20年10月 東筑高校(全国大会県予選初戦)

全国大会福岡県予選。 ベスト8進出を懸けて、10月26日(日)筑紫高校と修猷館高校のグラウンドでそれぞれ4試合が行われました。

小雨そぼ降る中、傘、傘、傘、がグラウンドの周りに咲いていた修猷館グラウンドも、福高 : 東筑 のゲーム開始時にはすっかり雨も上がり、地面は前3試合によって馬場よく耕され、大分走りよくなったようです。

KO真近。 どこにひそんでいらっしゃったのやら、福高の応援席テント周りに生徒、OB、ご父兄、学校の関係者が続々と集まってきました。

大和が国の始まり、大八洲が島の始まりならば、九州中等学校ラグビーの始まりは福中福高。 

なんぞ今日のゲームの一挙一動を見のがすことあるべけんや! いざ!お家再興。 形勢不利と観れば、いつでも助太刀つかまつる。。。と、逸る野性を、そこは重厚と篤実の御身に包み隠したOBのお歴々が、鼻息押さえてパイプ椅子に鎮座。 

中堅、若手のOBが、このご年配のOBいまします応援席を中にして、鶴翼の陣よろしく左右に布陣。 

お母さん方はお仲間に、こっちこっちと、彼岸か此岸かこちらに誘い、スーパーのレジ並びへの最短コースを判断するがごとく、瞬時の早さで適地陣地を確保。 

お父さん方は、お母さんの影を踏まずに三歩さがってつつましく夫陣。 

亀岡校長先生が、ウン、ウンと、この応援団の布陣を俯瞰し、応援団は準備OK。 

森監督と牟田口部長に魂を注入された選手がグラウンド入り。 → 真剣な、顔、顔、顔、がこの応援団席の顔、顔、顔にも飛び火。

曇天、無風。 数秒の静寂と無呼吸。 → 15時。 KOの音。

ふところにボールが吸い付く、エイトマン水上

福高KOのボールを東筑ダイレクトタッチ。 → マイボールラインアウト(ML)(相手陣22m左) → 2次アタック後、ペナルティをもらい右端から左まで大きなラインがしなって、⑧水上、②栗原のライン参加で⑮松下弟左端へトライ。 前半2分、福高先制。 (5:0)

前半5分、⑤犬塚、足に違和感あり、無理せず、⑯中武と交代。(中武、今が今までで一番の絶好調とのこと。 頼もしかことです!)

目、口、顔、もステップする、⑫樺島

この後、キックの応酬あり。 

前半8分、キック応酬の均衡を破り、⑪のカウンターアタックから、福高ゲイン。 相手陣22mに入って、福高全員 「と金」 となって3次、4次とたたみ込み、左45度へ詰めのトライ⑭櫛山。 (12:0)

前半12分、ML(相手陣22m手前左) → これも左右に4次目、⑨中尾→⑩真鍋→⑫樺島→⑬松下兄→⑪福岡 ときれいに詰めて左端へのトライ。 (17:0)

④重ナイスジャッカル!

クラブを換えんでも距離を調節できる⑩真鍋のキック

前半15分、はやてのように現れてどーんとライン参加。どこのだれかは知らないけれど誰もがみんな知っている⑮松下シン → ⑭櫛山にまわってトライ。 (24:0) エイトマン水上もナイス!

前半20分、⑨→⑩→⑫→⑪福岡、桂馬のように カクッとスコーンで 中央突破トライ。 (31:0)

25分頃、YL(自陣ゴール前)、初ピンチに、福高少し動じたが、少しも動じず。福高FWのディフェンスが押し勝って、タッチに押し出す。 ③今村、今日のMVP。 

グラウンド1周がなくてラッキーでした。

その後、相手陣にて、福高のペナルティタッチがノータッチ。 → 東筑のアタック。 この2ndピンチも、⑥徳永のナイスタックルでジュッと火消し。

前半30分、相手陣左中間より、2次で左の⑭へ。 → ゲインし、フォローの ⑬ or ⑥? でトライ。 (36:0)で前半終了。

福高ラグビー部の研ぎ澄まされた若い気迫と、鍛え上げられた身体を目の前にして、曇天で、天高くもないのに、腹肥ゆるばかりの今日の自分を照らし見、自省と恥辱から悲憤慷慨 → 心機一転。 明日からこそは。。。との誓いがメラメラと湧き起るハーフタイムでした。

強さにスピードが加わった、キレとコクある、②栗原

後半4分、⑨→⑩→①川上ライン際、うちへ返して→⑫→⑦松島のトライ。 (41:0)

後半12分は、ペナルティをもらってハリーで回してのトライ。 ⑨→⑩→⑦→⑮谷山→⑦城塚。 (48:0)

23分、⑪古賀ナイスプレッシャー! NZの羊に鍛えてもらった成果が出てきた。 27分、⑭高取インターセプトでゲイン。 うちに付いた⑬松下へのパスに慈愛が欲しかった。 惜しい!

⑥徳永をインゴールへ追い立て、誘導した、⑪古賀(後ろ)

後半31分、東筑のハイパンをマイボールゲット。 3次、4次と展開し、①田原、縦に突進。もうちょっと。しかしここにきて相手BKディフェンス減員。 福高、左オープンにきれいに回して、⑨→⑩→⑫→⑬→⑧ のトライ。 (55:0)試合終了。

なんぞ~べけんやのOB諸兄も、鶴翼の陣のOB達も、陣地確保のお母さん達も、つつましやかな細うでのお父さん等もみんな、「ヨシヨシ。」とか、ちょっと思い出して「いやいや。」とか、ふと立ち止まり、でも「まあまあ。」とか、うなずきつつ、まずは福高初戦勝利をほくそ笑みつつ、三々五々、帰路に散っていきました。

蟻地獄にはまる⑦城塚(柔らかい地面でした)

次回、準々決勝は11月2日(日)。 グローバルアリーナに於いて。 12:15KO。 対戦高は明善高校です。

一剣 天によって寒し

いかで~~、 いずくんぞ~~、 ~~あらざるなしや、 で、厳しくもあたたかい応援を、またよろしくお願いいたします。

<10/26 のスターティングメンバー>

1.川上厚(2年) 2.栗原徹士(3年) 3.今村駿二(3年) 

4.重智廣(2年) 5. 犬塚貴文(3年) 

6.徳永吉彦(3年) 7.松島佑太(3年) 8.水上友輔(2年) 

9.中尾康太郎(1年) 10.真鍋健太郎(3年) 

11.福岡堅樹(1年) 12.樺島亮太(3年) 13. 松下彰吾(3年主将)

14.櫛山博史(3年) 15.松下真七郎(1年)

16.中武信佑(3年) 17.城塚功太郎(3年) 18.松村敏朗(2年) 

19.田原啓伍(2年) 20.井上大勇(2年) 21.土持寛樹(2年)

22.高取宏光(3年) 23.古賀祐介(3年) 24.白石翔(2年)

25.谷山俊平(1年)

<選手交代>
 
 前半11分、⑤犬塚 OUT → ⑯中武 IN。
 
 後半 0分、⑮松下 OUT → 25谷山 IN。
 
 後半 4分、①川上 OUT → ⑲田原 IN。
 後半 4分、⑦松島 OUT → ⑰城塚 IN。

 後半20分、⑪福岡 OUT → 23古賀 IN。
 後半20分、⑭櫛山 OUT → 22高取 IN。

2008-10-27 17:44:30 – edit

コメント
どちらもあと2試合勝って、決勝が福高と修猷になったら、どれだけ盛り上がる事か想像しただけで怖くなります。今年のメンバーはその可能性が高いと思いますので、毎試合を楽しみに見ています。とにかく次の一戦もベストを尽くして下さい。

Posted by TY福高ファン at 2008-10-27 19:25:11


仰云る通りですね。小生の記憶では、最後の修・福決勝戦は、81年11月の平和台、主将尾郷のGaoal Line上の密集を前転で飛び越えるTryで優勝した様に記憶していますが、なにせ古い記憶ですので、間違いがあればご容赦ください。是非ともTYさんの夢の通りになることを私も祈念しています。

Posted by ultimate crush at 2008-10-27 22:48:27