11月2日(日) グローバルアリーナ。
隣り合うグラウンド二面で、各2試合、準々決勝4試合が同時進行で行われました。
11時KOの 東福岡 対 福岡工業は東福岡高校の勝利。
同時刻にKOの 筑紫 対 修猷館は筑紫高校が勝利しました。
陽射しはそう強くもなく、肌寒くもなく、風もそんなには吹かない秋の空の下。
それぞれの思いを秘めた各校のラグビー部員たちが、
蓄電してパンパンの生気と熱気をぶつけ合いました。
グラウンドをコの字に囲む土手、土手、土手にはOB、学校関係者、父兄、ラグビーファンでいっぱい。こちらもそれぞれの思いを秘めて態度は粛々と、内にはしかし熱き思いを託して、母校の応援にプレイされていたようです。
福高 対 明善 の歴史と伝統を背負った両校のゲームは
激しく、果敢な、とってもいいゲームでした。
あと4歩!
前半
11:22 福高のKOでスタート。 明善のキックに⑪福岡カウンターアタックで前に出てMR(マイボールラック)で福高、シーリングオフのペナルティ。(ボールに張り付いて取れない状態にしてしまう新ルールのペナルティ ー だそうです。) 福高はこの試合で11のぺナルティ、対して明善は7つのペナルティをおかしてしまいます。 明善FWの前に出る気持ちの激しさと、明善BKの気持の入ったひたむきなタックルが、福高のペナルティを発生させたようです。
福高 ー 前半6分、先制トライ。 ⑨→⑩→⑫→⑭
相手陣YS(ヤンボールスクラム)からのキックを⑭、⑮でゲインし、
MRからのいい球出しでのトライ。 (7 : 0)
この後、福高は3度、4度のチャンスをものにできずに、
ノッコンやオフサイドでゲームが切れてしまう。
こうやなかったっけ?
前半25分、⑩真鍋のハイパンでラインがでこぼこにあがり、福高のオフサイドで明善PG(ペナルティゴール)をねらうが、難でも、易でもない位置と距離からのPGがはずれる。
前半ロスタイム、福高ペナルティをもらいハリーでまわす。 福高の左への大きな翼のオープン。 ⑨→⑩→⑫→⑮→⑥→⑭正面へまわりこんでトライ。
(12 : 0)で、前半折り返し。
ハーフタイムで檄が飛ぶ。 各自の心にビンタの音。
全国大会福岡県予選、ベスト4をかけてのレベルの試合となると、やはり同じ高校生。 気合いの入った方が、相手のちょっとした心の隙間にもろ手をさしてぐいぐい押してくるものです。 明善高校は今夏合宿でともに鍛え合い、その折は福高が1枚上の練習試合でしたが、チャレンジャーとしてひたむきに前に出る、気持の入った素晴らしいチームとしてここに仕上げてきました。 やっぱり気持ですね。
ぼぉっ ごぉお~
後半
明善KO → 福高ハイパン → 明善FWでゲイン → 福高ノットローラウェイ → 明善PKタッチ → YL(ヤンボールラインアウト)からYM(ヤンボールモール)で明善FWでゴリゴリくる → 明善のパイルアップでMS(マイボールスクラム)になるも → ターンオーバーされ → 明善FWのゴリゴリで明善、気持のトライ。
後半5分(12 : 5)
後半11分、相手陣22mラインの手前右中間MSから左へ → ⑩真鍋、左コーナーフラッグへ向けパスキック → バウンドボールを⑪福岡、インゴールですっぽりふところにキャッチし → 正面へまわってトライ。 (19 : 5)
20分、福高ペナルティから右相手陣22m付近を狙ってのタッチ。。。と思いきや左へ回す。 → ⑭櫛山へまわってライン際から中央ゴール前に走り込むが → ここにもう1歩福高FWがなだれ込めずに惜しいトライチャンスでありました。
後半25分、自陣左22mYLから、つぶしてもつぶしてもくる明善FWに、1本目と同じパターンでのトライを許す。 (19 : 10)
28分、双方キック応酬の展開の中で⑧水上、レイトチャージ? で、シンビン。
後半31分、④重が前に出るナイスセービングでマイボールゲット(ハーフライン左方) → 相手陣右中間へキック → 明善足でタッチへ → 福高左 → 左 →左の3次攻撃 ⑨→⑩→⑥でトライ。
(26 : 10)で、ノーサイド!
んッ ぼはぁ~ッ
技術、走力、持久力等のチームの総力に関しては、今の福高には高校トップクラスなものがあると思います。
あとひとつは 「 気 持 ち 」 でしょう。
今日の貴重な試合で、
部員たちはこのことを身にしみて明善高校さんに教わったはずです。
さあ! ひとつ ひとつ あとふたつ。
次のひとつは東福岡高校です。<11月8日(土)春日公園球戯場にて13時KO>
応援よろしくお願いします。
<11/2 のスターティングメンバー>
1.川上厚(2年) 2.栗原徹士(3年) 3.今村駿二(3年)
4.重智廣(2年) 5. 中武信佑(3年)
6.徳永吉彦(3年) 7.松島佑太(3年) 8.水上友輔(2年)
9.中尾康太郎(1年) 10.真鍋健太郎(3年)
11.福岡堅樹(1年) 12.樺島亮太(3年) 13. 松下彰吾(3年主将)
14.櫛山博史(3年) 15.松下真七郎(1年)
16.城塚功太郎(3年) 17.松村敏朗(2年) 18.田原啓伍(2年)
19.井上大勇(2年) 20.土持寛樹(2年) 21.井之上享(1年)
22.高取宏光(3年) 23.古賀祐介(3年) 24.白石翔(2年)
25.谷山俊平(1年)
<選手交代>
後半 8分、⑤中武 OUT → ⑰松村 IN。
後半20分、⑧水上 OUT → ⑯城塚 IN。
後半21分、⑯城塚 OUT → ⑧水上 IN。
後半26分、⑦松島 OUT → ⑯城塚 IN。
後半30分、⑯城塚 OUT → ⑦松島 IN。
<準々決勝4試合の結果>
東福岡 73 : 0 福岡工
福 岡 26 : 10 明 善
小 倉 64 : 12 福工大城東
筑 紫 40 : 6 修猷館
※このたび、高33回卒の相浦一成先輩より、福高ジャージを寄贈していただきました。(相浦先輩、ありがとうございます。)
コメント
ヒガシ戦の前にいい勉強になった試合だと思います。残念ながら福高対修猷戦は持ち越しになりましたが、公立高同士のは決勝は福高次第で見れそうです。九州でのあと2戦楽しみにしています。Posted by TY福高ファン at 2008-11-04 20:52:35