24年10月 東筑高校(全国大会県予選準々決勝)

冬には、堪忍を心がけ、隠に陽気をじっくりと蓄える。

春に、芽吹き、旅立ち、あまねく陽光を他にふりそそぐ。

夏は盛りて、生を謳歌し、

秋、その豊潤をもって世に施す。

各々が、次々の、季節の到来を祈し、
粛々と生活を営んできた、生々滅々の輪廻を繰り返す、日本の四季です。

「実をならして仁を為す」秋の落ち葉たち

さて、我が福高ラグビー部も、いよいよ秋。

鍛錬、蓄積してきた、その実りの芳香を放つそのときが、いよいよ巡ってきました。

ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みぃつけた~♪

10月28日、準々決勝戦のお相手は、東筑高校さん!

前日夜半から降リ続いていた雨も、早朝にはあがり、11時KO(30分ハーフ)の試合時間には、会場の筑紫高校グラウンドの少し硬めの土壌は、いい塩梅の水を吸って、結果、ナイスコンディション。

身も心もひとつに!

高井キャプテンが、日頃の特訓の成果あいなって、ジャンケンに勝ち、
前半、福高は風下サイドを自主選択。

笛、高らかにゲームスタート!

サインはV!チョキで勝ちました!

東筑高校のKOを、しょっぱな④山口が、
ななんと、ダイレクトブロックで、ノッコン チャ チャ チャッ ↘↘↘

せっかくのMB(マイボール)を、YB(ヤンボール)にされ、
試合はYS(自陣右サイド10mライン手前)での リスタート。

④山口カムバック!<久方ぶりのゲームです>

が、FWの激しいディフェンスで、すぐに攻撃権を取り返した福高 ↗↗↗

最初のチャンスは、ML(マイボールラインアウト、相手陣22m付近右サイド)。

がが、②榊、この日の 「凬」 を読めず、なななんと、ノットストレート ↘↘↘

味方のジャンパーを信じて、ただただ真っ直ぐに投げよう!
低い視野で場を見渡し、相手の虚を突ける、②榊。

同地点のYSから、2次目、東筑、⑩のハイパントに対し、⑮高屋のカウンターアタックは、ななななんと、ピックアップ(タックル成立後にタックルされた者は、ボールを離さないといけない)の反則。

東筑高校のペナルティタッチは風に乗って、乗って、ななななななんと、福高自陣右コーナーフラッグ付近にナイスタッチ。

福高の⑤瀬尾も高所作業は得意。

こー、ななななななな、が続くと、トーゼン福高は、失点のピンチ!
 
前半7分。

YL(自陣右サイドG前) → YM(ヤンボルモール)を押され、
福高はあっさり被トライ。 東筑高校先制。 (0 : 7)

⑩井上の低いタックル!

こののち、東筑高校の低弾道タックルが、福高のアタックゲインをことごとく、阻み、福高チームのプレイに、徐々に、徐々に、上滑り感が浮いて出てきます、、、

それを感じ取った牟田口部長!

「ひとつひとつのプレイをしっかりと!」

との掛け声で、チームの火加減を少し弱火にし、
その上滑り感 漂う灰汁を、お玉できれいに救い取ってくれました。

リリーフ⑮高屋の出現で、心気安く蹴れるよーになった⑬若菜。

前半17分、福高同点。

ML(相手陣左サイド、22m-G) → こーして、あーなって、そーいったところに、ドンと突っ込み左中間へのトライ。 (7 : 7)

ウォーリー中西をさがせ!

前半20分、福高逆転。

東筑高校の⑩-⑫がそーしよーところに、、、
そーしとって、そーしたら、そーしての40m独走。 (12 : 7)

「香車」 と 「桂馬」の動きをもつ⑪本田。

前半29分、福高追加点。

ML(相手陣10m付近右サイド) → 福高の8次の連続攻撃が、⑩-⑧-⑮-⑧の詰めとなって、末永健雄名人の勝ち。 (19 : 7)

福高のターミネーター⑧末永。

ハーフタイム ~

福高応援団の部員が、たくさん たくさん 来てくれてます。

今日は、福高も、東筑も、メインのジャージの色が同色の赤、ということで、

お互いにサブジャージを着て臨んだ試合だったのですが、、、
                        (福高は白。 東筑は濃いブルー。)

フィットネスNo.1の⑭北﨑

ここで 「もし」 を、もし、許してもらえるならば、、、

もし もし、聞こえますか? 

そー! もし、「もし」 を許してくれるならば、、、です。

もし、この日、福高のサブジャージがあの福高応援団のジャージで、、、
あの福高応援団のジャージが福高の赤白シャージであったならば、、、

グラウンド内のプレイヤーが「デッ!」 と気合の声を発するや、グラウンド外の応援団が「オッ!」 と応え、グラウンドの内外で相和するこのハーモニーが、心地よい緊張感を呼び起こし、、、これはいい! となって、いずれそのやり方が、次世代福高の応援風景となったやもしれません。 

ハーハーフーフータイム!

そしたらもー、福高のプレイヤーと、応援団の間に醸し出される、このピンッと張りつめた空気感をもって進むゲームの中、、、

これまでのように、我々、軽々に、「オラオラオラ~! ガンバランカァーフッコー!」なぞと、不用意な応援はもーできませんね。

その者は、プレイヤーと応援団の紡ぐゲームの緊張感を乱した不埒不届き者として、赤白ジャージの福高応援団部員にさっと拉致され、歯中引き回しの上、下、右、左、ぐちゅぐちゅと、百回のうがいを強制されてしまうことに あいなることでしょう。

フレ~フッコ!フレ~フッコ!フレッフレッフレッ!ハイ?・・・・(声がちーさーい!)

と、、、さようなモーウシ、いや、モーゾウを吹き飛ばすべく、
脳天を突ん裂くような、後半始まりを告げる笛の音!

コンバージョン、抑えのエースは⑮高屋。

後半2分、福高先制!

⑬若菜が、相手陣G前でタテズドン!と、いいゲインで、相手ディフェンスラインをへこますと、 → 1、2、3次と、福高がフェイズ(攻撃)を重ねてトライ。 (26 : 7)

次回タテドン2の発射予告をする⑬若菜。

そののち、福高は、

後半10分。 (33 : 7)

後半16分。 (40 : 7)

後半19分。 (47 : 7)

後半26分。 (54 : 7)

と、得点を重ねますが、東筑高校のチームは、この得点差と残り時間から、通常、いつ折れてしまってもおかしくない状況にもかかわらず、益々、闘志に火をくべるがごときのタックルで、終始果敢なプレイを絶やすことありません。

伝統校の 真 善 美 が沸々とプレイに滲み出る感。

三人寄ってもなんぼの智恵?

後半29分。

東筑は、その烈しいタックルから、福高のノッコンを誘い、MS(東筑自陣22m付近右サイド)から素晴らしい攻撃を重ね、文句なしのトライをあげました。 (54 : 14)

あっぱれ幸村! 

「今はこれで戦は終わり也。 あとは快く戦うべし。」

と、福高本陣へ突撃敢行!

東筑高校チーム一丸となった、鬼神迫りくる勢いの武者振りでありました。

スクラムのラム肉のとこ、グラム100円で特売中!
福高テンポラグビーのネジ巻き役は、⑨吉松。

このあと行われました、筑紫高校と福岡工業の試合は、筑紫高校が勝利し、

福高の準決勝のお相手は、その筑紫高校さん。

 準決勝は、11月4日(日)

 春日公園球技場にて、次の2試合。

  ◆11:00 KO → 福  高  対  筑  紫

  ◆12:30 KO → 東福岡  対  小  倉

  「ひとつひとつのプレイをしっかりと!」

            福高ラグビー部への応援よろしくお願いします!

マネージャーもテンポ!テンポ!
フォークが先か?スプーンが先か?上級生の次の行動を見守る1年生たち。

[ 10/28(日)のスターティングメンバー]

    ①小田部(2年) ②榊(3年) ③大穂(2年)

    ④山口(3年) ⑤瀬尾(3年)

    ⑥柳(2年) ⑦大原(1年) ⑧末永(3年)

    ⑨吉松(3年) ⑩井上(1年) 

    ⑪本田(3年) ⑫高井(3年) ⑬若菜(3年) ⑭北﨑(1年)

    ⑮高屋(2年)

    16.近藤(3年) 17.和才(3年) 18.瀧本(3年) 19.平野(3年)

    20.松尾(3年) 21.平田(2年) 22.谷川(3年) 23.渡辺(2年)

    24.上村(2年) 25.川津(2年)

    <選手交代>

    後半17分、⑭北﨑 OUT → 谷川(3年) IN。

    後半17分、②榊 OUT → 近藤(3年) ③へIN。

    後半17分、大穂①へ、小田部②へ

    後半24分、⑬若菜(3年) OUT → 渡辺(2年) IN。

    後半27分、①大穂 OUT → 和才(3年) ②へIN。

    後半27分、小田部①へ

おつちいて聞いてください!「高屋の指に目が入った瞬間です!」 

2012-10-29 19:10:16 – edit

コメント
福高完勝にも拘わらず、そう感じさせなかった東筑の諦めない闘志、見習うべき試合だったと思う。いよいよ筑紫との戦い。最後の1秒まで死力を尽くせば勝てる。福高魂に期待している。

Posted by 福高OB at 2012-10-29 19:34:39