福岡城南
60 - 8フルタイム |
概要
前半 福岡22 – 3城南(4T1G – 1PG)
後半 福岡38 – 5城南(6T4G – 1T)
合計 福岡60 – 8城南(10T5G – 1T1PG)
メンバー表(黄色3年生・赤2年生・青1年生)
赤地に白線2本のジャージから「気合い」が沸き立つ。この季節がやってきた。全国大会「花園」を懸けた県大会の初戦。4回戦で城南高校と対戦した。
一気に流れをつかんだ。ラインアウトモールを押し込み、最後は2番児嶌がトライ。試合開始から、わずか2分。5対0と先制した。
序盤からタックルが刺さった。スクラムから展開する城南に対し、まずダブルタックルで倒すと、高校日本代表候補で主将の小林が狙い澄ましたように仰向けに倒した。その圧力に城南もボールを前に落とした。センターライン付近での福高のスクラムを得た。
そのスクラムから好機をつくったのは、日本協会の男子セブンズユースアカデミーにも参加した15番の森。外に延びるようなランで大きく前に出た。
ラックから折り返すと、8番の浅井のオフロードパスから10番の藤野がトライをあげた。前半8分、10対0とペースを握った。
城南がボールを持っても福高らしい前に出るディフェンスで押し戻す。立ち上がっては愚直に突き刺さった。
さらにゴールラインドロップアウトから大きくリターン。密集からのパスを6番の小林がいい角度で受けて前に出ると、2番の児嶌が相手に当たってターンしながらトライ。前半16分、17対0。着実に点を重ねた。
だが、防御で前に出ようとする意識が強くでたのか、福髙がラインオフサイドの反則。城南がペナルティゴールを決め、17対3と追いすがった。
このまま終わりたくはない前半。城南陣10メートルライン付近のスクラム。10番の藤野の仕掛けで前にでるとパスを一つ一つつないで、最後までしっかりフォローについていた7番の長尾がトライ。前半を22対3で終えた。
迎えた後半も福高の勢いは止まらない。相手のボールを奪うターンオーバーから連続攻撃。10番の藤野がロングパスを放つと、大外に余った11番の志賀がトライ。後半6分、27対3。
怒濤の攻めは続く。3分後の後半9分、蹴り合いで福高がいい位置に落とすと、そこにプレッシャーをかけ、最後は4番の石橋がトライ。34対3。
さらに後半12分、福高は中盤のラインアウトから展開。6番の小林がパスを放った後に、そのまま外にフォローについてパスを受け、自ら抜け出して独走のトライ。41対3。パスからフォローの動きが生きた。
それでも城南は切れない。福高は自陣ゴール前まで迫られた。ボールを拾っては前に出るピックアンドゴーを繰り返す城南を止められず、トライを奪われる。後半18分、41対8に。
ここから福高は一気に突き放した。ラックから9番の古賀が、誰もいない裏のスペースにキックを蹴り、24番の辻村がおさえた。後半21分で48対8。おそらく外側の呼びかけで古賀はキックを判断した。外の声が好機を生み出す。
続いて、スクラムから大外に展開し、ラックからの折り返しの攻撃で、1番の新屋が倒れずに前にでて防御を集めると、そこからのラックでブラインドから11番の志賀が入って、防御を切り裂いた。後半25分、55対8。
最後にもう一本。後半28分、城南ラインアウトのボールを奪って、そこから展開、22番の堂本の裏キックのボールを拾った20番の下山がトライをあげた。60対8で初戦を終えた。
どうしても硬くなりがちな初戦だが、序盤から主導権を握ったことで、順調に得点を重ねた。次戦は県大会準々決勝で東海大福岡との闘い。どれだけ激しくタックルできるのか。何度でも前に出て倒せるのか。心熱くする試合が待っている。
詳細
日付 | 時刻 | シーズン |
---|---|---|
2023年10月22日 | 1:40 PM | 2023 |
会場
修猷館高校 |
---|
結果
チーム | TRY | GOAL | PG | DG | PT |
---|---|---|---|---|---|
福岡 | 10 | 5 | 0 | 0 | 60 |
城南 | 1 | 0 | 1 | 0 | 8 |