冬には、堪忍を心がけ、隠に陽気をじっくりと蓄える。
春に、芽吹き、旅立ち、あまねく陽光を他にふりそそぐ。
夏は盛りて、生を謳歌し、
秋、その豊潤をもって世に施す。
各々が、次々の、季節の到来を祈し、
粛々と生活を営んできた、生々滅々の輪廻を繰り返す、日本の四季です。
「実をならして仁を為す」秋の落ち葉たち
さて、我が福高ラグビー部も、いよいよ秋。
鍛錬、蓄積してきた、その実りの芳香を放つそのときが、いよいよ巡ってきました。
ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みぃつけた~♪
10月28日、準々決勝戦のお相手は、東筑高校さん!
前日夜半から降リ続いていた雨も、早朝にはあがり、11時KO(30分ハーフ)の試合時間には、会場の筑紫高校グラウンドの少し硬めの土壌は、いい塩梅の水を吸って、結果、ナイスコンディション。
身も心もひとつに!
高井キャプテンが、日頃の特訓の成果あいなって、ジャンケンに勝ち、
前半、福高は風下サイドを自主選択。
笛、高らかにゲームスタート!
サインはV!チョキで勝ちました!
東筑高校のKOを、しょっぱな④山口が、
ななんと、ダイレクトブロックで、ノッコン チャ チャ チャッ ↘↘↘
せっかくのMB(マイボール)を、YB(ヤンボール)にされ、
試合はYS(自陣右サイド10mライン手前)での リスタート。
④山口カムバック!<久方ぶりのゲームです>
が、FWの激しいディフェンスで、すぐに攻撃権を取り返した福高 ↗↗↗
最初のチャンスは、ML(マイボールラインアウト、相手陣22m付近右サイド)。
がが、②榊、この日の 「凬」 を読めず、なななんと、ノットストレート ↘↘↘
味方のジャンパーを信じて、ただただ真っ直ぐに投げよう!
低い視野で場を見渡し、相手の虚を突ける、②榊。
同地点のYSから、2次目、東筑、⑩のハイパントに対し、⑮高屋のカウンターアタックは、ななななんと、ピックアップ(タックル成立後にタックルされた者は、ボールを離さないといけない)の反則。
東筑高校のペナルティタッチは風に乗って、乗って、ななななななんと、福高自陣右コーナーフラッグ付近にナイスタッチ。
福高の⑤瀬尾も高所作業は得意。
こー、ななななななな、が続くと、トーゼン福高は、失点のピンチ!
前半7分。
YL(自陣右サイドG前) → YM(ヤンボルモール)を押され、
福高はあっさり被トライ。 東筑高校先制。 (0 : 7)
⑩井上の低いタックル!
こののち、東筑高校の低弾道タックルが、福高のアタックゲインをことごとく、阻み、福高チームのプレイに、徐々に、徐々に、上滑り感が浮いて出てきます、、、
それを感じ取った牟田口部長!
「ひとつひとつのプレイをしっかりと!」
との掛け声で、チームの火加減を少し弱火にし、
その上滑り感 漂う灰汁を、お玉できれいに救い取ってくれました。
リリーフ⑮高屋の出現で、心気安く蹴れるよーになった⑬若菜。
前半17分、福高同点。
ML(相手陣左サイド、22m-G) → こーして、あーなって、そーいったところに、ドンと突っ込み左中間へのトライ。 (7 : 7)
ウォーリー中西をさがせ!
前半20分、福高逆転。
東筑高校の⑩-⑫がそーしよーところに、、、
そーしとって、そーしたら、そーしての40m独走。 (12 : 7)
「香車」 と 「桂馬」の動きをもつ⑪本田。
前半29分、福高追加点。
ML(相手陣10m付近右サイド) → 福高の8次の連続攻撃が、⑩-⑧-⑮-⑧の詰めとなって、末永健雄名人の勝ち。 (19 : 7)
福高のターミネーター⑧末永。
ハーフタイム ~
福高応援団の部員が、たくさん たくさん 来てくれてます。
今日は、福高も、東筑も、メインのジャージの色が同色の赤、ということで、
お互いにサブジャージを着て臨んだ試合だったのですが、、、
(福高は白。 東筑は濃いブルー。)
フィットネスNo.1の⑭北﨑
ここで 「もし」 を、もし、許してもらえるならば、、、
もし もし、聞こえますか?
そー! もし、「もし」 を許してくれるならば、、、です。
もし、この日、福高のサブジャージがあの福高応援団のジャージで、、、
あの福高応援団のジャージが福高の赤白シャージであったならば、、、
グラウンド内のプレイヤーが「デッ!」 と気合の声を発するや、グラウンド外の応援団が「オッ!」 と応え、グラウンドの内外で相和するこのハーモニーが、心地よい緊張感を呼び起こし、、、これはいい! となって、いずれそのやり方が、次世代福高の応援風景となったやもしれません。
ハーハーフーフータイム!
そしたらもー、福高のプレイヤーと、応援団の間に醸し出される、このピンッと張りつめた空気感をもって進むゲームの中、、、
これまでのように、我々、軽々に、「オラオラオラ~! ガンバランカァーフッコー!」なぞと、不用意な応援はもーできませんね。
その者は、プレイヤーと応援団の紡ぐゲームの緊張感を乱した不埒不届き者として、赤白ジャージの福高応援団部員にさっと拉致され、歯中引き回しの上、下、右、左、ぐちゅぐちゅと、百回のうがいを強制されてしまうことに あいなることでしょう。
フレ~フッコ!フレ~フッコ!フレッフレッフレッ!ハイ?・・・・(声がちーさーい!)
と、、、さようなモーウシ、いや、モーゾウを吹き飛ばすべく、
脳天を突ん裂くような、後半始まりを告げる笛の音!
コンバージョン、抑えのエースは⑮高屋。
後半2分、福高先制!
⑬若菜が、相手陣G前でタテズドン!と、いいゲインで、相手ディフェンスラインをへこますと、 → 1、2、3次と、福高がフェイズ(攻撃)を重ねてトライ。 (26 : 7)
次回タテドン2の発射予告をする⑬若菜。
そののち、福高は、
後半10分。 (33 : 7)
後半16分。 (40 : 7)
後半19分。 (47 : 7)
後半26分。 (54 : 7)
と、得点を重ねますが、東筑高校のチームは、この得点差と残り時間から、通常、いつ折れてしまってもおかしくない状況にもかかわらず、益々、闘志に火をくべるがごときのタックルで、終始果敢なプレイを絶やすことありません。
伝統校の 真 善 美 が沸々とプレイに滲み出る感。
三人寄ってもなんぼの智恵?
後半29分。
東筑は、その烈しいタックルから、福高のノッコンを誘い、MS(東筑自陣22m付近右サイド)から素晴らしい攻撃を重ね、文句なしのトライをあげました。 (54 : 14)
あっぱれ幸村!
「今はこれで戦は終わり也。 あとは快く戦うべし。」
と、福高本陣へ突撃敢行!
東筑高校チーム一丸となった、鬼神迫りくる勢いの武者振りでありました。
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福高テンポラグビーのネジ巻き役は、⑨吉松。
このあと行われました、筑紫高校と福岡工業の試合は、筑紫高校が勝利し、
福高の準決勝のお相手は、その筑紫高校さん。
準決勝は、11月4日(日)
春日公園球技場にて、次の2試合。
◆11:00 KO → 福 高 対 筑 紫
◆12:30 KO → 東福岡 対 小 倉
「ひとつひとつのプレイをしっかりと!」
福高ラグビー部への応援よろしくお願いします!
マネージャーもテンポ!テンポ!
フォークが先か?スプーンが先か?上級生の次の行動を見守る1年生たち。
[ 10/28(日)のスターティングメンバー]
①小田部(2年) ②榊(3年) ③大穂(2年)
④山口(3年) ⑤瀬尾(3年)
⑥柳(2年) ⑦大原(1年) ⑧末永(3年)
⑨吉松(3年) ⑩井上(1年)
⑪本田(3年) ⑫高井(3年) ⑬若菜(3年) ⑭北﨑(1年)
⑮高屋(2年)
16.近藤(3年) 17.和才(3年) 18.瀧本(3年) 19.平野(3年)
20.松尾(3年) 21.平田(2年) 22.谷川(3年) 23.渡辺(2年)
24.上村(2年) 25.川津(2年)
<選手交代>
後半17分、⑭北﨑 OUT → 谷川(3年) IN。
後半17分、②榊 OUT → 近藤(3年) ③へIN。
後半17分、大穂①へ、小田部②へ
後半24分、⑬若菜(3年) OUT → 渡辺(2年) IN。
後半27分、①大穂 OUT → 和才(3年) ②へIN。
後半27分、小田部①へ
おつちいて聞いてください!「高屋の指に目が入った瞬間です!」
2012-10-29 19:10:16 – edit
コメント
福高完勝にも拘わらず、そう感じさせなかった東筑の諦めない闘志、見習うべき試合だったと思う。いよいよ筑紫との戦い。最後の1秒まで死力を尽くせば勝てる。福高魂に期待している。
Posted by 福高OB at 2012-10-29 19:34:39