、九州各県を巡る、双六ゲームの賽が投げられた、 とします。

ゴールは O K I N A W A、 ベイブルース、 燃えるサンゴ勝。

この門をくぐって3マス進むとアガリ!

まず、福岡高校はこの春より、となりの佐賀県にコマを進め、→ 
次に鹿児島県に一挙 3コマ進みして気勢、噴煙を上げ、→ 
また宮崎県からスタートしてきたコマと一時マス目をともにし、→
その際、南国イメージへの同化トレーニングを試み、→ 着々とコマを進め、 → 
4月の末には、九州を周遊する定期船に乗って、更に3コマ進んで快笑し、、、
一気、一揆、の上昇ムード↗↗↗

炎陣アイドリング中

↘ と、ところが、長崎へ 2コマ進んで 3コマ戻り、1回休みとなり、→
上昇したのは鼻だけやった、ということを大いに反省した福高は、→ 
熊本チームとこれからを誓って堅い硬い決意で、完敗を交わしたものの、→
↘ またもスタート地点に戻ってやり直し!となる。 

↗ 気を取り直して久留米に進むと、今度はコマを進めたはいいが、ゴール沖縄には遠回りの方向であった、、、と。
福高は、福岡と沖縄の間のマス目を行ったり来たりしておる、、、

お宝データでは、山口のジャージは透かし彫りをほどこした幻の逸品。

と、まーこーいった経緯を経て、福高は今日を迎えておるわけですが、→ 
このたび、イイ目を出して、九州を周遊しておる修猷艦に乗っかることができれば、一挙、5コマ進んで、大きな南方への前進を果たし、ついには一挙、沖縄県の北端を俯瞰、望見できるというマス目に、コマを進めることができる、、、という絶好のチャンスへの岐路に福高は立ち到ったのであります。 

炎陣フルスロットルへ!

    夏も近づく八十八夜 トントン 
     野にも山にも若葉が茂る トントン 
       あれにみえるは沖縄じゃないか トントン

        勝てよ勝て勝て勝たねばならぬ トントン
          勝たにゃ福高の茶にならぬ トントン、、、

※トントンのところでは、ご夫婦、友人、恋人同士で向かい合い、両手を合わせてトントンとタッチしてください。 

タッチする場所を変えるのと、リズムを変えるの両方のコンビネーション、、、また二人組の相手をローテーションでどんどん変える、、、等のバリエーションを増やしてゆき、さらにそのスピードを増してゆきゆきすると、福高の展開ラグビーのリズムと同期し、恍惚となり、ホットホットとなり、ハリーハリーとなり、福高ラグビー部への応援の醍醐味が増すのはもちろん、タッチするお相手との円満な日常関係を促進することも見込まれることになるんじゃないかと確信するといっても一向にやぶさかではありませんということも付け加えておきたいと存じます。

一気に長~いフレーズを読んで、息を吐きだしていただき、さぞやお苦しかったことと思われます。 ここで大きく空気を吸い込まれて次に備えましょう。

待ってるよ!

5月23日(日)。 グローバルアリーナには、九州大会福岡県予選を勝ち上がってきた、8校の精鋭が、四角い芝の土俵に、揃い踏み。

福高の土俵入りは、第三試合目に、修猷館高校との取り組みで。 13:30 KO。

ミッチ ミッチ チャップ チャップ RUN RUN RUN!

まずは、11時に始まった東福岡高校と、筑紫丘高校との第一試合を、傘をささない程度の小雨の中、観戦。

会場をとりまく緑の小山や丘は、お日様のいない今日、今のうちに飲んどきなさい、雨飲み放題、たくさんたくさん飲んどきなさいと、木々たちに許可を与え、許可を得た木々、葉っぱたちは、ビールをグビグビと始める大人のよーに、曇天の中、ングングとその緑の精彩の素を吸引し、備蓄しておりました模様です。

<筑紫丘高校、残念なるかな一矢報いることかなわず、94 対 0 で敗退。>

zzzzz。

第二試合。 小倉高校と、東筑高校の試合から雨が強くなり、横殴りの風雨のため、傘をサイドに傾けての観戦となる。

会場をとりまく緑の小山や丘は、今度は、土砂崩れの予防のためでしょう、これ以上飲みすぎると体に良くないからと、木々たちへの指示を、朝令暮改しておりました模様です。

<東筑高校、たいへん残念なるかな、首級をあげんと、今まさに敵方大将へ、
  ヘッドロックを試みたその刹那、、、後半ノータイムでゴール正面PGを小倉  
  高校に決められ、万事休す。 15 対 14 で敗退。 小倉高校、九死に一勝。>

ggggg。

さていよさていよ、福岡高校と修猷館高校との試合。

雨、風はともに、その後も、攻勢を強め、馬場(地面)のほうもジュルジュル状態。。。 前方へセービングですべって10mゲインが可能状態。。。 
キャリーバックでインゴールから、後方にすべれば、観客席の土手を登って土手頂上に到達してしまう状態。。。

mmmMM。

前半、しょっぱな福高のKOは、福高⑥奥山みっちーの全身ミサイルがすっ飛んでいく、福高の士気高まる、ナイススタート!

おおおおおー

MS(マイボールスクラム、相手陣10mラインちょい先、左サイド)→ 初回スクラムがいきなりペチャンと撃沈し、はっ!と思わせられたこの場面も、スクラムアゲイン時には、もーしっかりと大丈夫!

いきゃ~~どりゃ~りゃ~!

が、このMSから出たボールが、⑩寺川と⑫松下との間のスローフォワードで YS。 → 修猷館のオープンキックはタッチに出て、ML(マイボールラインアウト、ハーフライン付近、右サイド) → 福高のキックはダイレクトタッチでYL(自陣22m先、右サイド)。 → 福高ペナルティをしてしまい、 → 修猷またタッチに出し、さっきより福高ゴールに近づいたとこでのYL。  

yyyyyYYー。

→ 福高、MB(マイボール)ゲットし、タッチキックで逃れるも、 → さらにYLが続き、今度の修猷モールは20mをドライビングでゲインし、ゴール前へ接近、→ 
福高、ラックでなんとか踏ん張るも、最後は自陣インゴール右サイドに飛び込まれ、
前半5分、修猷館に先制の被トライを許しました。 (0 : 5)。

OOUo~!mm。

修猷館はアタック時、CTBがSOの位置からオープンキック、福高BKの裏へ落とすチョコパント、もしくはハイパントの徹底したキック戦法。 両校キックによる応酬(福高はカウンターアタックとキックが半々。修猷館はほとんどがキック。)で突破口が見い出せず、我慢比べ!

んんxxむむxむx

この間の閉塞状況をぶち破ったのが、YL(相手陣にちょっと入った右サイド)から、
⑧西田?いや、⑥奥山か? の、前方転げ球への果敢なセービング! 
ゲットしたMBを、1次の攻撃でこーして、2次の攻撃であーなって、福高がゴール正面に、お返しの、そんな鮮やかなトライをしました。 前半19分、(7 : 5)。

<ヘ´> <~´>

前半はこの後、小気味良い展開で、あの、相手をたたみこんでしまいそーな、福高の福高による福高のためのチャンスがあったんですが、ノットリリースで、も一手が詰め切れず。。。 一方、前半終了間際に、今度は修猷館が、先のトライ状況と同じ場面を作って攻めてきたのですが、福高FWが良くしのいで前半終了。

(><) (><) (>_<)

ハーフタイム!

DOGYA~N。。DEッ!BOKKO~~。。DAッ!

勇猛心は当然、ヒートアップ状態。 
このヒートアップした野性状態を維持しつつ、地に足付けてチームの常態を見ようとする視点が、実は、より強いチームになれる分水嶺! これから先、練習では決して練習できないこのよーな貴重~な体験がいくつも待っています。 
これらは強いチームへのご馳走ですので、これから花園に向けて、しっかりと、ひとつひとつ吟味、賞味していこう!

こんな感じです。

後半半ばまでも、キックとカウンターアタックの応酬で、両校、我慢比べの、根競べ!が続く。 お互い武器を捨てて、裸で取っ組み合い、先に泣かん方の勝ち!
先に泣いた方が負け! といった感じ。

後半15分。 YS(相手陣22m付近、左サイド) 

    → 時間も場所も、今がチャンス! 今! ここ!

修猷館のオープンキックを、福高のカウンターアタックが左へ展開。 
⑧ライン参加後、あの人が足でこーして、アー!転がったところを、ザバーッと、ジュルジュル~! となって福高が追加点。 
ゴールは惜しくも外れ、後半17分でのスコアは→ (12 : 5)。

ddddd。

さあ、ここからも、練習では決して練習できない貴重~な体験の 始まり! 始まり!

ヒートアップした野性状態を維持しつつ、地に足付けてチームの常態と、ゲームの流れを見ようとする、大事な大事な視点を持つとき。 勝ちの流れを、ずずずぃ~っと引きずりこんでしまうとき。

なーんですが、ここでもまた、痛ーーい痛ーい経験を、修猷館高校さんのおかげで、身に沁みて叩きこまれ、さらなる貴重な勉強をさせていただきました次第です。

QQQQQ...

その貴重な経験となる経緯とは、→ 
福高のさっきの追加点(12対5)後の修猷館KOが失敗。 
→ MS(マイボールセンタースクラム)となる。 
→ 相手が「あ痛~っす。」 ↘ となって ↗ますます福高に勝ちの流れが流れ込んでくる。。。と、こーゆーとき。 福高がなんとお人好しなことに、SH→SOでノッコン献上。 

修猷館の「あ痛~っす。」↘ が一挙、↗ 「オ~オッ、、オ~リャリャリャリャ~~!」↗ となって、今度は福高が「あ痛~っす。」 ↘ となり、ジャブからのストレートをジャブジャブ受けて、→ 福高タオレコミのペナルティをおかし、YLからモールを押され、後半23分に、修猷館が福高陣の右コーナーへトライ。 

一番端っこからのコンバージョンが、ありゃりゃ!と、ラクダが針の穴を通るようになんと、ゴールも成功し、同~~点! (12 : 12)。

と、こーゆー経験。 

yyyyy。。rrrrr。。

しかし、ここでまた福高が、「あ痛~っす。」↘ と言わんとこが、福高、強かった。

同点にされてすぐ。 相手のキックを、⑮谷山が大きく蹴り返し、福高、怒涛のようなプレッシャー。 → ラックポイントを福高がめくり返しMBゲット。 → ⑩-⑬で、⑬安部ゲインしゴール前へ。 MR(ゴール前のマイボールラック)から⑬?飛び込んで右端にトライ。 後半25分、(17 : 12)。

福高現チームの底力、火事場のクソ力 を見たよーな気がしました!

ま~だぞ!まぁ~だ!

ゲームの開始から、これまでの体感時間は、なんとも速い、速すぎる、といった感が、強ーございましたが、ここからのロスタイムを含めた約10分は、ホント―に、これまでの約1時間と同じくらい、長~~く、遅~い、遅すぎる、遅かろーもん! と、感じられるよーな時間帯でありました。 

有難明日~!

そのいつまでも終わらない時間帯の10分間は、修猷館がこんどは球を回し始め、福高がドーンと相手陣にキックを返すという、修猷館としては配当の高い一発のチャンスを狙い、福高は、ただひたすらに最終コーナーをまわって、ゴールまで走り抜ける力強い本命馬、、、といった感じだったでしょうか。

今日の経験で今までの2倍強くなった福高。

今日の試合は、このよーに、スコア的に競っていましたので、ゲームのオンタイム時には、ハラハラして観戦しておったものの、結果論ですが、この日の福高FWは、プレイではなく、気持ちが決して後退することがなかった。。。 

→ 「パワーをもらいました。ありがとう」 ←

また、もうひとつ、→ プレイをしていない部員やマネージャーが、瞳孔をいっぱいに広げ、魂からほとばしり出るよーな、大きな声を身体全体で出しておりました。 
プレイヤーと一体となって、この熱烈なプレイを終始、前に前に! と、展開していた。。。と、このことが一番うれしくもあり、心強いことでもありました。

ナイスポジショニング!

今日の福高の勝利は、勝利の女神がほれぼれすると云われる一点

決して後退することのない勇猛心!

これに尽きるよーな気がします。

次回も勝利の女神(マネージャー?)に惚れられるよーな、オトコのプレイをやろうぜ!

勝ってヘッドキャップの緒を締めろよ!

<5/23 のスターティングメンバー>

1.光安綜一郎(2年) 2.満田悠暉(3年) 3.熊谷圭晃(3年) 

4.岡村晋治(3年) 5. 瀬尾優大(1年) 

6.奥山道陽(3年) 7.末永健雄(1年) 8.西田怜(2年) 

9.中尾康太郎(3年) 10.寺川賢太(2年)

11.福岡堅樹(3年) ⑫.松下真七郎(3年) 13.安部健太郎(2年) 

14.林敬太郎(2年) 15.谷山俊平(3年)

16.兼久賢章(3年) 17.十川晃一(3年) 18.樺島雷人(2年)

19.榊賢太郎(1年) 20.峯祥文(3年) 21.小江智大(2年)

22.鈴木尚(2年) 23.長崎怜(2年) 24.姫野佑介(2年)

25.高井勇貴(1年)

<選手交代> 

   ナシ

◆ 他 の 準 々 決 勝 の ス コ ア 結 果 ◆
  東  福  岡  <94 : 0>  筑  紫  丘
  小      倉 <15 : 14>  東      筑    
  筑      紫 <61 : 10>  福 工 大 城 東  

 ※ よって5月30日(日)の準決勝2試合は、グローバルアリーナを会場に

  ・11:00 KOが → 福   岡  対  筑  紫

  ・12:15 KOが → 東 福 岡  対  小  倉

                  で、ゲームが行われます。 応援よろしくお願いします。

2010-05-25 09:39:51 – edit

コメント
勝利 おめでとうございます、次回は筑紫戦ですが頑張って下さい、修猷戦は定期戦同様にモールサイドが弱いですね、筑紫はハーフ団があまり良くない様なので、ハーフ団とバックローがプレッシャーをかけて行けば面白い展開になると思います、後二試合しか有りませんので悔いの残らない試合を期待しています。

Posted by ラグビー at 2010-05-25 16:05:08


まず、ベスト4おめでとうございます。修猷館戦は手に汗握る試合でしたね。お互いが負けられないという意地のぶつけ合い、コンディションの悪さは相手も一緒なので、最終的にはボールに対する執着心と前に出る気持ちが修猷館より勝っていたと感じました。次の階段も上れる事を期待しています。頑張って下さい。

Posted by TY福高ファン at 2010-05-25 19:24:32

接戦だったが福高の地力が優っていた試合でした。点差はともかくこういう試合をものにするのが本当の力ではないかと思います。次の試合、チャンスはあると思います。福高のFW、バックス一体となった攻撃で勝利を!頑張れ福高!

Posted by 福高OB at 2010-05-25 22:10:50

今年の全国大会は福岡から2校出場できると今朝新聞で見ました。ますます頑張れ!福高!

Posted by 福高OB at 2010-05-27 07:34:27