寄稿 高校69回

私の基礎を築き上げてくれた場所

谷川優也

 福岡高校ラグビー部 69回 谷川優也です。
 現役時代はFWで主にフランカーで、ラグビー部には初心者として入部しました。
 卒部からはや7年を迎えようとしていますが、当時の練習や試合については明確に記憶に残っており、未だに夢に出てくることがあります。どちらかといえば、苦しかった出来事の印象が強く、今振り返ってみるとよく3年間乗り越えることができたなと感じています。ただ、結論から言いますと、このラグビー部へ入部して本当に良かったと思っています。数え切れないほど、貴重な経験を積むことができました。ともに3年間を過ごした同期の存在はもちろんのこと、先生方やOBの皆さま、そして先輩方・後輩のメンバーの存在など、その他書き切ることは出来ませんが、たくさんの人に支えられたからこそ、最後まで続けることができました。今さらではありますが、この場を借りて御礼申し上げます。
 現在は東京で日々仕事に励んでおり、今年で社会人3年目となります。これまでの学生時代であれば、3年も経てば先輩の立場となるところでしたが、当然そのようなことはなく、若手らしく懸命に業務に打ち込んでいるところです。一方で高校時代の部活動で築いてきた心身の基礎的な体力や、困難な場面においても粘り強く取り組む姿勢など、様々な場面で役に立っているのでは、と思います。将来的に後輩や部下を抱え、マネージャーという立場になったとしても、初心を忘れずに取り組んでいきます。
 最後になりますが、福岡高校のラグビー部が創部100周年を迎えるにあたり、代々積み上げてきた伝統や歴史の1ページとなれたことを、大変誇りに思っています。なかなか現役の皆さんの活動を直接見ることはできていませんが、陰ながら皆さんの活躍を応援するとともに、微力ではありますが少しずつ恩返し出来ればと考えています。今後のますますのご活躍と、福岡高校ラグビー部のいよいよの成長・活躍をお祈り申し上げます。