5月31日(日)。 晴れ。 グローバルアリーナ。 準決勝。 対東福岡高校。
13時KO。
血潮もまっ赤っかに燃えて流れとります。
東福岡15人の円陣の環が、「いちぃさんしーごー(1,2,3,4,5)」、「いちぃさんしーごー」の掛け声で、イソギンチャクのようにしぼんだり開いたりし、「おー!」でチーム一丸となる。
これに対し福高は、「いぃさんしーごーろーひちはちくーじゅー(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10)」、「いぃさんしーごーろーひちはちくーじゅー」の掛け声で、
「とぉゎーリャー!」 と、対抗するかと期待するのはシロート。
今の福高は、松村キャプテンが布陣前の一人一人に気合の発破をかけると、みな、「おっし!」と、短く、激しく、静かに、内に秘めた炎を出し惜しみでもするような頼もしい応対。 燃えろよ!
東の横綱は太か! 要事前保険証提示義務及年齢確認
前半。 福高風下。 福高のKO。 MB(マイボール)ゲット。 福高、左、左、右、右⑩⑮⑭とまわる。 ポイントでYB(ヤンボール)へ。 が、東のスローフォワード。 MS(マイボールスクラム、ハーフライン左中間)。 福高、右、右のポイントで東FW横から入って、福高、このペナルティをタッチに出す。 ML(マイボールラインアウト、ハーフライン超、左サイド)。
いいんじゃないの~!
⑥川上。今日はよータックル行きよった! どんぶらこじゃなかった。
が、このMLが味方ジャンパーに届けとばかりにノットストレート。 YS(ヤンボールセンタースクラム、ハーフライン超)に。 が、福高FWのナイスディフェンスでMS(センター)。 東のフロントがこのスクラムを突っかけたか? 福高ペナルティもらって、ハリーで攻撃。 東ノット10m(10m下がってない)。 福高MS(中央、相手陣10m先)を選択。 福高左⑩⑪、右⑩③、右⑩⑮と行くと、東は球に絡む意識が高いのでしょう → 東のノッコン。 MS(さっきと同じとこ)。 東またスクラムでペナルティ。
いいんじゃな~い!
東のSOは福高陣のスペースを計測しよーですね。
福高左⑩⑮、右⑩②と。。。 が、福高ノッコン。 YS(相手陣10m、左中間)。 東ハイパン。 東アーリーブチアタリ(球がまだ空中に在りの状況でボディーコンタクト)。
福高このペナルティをタッチに出す。 ML(自陣ハーフライン手前、右サイド)。
このMLがYBへ。 東、ポイントから一発、FWで突いて、左オープンへゲイン。
福高ライン際でタッチに押し出し。 YL(自陣22m先、右サイド)。 東ノットストレート。 MS(同地点)。 福高、左⑩⑮ゲインも、ノッコン。 YS(自陣22m先、中央)。 東⑧持ち出してポイント。 ⑥ラックサイドついてポイント。 も1回FWで突いてポイントから⑩左へオープンキックはダイレクトタッチ。
よしよし!
⑮松下。がちんこじゃ負けんよ!
ML(自陣22m先、右サイド)。 福高、左⑩⑮のポイント(22mライン)からタッチへ出す。 YL(ハーフライン手前、右サイド)。 東のラックで福高、手を使ったか、このペナルティを東、長距離砲でねらう。 風上とはいえほとんどグラウンドの中央。 約50mの距離を球は千の風にのって決まる。 味方の~ゴールのぉ前で泣かないでください~。 そこにぃ勝利はいません~。 負けてなんかいまーせん~。
今から今から! 前半18分に東が先制点。 (0 : 3)。
⑧水上。我ちんこじゃ負けんよ!
ウォーターブレイク。 「じぇーんじぇん、いけるっちゃない?」 ここまでは東福岡のフィットネスの威力に対して、福高の意識の高いディフェンスがその攻撃の連続性を許さず。 がっぷり組んだ感じ。 懐の深い横綱に、脇の締まった大関が頭をつけて両前ミツをとったところ。 特に福高FWがよく動いていますね。
③井之上。108kg。ぶるんぶるん行きます!
試合再開。 福高KO。 東FWがラックサイドを1次、2次で④と突いたところ、福高ディフェンスのオフサイド。 東のペナルティタッチがまたも千の風にのって福高自陣右サイドゴール前でのYLに。 東モールで押す。 福高、東モールの前列を引き倒す。 が、JR東としては、2列目のモール車両が定刻に遅れて申し訳ありませんでした、と、インゴールに到着。 前半20分で、(0 : 8)。
いまの高校ラグビー界の旬足は、⑪福岡
27分、YS(自陣10m手前、右中間)から東が右へ回したところ福高ディフェンス、球に絡んでマイボールゲット。 ⑩樺島、裏へどーんと距離出せキッーク! が、東CTBのチャージの手がスローモーションでぐんぐん伸びてきて捕まりー! チャージの手で転がしたボールを、22m付近で⑫が自らすっぽりキャッチし、トライ。
(0 : 15)。
②井上。「ファイトー!十ぱーつ!」
あいたーっす! と言いよーうちに、残り3分にも福高、虚があった。 いや虚はなかったが、東が虚を作って虚を突いた。 福高KOから⑥川上ナイスタックルでタッチに押し出しMLから右ラインへ回したところを、福高のペナルティ? 東はこの機を逃さずハリーで攻撃。 この機なんの機、気になる機は、4次の連続攻撃が最後⑬に抜かれる、前半終了間際の東追加点の機でした。 (0 : 22)。
若き勇士の肉弾の声!
ハーフタイム。 ボクシングでいえば今のラウンド2分30秒まで、グンジさんの採点では、「じゅったいじゅーのどー点。」 しかし、残りの30秒でチャンピョンのワンツー。ワンツーがヒットし、福高、コーナーに追い詰められたところゴングに助けられ、「じゅったいきゅうでチャンピョン。」といったかんじ。 が、体と体がヒットする感じとしてはまったくの互角。 ちょっと懐が深いのと、重量差があるのとが、後半、ボディーブローとして効いてきはしないか、との心配のみ。
指圧の心。母心。押せば高くて取りやすい。
後半はその心配が不善を為し、心肺が不全となる。 蟻の一穴が、パウチの一穴となり、モグラの一穴となって東福岡に徐々にこじ開けられてしまいました。 かたや天のほうも、千の風をスイッチ切り替えし、百の風に風力ダウン。 後半風上になる福高に、テンと恥じない所業。
このカラダ! トップリーグがこそっと入っとろー?
⑪福岡のあとほんのちょっとのトライがYSとなって、東⑨が⑨中尾の早いディフェンスを診て、裏へ出、東、インゴールからインゴールへの⑥のトライが、後半6分。 (0 : 29)。
いったように見えましたが、あとワンリーチでした。
10分、YL(自陣22m先、右サイド)から東⑩裏へぬけだし、②につないでのトライ。 (0 : 36)。
13分、東の連続攻撃が、徐々に福高ディフェンスに乱れを生じさせ、やはり⑩が抜けてトライ。 (0 : 43)。
26分、YS(相手陣、ハーフライン先、左中間)から⑩がゲイン → ④につなぎトライ。 (0 : 48)。
福高FWはガッツリと戦ってました。走り勝てば勝つ!
前半3本、後半4本。 次回、東福岡高校とあたるときには、福高が勝つイメージとして、前半がっぷり行って、後半勝負に持ち込む、3本対2本、もしくは、4本対3本、のゲーム。
あれー。翠ちゃんは帽子、お父さんに取られたのかなー?
課題はシンプル明瞭。 フィットネスの差。 がちんこは十分やれるのがわかったのが大きな収穫。 相手よりも走り勝って勝つ、を目標にこれから約半年間、地味で、きつい練習も、ここ東福岡高校を超えるバーとして射程に置き、じりじりと、着実に強くなっていこう。
手荒にパスしたりしないで、やさしく扱ってね!
会場へ来てくれました皆さん。応援ありがとうございました。
引き続き、福高ラグビー部への応援、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
<5/31 のスターティングメンバー>
1.牟田口享平(2年) 2.井上大勇(3年) 3.井之上亮(2年)
4.重智廣(3年) 5. 阿部健明(3年)
6.川上厚(3年) 7.松村敏朗(3年) 8.水上友輔(3年)
9.中尾康太郎(2年) 10.樺島雷人(1年)
11.福岡堅樹(2年) 12.安部健太郎(1年) 13.谷山俊平(2年)
14.兼久賢章(2年) 15.松下真七郎(2年)
16.田原啓伍(3年) 17.土持寛樹(3年) 18.熊谷圭晃(2年)
19.渕上裕太 20.岡村晋治(2年) 21.西田怜(1年)
22.峯祥文(2年) 23.奥山道陽(2年) 24.寺川賢太(1年)
25.増本芳基(1年)
<選手交代>
後半0分、⑤阿部 OUT → ⑰土持 IN。
後半10分、⑭兼久 OUT → 25増本 IN。
※準決勝第2試合は、筑紫高校が 57:7 で小倉高校に勝利し、決勝へ進出。
◆決勝戦は、東福岡高校 対 筑紫高校。 6月6日(土)、さわやかグラウンドにて、
11時KOです。
2009-06-02 01:25:14 – edit
コメント
初めまして。こちら岩手県宮古高校ラグビー部父母会です。
本当に勝ち上がるという事は難しいことですね。
岩手大会においても、我が校は苦い思いをいたしました。
岩手には馴染み深い森監督の下、頑張る福岡高校を応援しております。
ぜひとも、近い将来花園でお会いしたいものです!
がんばりましょう。
Posted by Miyako RFC父母 at 2009-06-02 17:13:15