21年4月  修猷館高校(定期戦)

4月29日。 昭和のころは天皇誕生日といい。 その後、みどりの日といい。 そしていま、みどりの日が5月4日にスライドされ、今日この日、4月29日は昭和の日となったそうです。 「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」というのが、祝日法の趣旨だとのこと。
~~ハクシキシカジカ。。。

してここ修猷館グラウンドではこの日、福高修猷館のラグビーの定期戦。

先の祝日法の趣旨に巨視的に思いを馳せつつも、今日お集まりの皆さんにとってのこの日は、「激動の日々を経て、福高を止めた、修猷を止めた85年の時代を顧み、両校の将来に思いをいたす」というのが両校OB会に共通する趣旨だとのこと。
~~フンフンカンヌン。。。

デッ! これで反応した人は本物の福高関係者です。
チャッチャッチャッの音で体がコマ送りで動きそう。

お陽さまは逃げも隠れもしない正々堂々の晴れ。 風は微風も、赤のジャージが、青のジャージが颯爽と目前に一陣吹けば、たちまちのぼる砂煙。 両校応援団旗が特大のコーナーフラッグとして各陣インゴール隅に対峙し、伝統の風を粛々とグラウンドに送っています。 現世では年配の応援席OBも、この応援団旗のゆらぐ風の下にはいつまでも若手OBに如かず。 タテにらせん状に絡み合って現在にいたる両校の、見えなくも、確かにある、多くのおもいと、大きな積み重ねに、感謝!

「少年老い易く、ガクッとなり易し。」 ご自愛のほどを!

12時KO。 青空に白いボールが上がり、両校のタテの糸がまた紡ぎ始めました。

修猷館高校は徹底してキックを使いスペースを突いてきます。 前半10分の修猷館の先制トライは、ML(福高マイボールラインアウト、自陣右、22m内)がYB(ヤンボール)に出、左右5次、SOが右オープンにコーナーフラッグ目がけて小さなキックパス。 → これが右WTBにすっぽりキャッチで、福高、左隅へ被トライ。 (0 : 7)

この10分間に4つのML。(修猷館のタッチによるML) このうち福高は最後のMLミスからの失点でしたが、修猷館には場面場面でうまくキックでゲインされました。

もーいーかい?

今度は福高。 前半16分、MS(マイボールスクラム、相手陣右中間、22m手前) → ⑩や⑨がFWの近場近場で勝負し、4次、⑮が右中間にゲインし、左内の⑪に返して、⑪正面にトライ。 (7 : 7)同点。

24分、これも修猷館のゴロパントで自陣ゴールラインまでゲインされ、修猷館2本目のトライ。 (7 : 14)。

川上からどんぶらこっとナイスタックル!

30分、ML(自陣22m左中間) → YBへ。 → 修猷館⑫コーナーフラッグ目がけてオープンキックパス → 左WTBにすっぽりキャッチで、福高、右隅へ被トライ。 さっきも同じシーンを書いたようですが、また書かざるをえませんでした。
(7 : 21)。

ハーフタイム。 前半の福高はSO、またSO→第1CTBや、SO→内へ返してFWの縦が、修猷館の強いディフェンスにゲインできず、そのためにポイントへの福高FWの入りに威力が無くなり、ときにターンオーバーでYBという悪循環になるも、今日の福高はあえてこのアタックに固執しました。 と、重ねて修猷館のキックでの陣取りに後塵を拝してしまいました。

森重流の舞を名取より直伝。「チン トン シャン!」たい。

後半開始早々1分、福高ターンオーバーから⑪70m独走し、トライ。 (14 : 21)。

「とび跳ねる人」 ロダン作

ここから20分間、両高得点入らず。 攻防も笛の誤りなしで時間が経過。

後半21分、福高ペナルティから 修猷館タッチ → YL(自陣左、ゴール前) → 
修猷館FW突いて、突いて、左中間にトライ。 (14 : 26)。

大きく勇ましいものをお持ちの井上!

後半25分、修猷館がターンオーバー → 左ラインに⑮がライン参加し → 左WTBへまわって修猷館5本目のトライ。 (14 : 33)

ABCDE-CD=阿部

後半29分、福高ターンオーバーから②の迫力あるゲインで相手陣へ → 福高2次の攻撃でペナルティをもらい → FWでハリー → ⑩-⑪でトライ。
(21 : 33)。

ドミノ倒しの準備中。

定期戦では3年ぶりに福高が負けました。 今年、新島杯は修猷館高校へ。

パチパチ!ボールへの執念で福高を凌いだ。

激ぇーしさにー、負けたー。 いぃーえ、自分にに負けたー。(今日は、やはり、祝日法の趣旨に鑑み、さびしく「昭和枯れすすき」でも歌っときましょう。)

いちにさんっ。ハイ離せ!

さて次は、OB戦の予定なのですが、福高の事前準備呼びかけ召集の不手際で、福高チームの人数が足らず、結果ゲーム中止とあいなり、修猷館高校さんには大変ご迷惑をおかけすることとなりましたこと、誠に申し訳なく、伏してお詫び申し上げる次第です。以後、同事態、重ねて無きよう配慮いたします所存です。ご寛恕賜わりますれば幸いでございます。どうかお許しください。

シャッシャと着替えた両校の生徒たちと修猷館の関係者の皆さんで、次は修猷館の食堂をお借りして懇親会会場の準備。 ありがとうございます。

ドキ時の自己紹介迫る!(福高1年生)

子どもたちはトンカツ定食弁当をバクバク食べ、OBはビールをチビチビやっていました。 グビグビいきたいんですが、なにせ今日はまだ体を動かしていないので仕方ありません。

1曲お頼申します。(修猷館10年生?)

新入生の自己紹介で両校お互いボディブローを交わし、最後は各々チーム、キャプテンの下、部歌を唱和し、エールを交換いたしました。

FUJITAフィルムの「写すんです!」

花園に向け、お互い切磋琢磨し、いい向上を目指してがんばりましょう!

2009-04-30 23:56:53 – edit

コメント
修猷館とは年一回の定期戦のみならず、年数回の練習試合をして、お互いのレベルアップにつなげて頂きたいと願っています。昔と違って今は上に強い高校がいるのですから。どちらかが県代表になれる日は遠くない気がしています。

Posted by TY福高ファン at 2009-05-07 10:20:23