23年3月  卒部式が行われました!(高63回卒)

3月6日(日)

大地が暖まり冬眠をしていた虫が穴から出てくるころ。

博多駅裏のいつもの八仙閣さんで、福高ラグビー部の卒部式が行われました。

今回は、部員、保護者、OBスタッフに加えて、ご来賓として、福高ラグビー部のケガ人を日頃からお世話くださっている、近間整形外科クリニックから、リハビリの殿堂、近間先生(院長)。 森山先生(そのマジックハンドを駆使してケガ人の患部とお話ができるというトレーナーの匠)、桑山女史(20うん歳の美女、独身、真実ちゃん)を感謝をこめてお招きいたしました。 

お三方の存在で、食事中、いつアゴがはずれてもぜんぜん大丈夫。 
大船に乗った気持ちで、思う存分に中華料理にかぶりつけた次第です。

さて、前日3月5日に晴れて卒業した63回生。 

いつものジャージィ姿や、学生服姿でのイメージでしか我々の頭にないところへ、それぞれよそ行きのおめかしコスチュームを纏って会場に現われましたものですから、な~んか変な感じです。

熊谷なんかは、あの顔貌プラスあの体格で黒の革ジャンをピッチっと着てきたもんですから、危うく、一瞬、防衛本能が働き、つい一歩引いて慄く寸前となりした。

もし路上で向こうからこの熊谷がやってきたとしたら、すれ違う前に進路を変えて左折するか、いたしかたなくすれ違うはめになれば、眼を合わさんよーにして歩道の端っこに進路を変えるでしょう。 「こんちわ!」と声をかけられたら、今来た方向に取って返してダッシュで逃げ出してしまうことも、選択肢として十分にあり得ます。

阿蘇ファームランドから福高に゙ヘッドハンティングされた、熊谷圭晃

マネージャーは、いつも(毎年)そーなんですが、可愛く着飾って、キラキラし、それはもー、、、 中年の一般他人男性がもし彼女たちと眼を合わせたら、懲役24時間、三万円以下の罰金ですね。

私については、中年の男性という項目には該当しますが、一般他人男性ではなく、関係者知人男性ですので何のおとがめもありません。 まばゆく、愛おしく、舞台上の(小林くん、井本くん)彼女たちを、まじまじと拝観いたし得ました次第です。 

二人とも親孝行で、「これまではお母さんに、よーくサポートしてもらったので、ラグビー部のマネージャーの次は、これからお母さんのマネージャーとして、お母さんをしっかりサポートしてゆきたいと思います!」 
→ 嗚呼! 我々中年的熱涙滂沱、鼻孔的山葵的万感無量! 

井本京チャン(左)と、小林榛風チャン(右)

福高ラグビー部を引退してモンゴルに還るのかと思いきや、USA(大分県の宇佐じゃないそーです)なんぞに旅行に行っていた井之上は、マワシを着けてくるユーモアもなく、終始、「余はいかにして福高ラグビー部員となりしか」を後輩たちに、真摯に熱く語っておりました。

それゆけニッコリマン井之上亮

式の最後、卒業生の面々から、指導陣、OBスタッフへ花束贈呈がありました際、FWリーダーをつとめた岡村が私の対面となり、岡村からお花を頂戴したのですが、岡村の眼がつぶらでとっても優しいのに今更ながら気付き、、、
今、このお花をノッコンしたら、岡村のパスに対して申し訳ない。 岡村を守ってやらんといかん。 と、両手での確実なキャッチを意識しました。 
みんなをそんな気にさせるそんな岡村のFWリーダーだったんでしょう。

福高のハリー放ったー、岡村晋治

実はこの日のために、いつリクエストオーダーがかかってもいいよーに、サックスで、千代原頭の演奏を練習してきたという満田。

TV番組に体格リフォ-ムのビフォーアフターがあるとすれば ↓

「なーんとゆーことでしょう。 手狭だったあの福高FWが、匠の技でマッチョ空間を見事に補い、小さかった窓も花園まで見渡せる、こーんなに大きな窓に変身しました!」 と ゆー、番組ができたかもしれません。 
そのくらい、この3年間で大きな筋肉マンに変貌しました

花園養成ギブスで鍛えたサックス走者、満田悠暉

牟田口享平。 まさしく、気は優しくて力持ち。 もじもじしているよーに見えますが、芯はどっこい、やはりもじもじしているよーです。 
お父さん、先生、部長、オヤジ、オラ―ッ、と、相手の肩書が変わっても、その場その場で対処できる、貴重な貴重な社会勉強をこの3年間で身につけたました。 

しでかしたミスにもこだわらず、次に次にと物事を進める、オトコらしい部長を尊敬し、、、しでかしたミスを堂々と開き直り、次に次に物事をくらまかす、恥ずかしいオヤジに肩身を狭くし、、、学校では誰よりも、一番見た眼、目立った存在の先生をほこりに思い、、、時々、家でその頭上のほこりを払ってあげる、、、そんなやさしい少年が、やさしいしいオトコへと成長しました。

髪のお手入れには今からもう余念のない、牟田口享平(右)

花園に新幹線で行くのに、吉塚駅でみんなの集合を待っていたという、人工甘味料一切なし、天然果汁100%の若年性歩く肺マーの兼久。 こういう素材は土壌のいいところからしか誕生しません。 お父さんお母さんに感謝! 花園からの帰りの新幹線が、兼久のために吉塚駅に止まらなかったことはゆーまでもありません。

ヘッドキャップとパンツの装着を上下間違えそーな、兼久賢章

相手チームの試合のVTRを事前研究し、その攻撃パターンを洗い流し、分析と傾向と対策の三枚におろして後、丁寧に細造りに包丁を入れ、チームのみんなに差し出す、、、と、みんなの目からウロコが落ちる、、、とそーゆーチームの情報解析頭脳担当 → 峯。 スタンドオフでめきめきその頭角を現してきただけに、もう少しその急成長ぶりを見たかった。

影の司令塔、福高ラグビー部統合参謀本部議長、峯祥文

1年生の時、長崎の遠征で、FBでプレイ中、脳震とうとなり病院に運ばれた長谷川。 救急車に同乗した私は、神様、仏様、アラーの神様、イエス様、、、一生のお願いですので、どーぞ長谷川が無事でありますよーに、、、と、祈り、祈りの、車中病院までの行程であったことを覚えています。 
幸い翌日にはピンピンしてよみがえりましたものですから、さっきの神様への一生のお願いはすぐにキャンセル、無し、にしたことは言うまでもありません。 
私の一生のお願いは、まだ有効のはずです。 

いつも女の子からの熱視線を感じてプレイするという、妄想気味の長谷川悠成

福岡県 福岡市 福岡高校、福多かところの、福岡堅樹。 
私も経験があるのですが、この3年、勉強もスポーツもできるがゆえの数多のプレッシャーがあったことと思います。 本郷高校との、求快裏、ツーアウ賭、逆転サヨナラ満涙豊夢RUN! 彼のこれからの活躍を、今からもう楽しみにしています。

最高出力1924PS、最高持久力60m、FHSスポーツカーランキング1位、福岡堅樹

面白いことを言わなくても、しなくても、その人徳がにじみ出ることで、周囲のみんなから笑みを引き出してしまう、十川。 卒部式での壇上での彼のコメントでは、3年間、福高ラグビー部の仲間といたことでのメリットを何か言ったあと、、、

「デメリットは、、、」ときた。

(おっ! 何か我々が気付くことのなかった重大告発がついに十川の口から発表か?) と会場の大観衆が耳を集音マイクにして壇上の十川に差し向けたところ、

「学力の低下でした。」と、吐露。 

そのスピーチのマ(間)と、お人柄に、最後までみんなを 笑笑笑 わしてくれました。

福高のファーブル(虫博士)、十川晃一

スーパーヘビー級SH(スクラムハーフ)の中尾。 
入部時、これだけの(隆々のマッスルマン)身体で、ハーフばしよー、、、2年生になってもまーだハーフばしよー、、、3年生になってもまーだハーフばしよー、、、と思いながらの3年間でしたが、結局、福高では、SH(ハーフ)、兼、球を放ーれる、4番目のバックローとして、アタックに、タックルに、縦横無尽の活躍をいたしました。  

顔面タックルで折れる鼻骨のスペアを、一番 ~ 三度上っ血゛まで持っているという、中尾康太郎

谷山シュンぺー。 

森監督と牟田口部長から、おごられておごられて成長しました。

まさに谷あり、山ありの三年間。 これだけ逞しくなれば、もう福高ラグビー部のOBとしては何のシュンぺーもありません。 

玄海の暴れん坊将軍、谷山俊平

入部時48kgのヤングラガーが何んと、今72kg。 何んと、プラス24kg。 何んと、150%の増殖を、何んと、成功させたみっちー。 

何んとなれば、私の今の体重が150%に筋肉増強したとして、何んとあの110kgの巨漢、井之上亮になってしまう、、、とゆーよーな仮定が成り立ってしまうんです。 

もー元に(48kg)戻ってもいいよ。

福高のスカッドミサイル、ミッチーこと、奥山道陽

キャプテン松下。 松下家から福高ラグビー部への入部が、長男、次男、三男、そしてこの四男、松下真七郎! と、4人の入部。 もういないでしょうね。

皆さん御承知のごとく、12月初めに、アゴの骨と鎖骨を同時に骨折し、わずか3週間と数日で、試合に復帰! 

入院中は流動食の毎日。 おいしい固形食を食べたくも叶わぬ歯がいさを、つい身のまわりの割り箸に向け、悔しくて悔しくて、思わず何本も折ってしまった、、、と、こーゆーつらい経験を経、

固形食が食べられるよーになると、そのとき折った割り箸を集め、セロテープで接合し、優しく使ってあげると、ダイジョウブ! りっぱに箸として機能した、、、
「おれも ↗」 と、、、こーゆーいじらしい経験も経ての奇跡の復活だったとは、、、
皆さんの御承知ないことであったでしょう!

そして、花園での初戦、本郷戦。 
本人の強い出場意思に応えるべく、この日の卒部式にお招きした近間先生はじめ、九大、木村外科のスタッフの皆さまに、総力をあげての医療技術と熱きオモイを結集していただき、松下キャプテンの花園での出場がかないました次第です。 

ありがとうございます。

前に前に先頭となってみんなを引っ張って行くその「不屈の精神」を松下の後姿に観て、福高ラグビー部、福高、そして全国の高校ラグビーファンが勇気と感動をもらったことでしょう。

キャプテンウルトラこと、ウルトラ松下真七郎

以上、卒部生の面々の面影を、虚実おり交ぜながらご紹介してまいりました。

これからの卒部生のみんなの益々の成長を祈っています。 

そしてときに、ふるさと福高のグラウンドに戻ってきて後輩たちへの指導をお願いします。 (今度からOB会費払わんと戻ってこれんけど。)

福高ラグビー部への応援よろしくお願いします! 

また花園でお会いしましょう! 

<追伸>

福高ラグビー部OB会では、NZクライストチャーチに続き、今回の東北関東の地震津波の大災害に対し、我々にできうることをこれから話し合い、少しでも現在避難中で生活にお困りの皆さま方に、ご支援をお届けしたいと考えています。
                            福高ラグビー部OB会会長 日野博愛
  

2011-03-17 11:21:16 – edit

コメント
3年生のみなさまお疲れさまでした。

去年は福岡での試合に数回、花園の試合2回行かせてもらいました。

特に花園をかけた小倉戦と本郷戦では大きな感動とあきらめないことの強さを教えてもらいました。あの試合は一生忘れません。

私もいつか子供が産まれてみなさんのような息子に育ったらどんなにうれしいかと思います。

3年生をはじめ、1、2年生の部員のみなさん、監督、コーチ、スタッフの方々、並々ならぬ応援をされている御父兄のみなさま、本当に素敵な福岡高校ラグビーをみさせていただきありがとうございました。

これからもずっと応援し続けていきます。

Posted by JIRO at 2011-03-31 13:02:48