寄稿 高校51回

福髙ラグビー部で得られたもの

林直輝

1. 自分の弱さを認め、困難を乗り越える力

高校時代の自分はタックルに行けなかった。下級生の頃はトライを取れることを褒められて、最上級生になったらタックルに行けないことを怒られた。重隆さんや豊山さんに怒られても、スポーツも勉強もできると思っていた自分は、「タックル行ってるじゃないか」、「トライ取っているじゃないか」と心の中で思っていた。

でも、心の底では分かっていた。大学ではタックルできない人間には絶対なりたくなかった。怪我しても構わんと死ぬ気で行った。気づいたらタックルできる自分がいた。

自分には、最初から自分の弱さを認め、困難を乗り越える力がなかった。でも、福髙ラグビー部があったからこそ、次は乗り越えることができた。

2. 大人になっても定期的に仲間と会える機会

高校51回は、毎年12月30日に忘年会を行う。年によって、来るやつは変わる。男だけの年もあれば、家族連れの年もある。場所は、できる限り「いのいちばん」。我らがキャプテンが経営する居酒屋だ。店の設計をしたのは同期のセンター。

大人になると色々ある。考え方も変われば、しがらみもたくさんできる。それなのに、変わらず開催される忘年会。自分が行こうと思えばいつでも行ける。何年参加してなくても、前と同じ空気感で会える。最初1時間くらいは、顔出してなかったことをいじられるけど。

大人になっても変わらず会える仲間が大切なのはいうまでもない。福髙ラグビー部では、当然、そんな仲間はできる。それに加えて重要なのは、定期的に会う機会を作っておくこと。若いうちから定例化しておくべし。