今年もゴールデンウィーク期間恒例となりました「長崎遠征合宿」のはじまりぃー。
50人近い部員がバスに乗り込み、その荷物はバスのハラワタの部位にパンパンに詰め込まれ、入りきれない荷物はバス内部の尻尾部空間をはじめとする空間、空間を埋め尽くし、あげくには運転手さんの座席を10cm前にずらしてもらうか、いやそこは安全上、譲れん、などと、関係者の議論がそこまで及ぶ白熱した出発前の状況でした。 スーパーで「一袋どれだけ詰め込んでも 300円!」 を思い出す、あの、袋がはち切れソーで、袋が可哀ソーな、そんなバスの人袋〇〇円状態でした。
左が新1年生の中島侑紀チャン♡
5月3日AM8時、福岡高校を出発。
バスと、我ら牟田口先生の運転するスタッフの乗った車は、渋滞もなく流れはいたってスムース。 高速料金1000円ポッキリ。 車窓を過ぎる新緑の山々。丘々を超え、口笛吹きつつ、空は海青空、ランララランララン、、、と長崎多良見IC 到~着。
?㊧m怪m㊨? 料金所左前方に警官発見! 状況を見てこれはノットシートベルトだなっ!と即座に冷静に的確に判断。 あうんの呼吸で後部座席のクレバーなコーチ二人がシートベルトをしゃっとしてノットペナルティ。 こういうコミュニケーションをともなったフレキシブルな行動を喚起するアンテナを日常常にみんなに養ってほしいことを願い、些事ここにあえて記した次第。 警察のみなさんゴクローサン! とその労を余裕でねぎらって、一行は予定通り11時少し前に、かきどまりグラウンドに到着。
とにかくガンバレ!
現地で唐揚げ弁当速食。 食後1時間後のゲーム開始予定。 小雨ぽつぽつの中、アップのための練習開始。 福高は井上をはじめ頭を丸める者が多くなってきました。 福高ラグビー部の門をたたき、牟田口管主を師と仰ぐようになり、ここにきて帰依の心が形となって現われてきたものでしょう。
大有にナンマイダナンマイダ?と唱えると、1枚刈りと答えていました。
◇12:45KO。 まずは長崎南山高校(長崎)と30分ハーフ。(1本。以下同じ。)
北島のセイちゃんは、気立てのいい子だよ~♪
7分、14分、21分に長崎南山にトライされ、(0 : 17)。 福高は長崎のリングに上がるやいなや、ボディ → ストレート → アッパーカットと、3連発でいきなり張り倒されてしまいました。 心の中でランララランのラの字でも残っているとこうやって点数を取られるということ、 またほんのちょっとの隙を見せると、それをカバーできるフィットネスを持っていないということをよーく自覚してかかってゆかんと、こーゆーことになります。
◇13:21KO。 続いては江の川高校(島根)との30分ハーフ。
「オラと遊ぼ!」⑮松下シンちゃん
福高8本取って、(50 : 0)。 「バッテン、やればできローガ。」の、バッテン流のローガ派が福高とすれば、 一方、「ドギャンもコギャンも先生がソゲいっちょらいたー。」の、ドギャン流、ソゲ派は江の川高。 両校の指導陣の雄叫びに、それぞれの流派の特色が遺憾なく発揮されていたようです。
◇14:38KO。 今度は延岡星雲高校(宮崎)との30分ハーフ。
むせかえる緑に水を差す。そんな天気でした。
福高、18分、20分にトライを挙げて、(12 : 0)。 ~~君が見た光。 僕が見た希望。 ふれあいの心。 失礼!これは青雲。 星雲高校は「ひとり一人が主人公。 品性を磨くのを第一とし、学力は品性に追随するもの」 との高い志を掲げた高校です。 福高の部員も品性においては負けず劣らず、星雲高に十分、伍してゆくといった覚悟で臨まねばなりますまい。
◇15:47KO。 この日の最後は江の川高校Bチームとの20分ハーフ。
ひとつ!ひとつ!
3分、江の川先制。 7分に福高同点。 12分と14分に江の川に連続のトライを許し、(5 : 15)。 そがんゲームしとってええかやーと、言いとーなりましたとばってん、言わんで我慢ばしとりました。
ピアノの鍵盤。音は鈍いけどこの鍵盤はよーく跳ね上がるとよ。
5月4日(2日目)。 雨。 諫早農業高校グラウンドの水田が、各校の人間耕運機が来るのを待ち構えていました。 とっても肌寒いです。
◇10:34KO。 初っ鼻は諫早農業高校(長崎)との30分ハーフ。
ピッチピッチ、サイズも、パンパンパン!
2分、福高が先制。 16分にトライを追加し、(10 : 0)。 福高のFWがやればできるところを見せてくれました。 ハイパンからの③田原ナイスタックル!
これこれっ! 一方、BKはボールがすべるのか、重いでぽろぽろするのか、ノッコンやパスミスが多く、途中、これではいかん!との修正なしにゲームを進ませてしまいました。 ゲーム中に軌道修正できないことを軌道修正せんと!モー!
◇11:08KO。 お次は萩商工高校(山口)との30分ハーフ。
山野愛子の泥んこ美容・全身スペシャルコース
両校1歩も譲らず、(0 : 0)。 ここは指導陣のお声から察するに、ブチ(veryの意)流、シチョッタ派とお見受けしましたが如何に。 明治44年の萩町立明倫商業補習学校を原点とする伝統高。 一人ひとりの「個性」を大切にし、可能性をのばしていく教育に取り組んでいる高校とのこと。 福高の部員も可能性においては後れを取ることなく、萩商工高に十分、伍してゆく個性で行かねばなりますまい。 このゲームでも福高FWはひと皮、ふた皮むける! ⑧水上ナイスタックル! それそれっ! ①牟田口、抜け出し、そして誰もいなくなった状態でビックリ! マエマエッ!
⑨奥山みっちーは、さっきの諫農のゲームより段々良くなってきた → ゲーム感徐々に充電中。
◇12:10KO。 諫早農業高校Bチームとの20分ハーフ。
パンッ白ンで、パンパンパン!
13分、諫農の先制。 17分、福高お返しで、(7 : 5)。 ⑧西田(1年)が、そのピック&ゴーでのボールコントロールにセンスを見せた。 ④岡村⑤満田いい。 ⑨鈴木(1年)の球筋もいいよー。 BKは⑬峯がやっぱり上級生。 ⑩寺川、⑪樺島、⑭長崎、⑮小江ら1年生を引っ張っているよう。
今日もホットモットタァーイム。 昨日の唐揚げOUTで、チキン南蛮IN! 他のおかずは同メンバー。
午後の部
◇15:07KO。 諫農Aチームとの30分ハーフ。今日2本目。
ファイトぉー!イッパぁーツ!
10分に福高が先制し、(7 : 0)のまま残り時間経過。 13分の⑫安部(1年)ナイスタックル→ブレイクダウンから続けてナイスタックルが光った。 また終了間際の⑭兼久のナイススピードでのタックルその意気やよし。ただし要打率向上。
福高FW相変わらずGood! BK相変わらずパスもキックもお手玉状態。
◇15:38KO。 長崎東高校Bチームとの20分ハーフ。
インゴール河岸に打ち揚げられる前の④阿部
2分、4分、7分、11分、6分に福高がトライ。(33 : 0)。 このゲームは相手校さんには失礼だが、今までのチームよりプレッシャーが少ない分、福高の球回しがスムースにいきました。 ④阿倍のドドーンのダイビングトライは大物がインゴール河岸に釣り揚げられたー!といった感じ。ディフェンスもドドーンといけよ!
◇16:40KO。 この日のラストは高鍋高校との30分ハーフ。
大声コンテスト。125dB
7分と19分に福高が得点し、(12 : 0)。 このゲームでは⑩北島が少し機能し始めた。 高鍋高校は、安永7年(1778年)に創立された藩校「明倫堂」の建学の精神を受け継ぎ、「有為な人材」の育成に努め、「師弟同行」をモットーにする、今年で創立86年の歴史と伝統を持つ学校です。 <だんだん櫛田さんでの舁き山の紹介アナウンスのようになってきました。>
この日、合宿所「青年の家」でのマネージャーたちは濡れた大量のジャージの洗濯におおわらわでした。 水道で泥を落とし、早く洗え、脱水せろと洗濯機を睨みつけ、乾け乾けと何かに祈り、就寝したら、朝になり、ジャージをたたむ。たたんで、朝の体操して、すぐ朝飯前といったテキパキさ!
③田原とインディアン、ウソツカナーイ。
合宿所での朝食、夕食は、行列順番待ちバイキング制・分量摂取自己責任型というシステム。 数ある配給されたお料理バケットの前を、人間の方ががベルトコンベヤー然として流れ、流れ、流れて終点にたどり着いた時には、途中ついついガッついて一品一品を十二分に取り過ぎてしまい、別々に盛り付けてきたつもりのものが、なぜかお皿の上では一品料理のチャンプルー状態となってしまうんです。 学習能力を発揮して次は、まいっか。まいっか。 で、全工程をあまりに謙虚に通り過ぎてしまうと、今度は、一汁一菜で過ごすということもありました。 もう一度並ぶには「運動もせん中年のくせに。。。」の声なき声が恐ろしく、恥ずかしく、ただただこのときばかりは「武士は食わねどすぐ用事。」を決め込み、食堂を慌ただしく後にするという腹立たしい演技を犯してしまいました。 ご飯はヨソッテもらうのが一番!
ゲームよりこれがきつかとです。
5月5日(3日目)。 晴れ。 合宿所から車で20分弱で着く、ふれあいグラウンドへ。
ゲームの模様をお知らせしてはいますが、1年生やケガ人ら、ゲームに出ない部員たちのグラウンド周りでの練習メニューが結構ハード。一連のフィットネスアップのためのセットメニューを何セットもこなすのですが、気持ちが入っているのがずんずん伝わってきました。きついけど乗り超えるたびに、きっとイイ男になれる!
◇10:32KO。 この日のスタートは海星高校(長崎)との30分ハーフ。
負ケンキも強かとよ。
5分、12分に海星校にトライされ、福高は21分やっとトライを返すも、24分にさらに追加点を与え、(7 : 15)。 今日は地面には昨日までの雨の影響が少し残るも、ボールコントロールにかかわる障壁は何らない。 それでも福高BKは、心が地につかず、球が手につかない。
◇11:31KO。 ネクスト→名護高校(沖縄)との30分ハーフ。
「お先ぃー。」ってな感じで、②熊谷は一現場終えたオイチャンですね。
4分に福高が。 26分に名護が得点し、(5 : 5)の同点。 こちらは部員の声から察するに、アガ(痛いの意)流、ナンクルナイサー派の系統に相違ありません。 福高BKは未だ治療法見つからず。 これだけはこのゲームで収穫しようといった、ピンポイント療法に的を絞ることもできない。
◇12:04KO。 オーラスは荒尾高校(熊本)との30分ハーフ。
ムツゴロウになれなかった福高BK。
6分に荒尾が先制。 14分に福高が返して、(7 : 7)の同点。 ちなみに荒尾高校は福高と同じくバッテン流、派は元祖モッコス派。
このゲームの感想も前述のとおり。
この長崎遠征合宿で、福高FWはよい収穫を得ました。 この成長の感触を自得できた小さな一歩こそ、これを積み重ねることできっと大きな一歩になる!との確かな予感を得たことと思います。
BKはこれまでのイメージや形をぶち壊して、原点の 「思いやり」 と 「気」 について、ここでキッと立ち止まり、じっく~~~り、考えることが、一番ぁ~~~ん肝要な、最重要!の課題だと思います。考えるとこで相手に勝たんと、そしてそのおもいを煮詰めんと。 どう考えても福高のアドヴァンはそこしかない!