20年6月  筑紫丘高校(練習試合)

6月14日(土)筑紫丘高校との練習試合。今回ぜひ特命で載せていただきたいということで、ご父兄のMさん(キャプテンの御父君)にレポートを書いていただきました。(←ありがとうございます!) 以下。

13時30分さわやかグラウンド到着。午前中の日差しが陰り、曇天模様、湿気あり。時折流れる博多湾からの涼風が妙に心地よし。何故か、ボズ・スキャッグスの『ハーバーライト』のメロディを思い出してしまった…………。

本日の対戦相手は、先般の九州大会県予選四回戦で対戦、手こずった筑紫丘高校。全盛期を目指すべく、このところ成長著しい。
 
14時30分福高アップ開始。ところが、どうしたことか20番高取(3年)、早やアップの段階で眉の辺りから出血、気合の入りすぎか!

いつもとは記述方法が異なりますが、スターティング・オーダーは次のとおり。

  1川上(2年)、2栗原(3年)、3今村(3年)、4重(2年)、5犬塚(3年)、6松島(3年)、7城塚(3年)、8水上(2年)、9櫛山(3年)、10真鍋(3年)、11古賀(3年)、12樺島(3年)、13松下 兄(3年)、14河本(3年)、15松下弟(1年)

本日の練習試合は、Aチーム30分2本、Bチーム30分1本。

Aチーム、福高は風上を選択し、15時04分筑紫丘のキックオフで試合開始。福高キックオフのボールをキャッチ、自陣深くから蹴り返し、センター辺りでクラッシュ。双方とも、ノックオン・パスミス・ノットリリースザボール等々で一進一退が続く。

③今村の大事なボールにからんできた!

開始5分経過、自分達の得意とするスタイルに持ち込む戦術か、筑紫丘はここから約5分間、福高陣へ入ったところからモールへ、あっという間に22mライン内側辺りまで押し込まれ、福高は堪らずコラプシングの反則?なおも続くラックからの筑紫丘のサイドアタック、耐えに耐えた福高、パイルアップでようやくマイボールスクラム。スピードとアタックセンスのある福高バックス陣。しかし、ここはさすがに筑紫丘、バックス勝負ではなく、敢えてフォワード勝負。理にかなった見事な戦術です。

息子の彰吾です。お世話になってます。
   

福高は、自陣ゴール前マイボールスクラムからタッチへ、ボールは風に乗りハーフライン辺りのタッチへ。前半9分、ラインアウトでペナルティーをもらった福高は、ハリースタートから⑫樺島がうまくコースを走り、⑬松下兄へ、右隅やや中央よりへトライ。ゴールならず、5対0。

七転び八起きの⑦城塚
   

その後、福高はラック・スクラムからハイパンによる相手陣での攻防を試みるが、相手キャッチャーへのタックルに今ひとつ勢いが無い。しかし、前半17分キックの蹴り合いから筑紫丘の選手がゴールラインをまたいでボールを拾ったため、相手陣5メーター福高マイボールスクラム。スクラムから出たボールは⑩真鍋から⑫樺島へのループパスが決まり、最後は⑪古賀が左隅へトライ。ゴールならず10対0。

2トライ挙げたWTB土持
   

前半19分、福高ハイパンを相手キャッチミス、そのこぼれ球を福高雑技団⑩真鍋ナイスキャッチ(たまたまか?)からバックスへ、そこからトライが生まれる。押さえたのは、②栗原、ゴールも決まって17対0.

筑紫丘はさらにラックからサイドアタックに拘るも、堪らずバックスに回したところを福高早いディフェンスでターンオーバー、スクラムからナンバー8水上持ち出しナイスゲイン。
   
福高も相手陣でマイボールラインアウトとなるも、ノットストレート、未だ課題解決ならずといった感あり。続くラインアウトでもノックオン。課題が浮き彫りになりました。一方、ナイススピードで抜け出た⑥松島フクラハギを痛めて⑰井上へ交代、残念。(大した怪我でなければよいのですが)
   
一方、筑紫丘は前半29分、福高陣ゴール前での福高倒れこみの反則からハリースタート、福高陣裏へ蹴りこまれ、相手⑮が押さえてトライ、ゴールはならず、17対5で前半終了。
   
この頃、本日のキックオフの時間変更を知らないお父さん方数人が現れ、残念がることしきり。
   
15時43分、後半風下の福高キックオフでスタート。交代は次のとおり。

1川上(2年)→16田原(2年)、11古賀(3年)→18土持(2年)、14河本(3年)→20高取(3年)、15松下弟(1年)→19谷山(1年)
   
立ち上がり、またもやマイボールラインアウトで福高ノックオン。しかし、後半5分、ハーフライン付近での福高マイボールラインアウト、やっと成功、ハイパンで陣地獲得へ!しかし、福高のタックルがやはり甘く、チャンスの芽を潰してしまう。

一番右、1年奥山登場!
   

その後も福高ラインアウトは、またもやノットストレート。ラインアウトのミスが目に付かざるを得ないという言い方はおかしいかもしれませんが、如何ともし難い状態です。
   
ようやく後半10分、⑨櫛山からいいテンポで球が出て、⑩→⑬→⑱へパスが回り、土持ナイストライ、ゴール成功で24対5。ここで、⑳高取、今度は膝を負傷し交代、北島(1年)イン。
   
続いて、後半13分、福高陣で筑紫丘ラインアウトからモール・ラック・サイドアタックと攻め続けるが、福高のターンオーバーで流れが変わらず、逆に後半22分、SOが真鍋から北島へチェンジ、谷山FBへ、1年長谷川が20番のジャージを借りて登場。直後、⑱土持タッチライン沿いを走りゲインするも、⑲谷山へのパスは惜しくもスローフォワード、残念がる声が周囲のあちこちから聞こえました、しかしナイスラン!

中武参上!   
   

その後も福高バックスの連続展開が続き、後半28分、⑫樺島から⑧水上へボールが回りトライ、ゴールも決まり、31対5.
   
ダメ押しは、30分ロスタイム、土持がトライ。結局、36対5(トライ数6本対1本)で勝利。しかし、課題が残る一戦でした。

井上の気合いと、牟田口の間合い

このゲームを観戦した所感を苦言も含めて二つ。

1.2年生土持が、単純ではあるがタッチライン沿いをゲインしたいくつかの場面と2本のトライが光った。春から朝補習の前に、早朝練習に取り組んだことが結実したのでしょう。
   
2.ラインアウトの根本的な立て直しが必須であることが、あらためて浮き彫りとなった。これだけミスが続くのは、偶然ではなく、必然的に発生していると言わざるを得ない。①ミスの原因分析、②①をもとにした課題設定、③対策検討・反復練習・実戦、という手順を確実に踏んでやり直してください。
   
Bチームは、27対0(トライ数5本対0本)で福高勝利、1年生フォワード一列の活躍もさることながら、肩の永い故障から本日が復帰第一戦となった中武(3年生)の姿が印象的でした。ガンバレ、中武!!

2008-06-15 18:41:57 – edit

コメント
詳しい戦況報告有難うございます。
文面にもあるとおり、どうもラインアウトのボール獲得がいま一つのようですね。今日の試合はともかく、上位チームとの対戦では命とりになりそうです。ラインアウトが上手く行かないと、ゲームの組み立てができなくなりバックスの攻撃も半減します。
おそらく今日、ラインアウトが上手くいっていたらあと3トライは取れたんじゃないですか。
筑紫戦は1番キャッチでかなり上手くいってたように思いますが。しかし、練習試合ですから弱点の克服ということも大事な事ですからそれは指導者に任せる事にします。同じ日に修ゆう館と城東の試合があって城東が勝ったそうです。福高もうかうかしてられないと思います。辛口の感想を申し訳ありませんが花園めざして頑張ってください。

Posted by 福高OB at 2008-06-15 19:21:28