23年4月  修猷館(定期戦) 及 鹿児島工業(練習試合)

<修猷館高校との定期戦>

4月29日(金)晴れ。  昭和の日。

福高修猷の定期戦の日。

会場の修猷館高校グラウンドの周りには、両校のOBの方々たちが大集合。

「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」 という祝日法の趣旨を実感する際には、まさにうってつけのお歴々。 

各々のご尊顔を拝するにつけ、またそのご尊顔の中に人生の年輪数えるにつけ、、、

これが昭和! 

花園出場効果でラグビー部ではなく、応援団の部員が大増員!

激動 と 復興 と 高度成長 この三つの項を加減乗除し、そのルートを間違えなければ、必ずや 平和 という解が導き出される、という昭和繁栄の方程式を編み出した、
昭和の生き証人のお方々たちなのであります。

「我らのこの激動 と 復興 と 高度成長の方程式を、今の平成の青年たちは、ちゃんとちゃんと引き継いどるのか! 平成を装っとるが、昭和をちゃんと理解して平成を生きとるのか! だいたい昭和を駆け抜けた俺を知っとるのか 俺はいいとしても、この俺の横におわします方をなんと心得とるのか! 控えおろー! パスしたらふぉろー! 助さん格さん。 ひとつ懲らしめてやりなさい!」

昭和の生き証人のお歴々。

と、まーこーいう荒い鼻息を、重厚と篤実の御身に隠して、今日この福高修猷の定期戦にお集まりいただき、テント内の伝統とホコリをかぶったパイプ椅子に今、鎮座ましました、と、こーいうわけであります。 

こし方、右肩上がりでここまでやってきた昭和のお歴々も、さすがに、昨今のご時世柄、右肩上げた威風をお示しになることは世にはばかりありと、、、とりあえず左肩下がりの姿勢でもって、そのバランスでもって、ちょいと右肩上がりをキープする、、、とこーゆー、粋で、少し奥ゆかしいところの矜持が、やはり、あー昭和なんだなーと感じ入った次第です。

新人のマネージャーたち二人でチュ♡

さて、昭和の時代をよーく顧みたところで、次は国の将来に思いをいたすこととしましょう。 どうやっていたすかというと、、、今から始まる次代を担う福高修猷ラグビー部のラグビーと、その若武者ぶりを観て、日本の将来はだいじょうぶ!!と、昭和のお歴々は、こー安心させていただくんであります。 これら若者に将来を託せば、この国の安寧まちがいなし! とこ―いう風に思いをいたしたいんでありますが、、、

福高修猷定期戦のレポートをさせていただきます。

修猷館の食堂でお子様ランチを頼むとこの旗がご飯の上に差してあるそうです。

12時KO。

前半20分のウォーターブレイクまで福高は相手陣になかなか進めず、また、かと言って、大ピンチ―! という場面もありません。

ここまでは、修猷館のBKラインからのオープンキックの方が、福高のハイパントキックより、陣取り合戦で優っている、といった感じでしょうか。

身を殺して仁のパスは、⑬樺島。

前半23分。

MS(マイボールスクラム、ハーフライン付近、左中間) → ⑧西田が持ち出し → 右⑬樺島がナイスゲインで相手ディフェンスの裏へ出 → フォローの、⑫-⑧ー④-⑦ と、右コーナーへ、福高が先制のトライ。 (5 : 0)。

前半27分。

ML(マイボールラインアウト、相手陣左サイド、22m付近) → 右へ⑩-⑧-⑬樺島コツをつかんだか、ナイススピードでポイント → ⑤瀬尾がもーいっちょサイドを突いてポイント → もいっちょブラインドを突いて → 次!左オープンへ、⑩-⑫-⑤と来て → 前に人がいないと必ずトライの⑪姫野が、左コーナーへトライ。 (12 : 0)。

前半29分。

修猷館のKO → ④山口のキャッチから → ⑦末永のゲイン → ①光安のゲインでポイント → ⑩鈴木-⑥竹中ポイント → ⑩-④山口ナイスライン参加で左中間へ福高ノ―フォイッスルトライ。 (17 : 0)。

バンカーショットでサンドウェッジを持たない福高のラグビー。

後半、福高風上。 

しかし、この頃の福高は風上にも置けない、、、と人のうわさにぼるよーに、この頃のゲームで福高は、風を味方にゲームができません。

後半7分。

YL(ヤンボールラインアウト、自陣ゴール前左サイド)からモールでの被トライ。 (17 : 5)。

後半14分。

さっきと同じパターンでモールで被トライ。 (17 : 10)。

⑨ホンダはフルフェイスのメットがよくお似合い!

後半21分。 こんどはこっちの番。

ML(マイボールラインアウト、相手陣22m付近、左サイド) → 福高のモール → 左右にドライビング中(抽選のガラガラが回る中) → ポロっとインゴールに飛び出た球は⑦末永でした。 (22 : 10)。

後半29分。

自陣でターンオーバーされた球を → 修猷⑬がゴール前にゲイン → モールを作られ、モールで被トライ。 (22 : 17)。

その新島杯は酒宴男優賞として次回、先生にお渡ししなさい!

この後、OB戦が行われました。

事前の打ち合わせで、出場選手はみんな35歳以上で! というのを、35歳平均で! と、間違えた福高が、、、45歳以上で! と、間違えた修猷館を相手に、10本くらいのトライをあげ、零封しました。

あの顔
この顔

20分ハーフのレフリングを任された、杉山主審(現修猷館ラグビー部コーチ & 福高ラグビー部OB。 福高と修猷の校章を並べてどっちを踏むかの踏み絵を迫られているという噂もあります。)の惻隠の笛が、状況判断よく、試合時間を5分ほど短くしてくれましたので、そろそろ澎湃として起こってきそうであった修猷館側からの、「そもそも約束が違おうもん、、、責任者呼んで来い、、、うんたらかんたら、、、」の苦レームをなんとか抑えてくれましたよ―で、大変助かりました。 杉山先輩ナイス!

年齢ばごまかしてJRのシルバープラン使ったらいかんよ!
球を持って3歩以上走るとトラベリング!と決めてた、井上コーチ。

14時半から修猷館の食堂で、OB、現役交えた懇親会。

両校の1年生がお互いに自己照会を行いましたが、見守る昭和代表のOBたちにとって、子供たち各々から発する平成のユーモアはとうてい理解が及ばず、お付き合いにと笑ってた笑いが、だんだんと、ひきつり、しびれをきたしてきたよ―で、スピーチが進むにつれ、だんだんとお国の将来が急にあやしくなってきましたよーです。 

が、福高の部歌と、修猷館の館歌の交歓で宴が締まると、またまた右肩上がりにお国の将来が頼もしく視えてきたようで、昭和のOBたちは両肩上がりに胸張って子供たちと唱和しておりました。 よかったよかった。

修猷館の皆さま! ご準備、ご接待、お片付け、どうもありがとうございました!

OBたちの試合を老人介護の目で温かく見守る部員たち。
 

<鹿児島工業高校との練習ゲーム>

4月30日(土)。 くもり。 さわやかグラウンド。

10:34 KO。

薄化粧の桜が散るとお花たちは厚化粧になってきました。

前半5分。

また書きます。。。いや、前の文章からコピーします。 
YL(ヤンボールラインアウト、自陣ゴール前左サイド)からモールでの被トライ。 
(0 : 7)。

前半9分。

MS(マイボールスクラム、相手陣22m内、左中間) → スクラムを落としてくれた鹿工のペナルティ → ⑧西田が相手に10mバックをさせない間にハリーで飛び込み左中間にトライ。 (7 : 7)。

サリーちゃんのパパのヘアスタイルは⑦末永。

前半14分。

MS(相手陣22m内、右中間) → スクラムサイドを突いてのポイントから → テンポの早い球出しが、福高BKの左オープンにまわり、 → ⑩-⑫-⑬-⑮-⑪ で左コーナーにきれいなトライ。 (12 : 7)。

ほんとは怖いけど、相手を怖がらない若菜(2年)

前半18分。

自陣でディフェンス中、鹿工のノッコン → 福高自陣22m内から左へ回した球は⑪姫野に渡った時点で、姫野の前にディフェンスなし → 70m独走で相手を振り切り、左中間にトライ。 (19 : 7)。

ゴールポストに牟田口先生を発見し、驚愕の西田。

前半26分。

YL(ハーフライン、左サイド) → MB(マイボール)ゲット → 左右5次に及ぶアタックの詰めは、福高の左オープン → 外に二人を余して、⑫寺川のトライ。 
(24 : 7)。

身体がラグビーを覚えてきた杉山(3年)

前半31分。

YS(自陣22m付近、右中間) → ⑨-⑧-⑪とブラインドを突かれ → 最後は③にゴールラインを押し出しあびせ倒され、右中間に被トライ。 (24 : 14)。

昨日今日と後半からINのWTB高屋(1年)。

後半はメンバーシャッフル!

⑥竹中(3年)に替わって後藤(3年)。 若菜(2年)がCTBで登場!(背が高いので、CTBに樺島が2人いるようにみえました。) ⑩鈴木(3年)がSH。 ⑩には寺川(主将)。 ⑪姫野(3年)に替わって杉山(3年)。(姫野と杉山は体系が似ています。声が大きい方が杉山です。) そして、⑭林(3年)に替わって高屋(1年)。 後半途中から⑮小江(3年)に替わって長崎(2年)。(彼の調子が出すぎると、「ながさきる。ながさきった」という動詞となります。 彼の調子が良すぎて、チームの調子が悪くなってゆく時に使う動詞です。 覚えておきましょう!)

後半は7分に被トライされたものの、福高は5分、24分、30分と得点を加算し、結果、(39:21)で試合終了。

この2日間のゲームで、成長著しく、芽がぐんぐん伸びてきたのが、
⑬樺島と、①光安。

そして、この日、鹿工戦では、⑫若菜が相手を怖がらないすがすがしいプレイを見せてくれたことにこれからの福高の光明が差してきたようです。

日頃やさしー顔の若菜は、ゲームになるとこわーい顔に変身します。

鹿児島工業高校のみなさん! お相手していただき、あいがとさげもした!

さて、福高、次は5月3,4,5日の長崎遠征!

チームが、この節目に、新規一転、てらかわり、決して、ながさきることなく、しっかり、みつやすったプレイをしてゆけば、わかなるよーな福高の力が湧きい出て、きっと、かばしまったゲームとなってゆくでしょう。

福高ラグビー部への応援! よろしくお願いいたします!

B戦出場の1年生たち(福高この春の若葉たち)
B戦出場の1年生たち(福高この春の若葉たち)
B戦出場の1年生たち(福高この春の若葉たち)
B戦出場の1年生たち(福高この春の若葉たち)