19年2月  筑紫高校(新人大会 準決勝)

2/3(土)14:15KO。グローバルアリーナにて 福高 対 筑紫 の準決勝が行われました。 試合は 3 : 12 で筑紫高が勝利し、翌日の決勝進出を決めました。

福高は前半、風下でKOをキャッチしてからFWのボールへの速い集散と球出しで、2次、3次といつもの福高のテンポよい展開で試合を進めました。 しかし、筑紫のディフェンスも低いタックルで福高の攻撃を止め、福高のBKに大きなゲインを許しません。

前半8分~14分の間、筑紫は福高ゴール前右サイドでラインアウト、モールを再三にわたりくりかえし、攻撃します。 福高はコラプシングなどのペナルティを犯し、レフェリーに注意を受ける場面(福高チームに対して、また当該プレイヤーに対して)もありましたが、このピンチを良くしのぎました。

福高ラインアウト
スクラムは筑紫がフォイール気味に福高にプレッシャーをかけてくるようで、福高はボールインしづらい。 しかし、ラインアウトは背の高い筑紫に今日は福高スローワーもコントロール、サインのヴァリエーションともに良く、競られることはありませんでした。

20分~25分の間にも、前述と同じ地域で、同じ筑紫の攻撃によるピンチを受けましたが、福高、ここもラインアウトでの相手キャッチャーへの入りが良く、またサイドのディフェンスも福高FWは低く相手に入り、トライを許しませんでした。

PK成功福高先制
今度は福高攻撃の番。筑紫陣で攻防(福高の攻め)を繰り広げ、前半30分、福高はゴール正面からPKを狙い成功。
(福高 3 : 0 筑紫)で前半を折り返しました。

後半10分間は、福高ペース。

9分には6番徳永のナイスタックルから、ペナルティをもらい、すぐに中央付近から右へ展開。 15番櫛山が相手の裏に半分出たところで14番藤井にパス。 藤井はライン際を狙ったが、スペースが狭く、相手ディフェンスのタッチラインを見方にしたタックルに遭い、タッチに押し出される。 ここで藤井が縦を突いてゲインし、そして目いっぱいある左のスペースにオープンに廻していると、トライチャンスだったかも。

全般に、ペナルティーをもらってのシチュエーションで、ハリー攻撃でどんどん左右に振って走り勝つ福高のリズムが、今日はポイントオーバー?などでやり直しという場面(2度、3度とあったようです)により、なかなか出せませんでした。
次への要学習事項でしょう。

13分。福高後半初めてのピンチ。

しかし、筑紫のペナルティタッチキックがタッチラインをクロスせず、福高のインゴールへ。22mでのマイボールスクラムとなり、難を逃れたかに思えましたが、15分~筑紫はまたも福高陣に入り込み、ラインアウト、モールの攻撃。 福高良くしのぐが、18分。ついに筑紫のモールにトライされる。

(福高 3 : 5 筑紫)
23分。福高はゴール正面(40m弱)でPKを狙うが失敗し、ドロップアウト。

27分。筑紫は福高ゴール前のモールからSHがヒョイと抜け、試合を決めるトライ。

(福高 3 : 12 筑紫)
福高残り時間を果敢に攻めるも届かず。試合終了のフォイッスル。

シーズンの始まりである新人大会で、福高は優勝に手が届く距離感を体感しました。 大きな伸びしろをまだまだその潜在能力に秘めているとても楽しみなチームです。

次回の福高の成長を楽しみにしてください。 またご案内いたします。

KO直前

<準決勝のスターティングメンバー>

1.谷山浩明(2年) 2.松永太郎邦継(2年) 3.武田將揮(2年) 

4.中川克信(2年) 5. 錦邊隼人(2年) 

6.徳永吉彦(1年) 7.西妻大志(2年) 8.伊藤豪(2年) 

9.阿川文太郎(2年) 10.樺島亮太(1年) 

11.櫛山博史(1年) 12.中靏憲章(2年) 13.松下彰吾(1年)

14.藤井裕亮(2年) 15.櫛山雅史(2年)

<出血による一時退場>
 後半  1.谷山浩明(2年) ⇔ 今村駿二(1年)

この翌日、東福岡高 と 筑紫高 とで決勝戦が行われました。
右をクリックしてください。  →  新人大会決勝結果
   

コメント
あと一つ!あと一歩だった!選手諸君!君達は強くなった!

福高 対 筑紫 の準決勝は久し振りに観る好試合で、どちらに勝負が転ぶか解らない激戦でした。
試合経過は上記の名解説のとおりです、今回から写真入で臨場感もあり試合経過がしっかり伝わってきます。
福高にも充分勝機はあった、いや!風下の前半ゴール前で再三に亘るモール攻撃を止め逆にPGでリードした時は後半は風上、勝てる…の期待感を持たせたのでした。

しかし、負けは負け何か一つ足りなかった!
いい場面はあったがトライが取れなかった。
これが福高の課題として明確になったと思います、もう一つの壁を越える為には学習するものは多い、技術的にも体力的にもそして精神的にも・・・指導陣には充分把握されていると思います、諸君も先週直接ブッつかりあって身体で感じていると思います。

あの試合、後半の筑紫がハチャキになってきたプレイは福高には負けられぬ!と思った現れである、相当にベンチの激も飛んだはず、そこまで君達は来たのだ!追い詰めたのだ!強敵と意識されたのだ!これからはマークされる立場での試合となるのは必定だ、それを受けてなお勝利しなければならない。

昨年の新人戦、筑紫のモールに完膚なきまでにやられた、あれから1年!君達は福高ラクビー復活の期待を抱かせてくれている。
昨春の全国大会出場を経て君達は進歩した、しかしまだ進歩中だ!目標は未だ高い!まだまだ遠い!しかしそれを達成してくれるであろう・・・の期待感を君達は持たしてくれる。

伝統の復活を君達に期待する!前進あるのみ!

Posted by 立石 傳 at 2007-02-06 10:40:37