23年5月  長崎(諫早)遠征の模様

大きな文字では書けませんが、、、ここだけの話じゃない話、、、

「ながさきる」 という動詞が今、福高ラグビー部関係者に蔓延しているんです。

当初は、うちの長崎(3年)のプレイを語源とする、「どんなプレイをしでかすかわからない。ーーいつなんどき何をしでかすかわからない。」 といったところくらいの軽いノリで、福高ラグビー部内の人口に膾炙していただけだったんですが、、、

ここにきて、先般の長崎招待ラグビーを終えたあたりから、不本意ながら、「出鼻をくじかれると、福高はコッテンパンにやられる。」 という、新たな意を加えてしまったんであります。

お昼ごはん前は、特に簡潔な指導の、森監督。

して、このたび毎年恒例の長崎遠征。(5月の3日~5日)

この「ながさきる」 という、まだ世間には定着してはいない語意を、この機会に、「出鼻を打っ叩いて、福高がコテンパンにやっつける。」 という意になんとか転換し、しかと世に定着させ、これよりは福高ラグビー部の広辞苑に堂々と載せたい、、、とまーこうゆー意気込みで長崎に向かったのであります。

ろーが、たったい、たっちゃ、おらー、で指導される牟田口部長。

さて初日、しょっぱな我が福高ラグビー部が乗り込んだ先は、
諫早のふれあいグラウンド。

到着して、おったまげました。 なんと! グラウンドに白線が引いてあるんです。

「グラウンドに白線が引いてあって、おったまげるたぁーおかしかろ! なんね?
 いつもは赤線、青線で区域を分けとったとね? 昔は!」

と、つい怒フレスパイラルに陥って、突っ込みをいれ、オフサイドしてしまったあなた! あなたは福高ラグビー部長崎遠征のドシロートであることが図らずしも、いま判明してしまいました。 しかも、赤線、青線のギャグで、生まれ育ちの個人情報までも暴露してしまいました。 次回よりオフサイドには重々注意しましょう!

こーなんです。

ここ、ふれあいグラウンドは(毎年、最終日にお邪魔することが多いのですが、)、
これまで、毎年雨に降られ、グラウンドがぐちゃぐちゃとなり、白線がほとんど消えてしまっていたんです。 それで福高ラグビー部、長崎遠征の通は、白線がきれいに引いてあるふれあいグラウンドを初見して、到着早々、おったまげてしまった、、、
と、こーゆーワケなんですね。

以下、3日間の対戦相手と、そのスコア結果。(25分ハーフ)

<5月3日ーふれあいグラウンド>

 ① 福高A 26(4本) : 0(0本) 海星A

コンちゃん(2年近藤)がMS(マイボールスクラム)を組み終えて、さあ!と、数歩進むと、なんとちょうど福高のスクラムから3次目の展開が、⑫-⑬-立ちあがって数歩のコンちゃんにと来て、コンちゃん、初のBKライン参加。 ゲーム中では初のパスで、⑪に球をつなぎました。 この場面がこのゲームでのすーぱーぷれー。 

あと途中からCTBで出場した若菜(2年)の相手を怖がらない果敢なプレイがよかった! しかし、一発気持ちよくぬけた場面があったものの、そのあとのパスが、へなっとお辞儀をしてしまったので要反省! 気持ちよくぬけた時は、後処理をきちんとせんと、まわりに迷惑がかかるので気をつけよう! 

なぜかライン参加していたコンちゃん。
なぜかボールをハリーパスしていたコンちゃん。

 ② 福高A 17(3本) : 5(1本) 荒尾A

⑦末永(2年)のタックルもすごかったが、このゲームは④山口(2年)のタックル、特に、山口の力強いライン参加に目をみはりました。。。 身体はもともと大きい方なのですが、そのプレイが基本に忠実でありながらも、やわらかく、スケール大きく、プレイしますので、グラウンド内の山口は、実際よりも、もーひとまわり大きな身体に視えてしまいます。

球を持って走ると身体を1.5倍に見せる術を会得した④山口。
でっかくて柔らかい(←プレイが)④山口。

 ③ 福高B 22(4本) : 0(0本) 海星B

 ④ 福高B 10(2本) : 0(0本) 荒尾B

1年登場! 両プロップは小田部に大穂。 ⑥に平田。 ⑬に渡辺。 ⑭に上村。

小田部と大穂は一見、「あー君たちプロップね!」 とゆー体型。 平田はボールへの追跡機能がよく働き、球への執着が強く感じられるプレイヤー。 渡辺は福高ラグビーをよく知っているんでしょう、胸のすく、果敢なタックルを観せてくれました。

⑭上村航大(1年)
②和才(2年)の左右は、①小田部太一(1年)と、③大穂貴之(1年)

これらゲームに逸る、個性ある野生状態の1年生をまとめるのは、1年生指導係の⑤瀧本(2年)。 日頃は温順朴訥の瀧本が、チームを頼もしくリードしておりました。 

増本(3年)登場! 長い長いインジャリータイムを経ての久々のプレイは、右フランカーのポジションで増本らしい、フットワークを魅せてくれました。

④瀧本の背後からカンニングの目をしているのが⑥平田洋輔
運動能力がハイレベルな⑦増本(3年)

<5月4日ー森山グラウンド>

 ⑤ 福高A 7(1本) : 12(2本) 諫農A

4分。 福高MSからのハイパントをキャッチした諫農⑪に、④山口がナイスオーバー → 左右3次の展開で⑫寺川がカットイン! 福高は先制したものの、、、 → 13分に同点トライを許し、 → 19分にはMS中のリターンザボールのミスから、ついに逆転されてしまいました。

セット(スクラムやラインアウト)、停滞(ポイントでアタックフォーメーションをきちんと整えて)でのハイパントはピシャリと決まり始めたんですが、キックの応酬中の場面など、味方のフォーメーションがバラついているときの福高のハイパントは今後の課題のようです。 (午後から後半戦!)

昨年の長崎遠征ではロックでした⑬樺島(3年)
痛くても痛いと言わない⑩寺川(3年主将)

 ⑥ 福高A 31(5本) : 0(0本) 甲南A<沖縄>

⑥竹中がよくなってきました。 自分の中で蝉が脱皮するよ―に一皮むけたんじゃーないでしょうか。 皮がむけたらもーこっちのもん! どんどんいって男を磨け! このゲームでは15分までに4本とりましたが、その後、福高4つのノッコンでチャンスをつぶしまして、次回への反省しきり。

振り切れるrunができるよーになってきた⑭杉山(3年)
⑥竹中。「兄ちゃんにまかしとき!」

 ⑦ 福高B 5(1本) : 5(1本) 専大玉名<熊本>

 ⑧ 福高B 28(4本) : 7(1本) 専大玉名

両ハーフのゲームで⑪平野がWTBのおいしいところを、 ごっつぁんです!
ごっつぁんです! ごっつぁんです! と、3本もお代わりを頂戴しました。 

⑦増本先輩のお導きにより、⑭上村(1年)初のトライ!

⑪平野(2年)は持久力チームNo1。
頑固なお父さん(高38)に似ず、優しく、親孝行の⑤柳帝鉉(1年)

 ⑨ 福高A 31(5本) : 0(0本) 諫農A

AMのゲームでは、1対2でビハインドの福高。 少し長いハーフタイムの後の、諫農との後半戦! しょっぱなからテンポよくゴール前にたたみこむ再三のチャンスも、諫農がよく防ぐ。 9分。MS(ハーフラインちょい先、中央)から⑧西田の個人技が独走して、右中間に福高が先制し、同点。 バスケットボールのスリーポイントシュートが決まったよーなもの、、、牟田口先生が寝っ転がってTV視ながら、丸めた鼻紙を見事3m先のごみ箱に投げて、たまたま1回で入ったよーなもの、、、と、チームではこの西田のトライを謙虚に受け止めて、次のKOから! 次のKOから! 
12分。ペナルティ~のハリー攻撃で⑦末永が30m独走して福高やっと逆転。 

つっこみ(ナイススピード)役と、ボケ(ヤンボール献上)役を一人でこなす①光安(3年)

ここから⑮小江のハイパントがどーしたことか、タイガーウッズのバンカーショットピンそば10cmのナイスショットとなり、そのボールを④山口がキャッチしにいくわ、、、そのボールを追う、一皮むけた⑥竹中の、ドンピシャカモネギタックルが決まってくるわ、と、福高、いーーい回転となってゆくゲームでした。      

瀬尾殿!お静まり下され。殿中でござる。殿中でござる。

 ⑩ 福高A 29(5本) : 0(0本) 甲南A

相手KOから④山口が豪快にゲインすると → コンちゃん以外の福高FW陣が狭いラインで球をつないでゆき、どんどんゲインしてゆき、いつしかBK化し、ゲイン後、本来のBKラインに球が回ると、そこには本来のBK陣に加えて、さっきの走るFW陣がまたまたライン参加しているものですから、福高がアタックし出すと、BKが10人くらいいるようです。 

「コンちゃん以外の、、、は、コンちゃんに失礼やろーもん。 あー。」 と、また怒フレスパイラルオフサイドを起こしそーになったあなた! こんどはもーペナルティしませんでしたよね。 

そー。こ―ゆー時、現段階でのコンちゃんは、相手のインターセプトに備えてフルバックしているんです。 きちんとONE FOR ALL しているんです。 
さー!こーやってひとつひとつ福高ラグビー部のドシロート、を卒業し、福高ラグビー部の通、と言われるよ―に勉強を重ねてゆきましょう!

⑭長崎が、ながさきることを想定内に入れ、FBに位置するコンちゃん(右後ろ)

今の福高チームはしょっぱな一発かませば、山本のリンダさんも言ってたよ―に、もーどーにもとまらないゲームを組み立てられる潜在能力を持っている、、、とゆーことがチームみんなで自覚できてきたことと思います。 

ここまで褒められれば、次から、もーヘタなプレイはできんでしょう。 

しょっぱな一発かます! これを肝に銘じておこう! 

ドライバーの当たりまで良くなってきた小江。左隅からの難しいショット!

 ⑪ 福高B 17(3本) : 0(0本) 諫農B

珍プレイがありました。相手キックを①小田部がノッコンしたんですが、ノッコン後、前に転がったボールをオフサイドでもとりあえずゲームを止めよーとボール確保に入った和才先輩(2年)に①小田部が後ろからタックルしたんです。 小田部としては、自らのミスをなんとかカバーしようとゆーがむしゃらさが思わずそーさせたんでしょうが、後ろから、それも味方からやられた和才はたまったもんじゃありません。 和才若頭も、「な、なんじゃ~わりゃー!」 でしょう。 またこのゲーム、肩を外してからの長いリハビリをやっと経て登場した⑤松尾(2年)が、初トライ! が、が、インゴールタッチダウン時にまたまた肩を外し、嬉し痛しの複雑な表情でなんとか笑っておりました。 初トライの代傷は大きかったようです。

味方に後ろから発砲した犯人の①小田部(1年)
治った肩がカタカタ鳴ぁたー♪ゲームにー出ようねって言ったのにー♪の松尾(2年)。しょんないしょんない!

<5月5日ー諫農グラウンド>

 ⑫ 福高A 55(9本) : 0(0本) 大村工業A

  文句なし! 最高のゲームでした! 

  レポートする文句もありません。 文句なしです。 

福高のスカッとタックル弾発射よーい!

レポートの文句がないことに文句がある人は、次回の試合を観戦して実際を目の当たりにしてください!

リハビリ中の安部健太郎(3年)
リハビリ&テストビリ中の高井(2年)

 ⑬ 福高A 10(2本) : 0(0本) 名護A

前の文句なしのゲームでは、相手のKOからのスタートばかりであったものが、こんどは福高のKOから始まったことで、今まで順調に右回りで生産工程をしていた機械の回転が、急きょ左回りの回転に生産工程が変わった、、、といった、とまどいが福高にあったものかどうか、14分まで無得点でゲームが進みました。 

顔つきまで変わってきた⑥竹中(3年)

さっきの文句なしのゲームイメージももちろん大事にしながら、一方で、このゲームのように回転がかみ合わないもどかしさのときに、、、たとえば、こーなったらそーゆくハズのときにそーならないときに、、、その心の中のハズを一旦ハズし、、、ひとりひとりが、火の玉プレイでその際のゲーム回転を、福高のトライ生産工程パターンに引き戻そう。 
うまくいかないときには必ずハズスパイラル(まわりのせいにしてしまう)に陥っているはず、、、こんな症状に、かかったかなっ? と思ったら~、コンタ~クト 600! そー!一発の火の玉プレイこそがその瞬間特効薬! チームの体内にその効能はスグにいきわたります。 ゲーム中、何度服用してもかまいません。

相手にガン飛ばす際、福高で最も威力のある角度。

 ⑭ 福高B 7(1本) : 7(1本) 佐世保南北合同

長崎遠征のシメは、「ながさきる」の語源を発した長崎(3年)がSO。 幸いプレイ中、ながさきることなく、BKを引っぱていました。 ⑨吉松のタックルが突き刺さっていました。 これから球出し時のモーション速く、スナップが強くなれば、本田、鈴木と吉松でハーフのポジション争いになることでしょう。

③大穂はなーんか享平(牟田口、高63回)を思い出させますね。
⑨吉松がいじめられよー!助けちゃれ!

以上、やっと長崎遠征のレポートを小江ました。

そー。 そーなんです。

今回はいつもハイパントをするたんびに、相手にキックパスを献上し、おごられおごられていた⑮小江が、褒められ褒められプレイすることができました。 (ゲーム中、森監督にオエ―ッ!と呼ばれるたんびに、ビクッとびびれていた小江が、今回はナイスハイパントのショットを重ねるに比例して、森監督のオエ―ッ! に喜んで反応し始めたよーです。 次回以降この調子で、どんどん小江っていけば、どんどん強くなる福高ラグビー部が期待できるものと、とっても楽しみになってまいりました。

福高ラグビー部への応援よろしくお願いいたします。

オエ―!の掛け声にビビらなくなってきた小江の、ハイパントショットシーン。

PS1.
諫早農業高校をはじめとする今回のご準備ご手配をいただきました関係者の皆さま。 そして各参加校の指導陣のみなさま。 いつもいつもありがとうございます。 各校、切磋琢磨の中、また各校、大会前の大事な時期、今年も貴重な経験をさせていただきましたこと、心より感謝申し上げます。 

PS2.
応援に来ていただきました保護者の皆さま。 応援ありがとうございました。 1年生の保護者の皆さまとは、近日、懇親会がありますので、その際にまた改めてわれわれスタッフ陣一同、お目通りが叶いますことを楽しみにしております。 

PS3.
徳永さんご夫婦(高61回徳永のご父母)には、先日の修猷館との定期戦に引き続き、遠路応援に駆け付けてきてくださり、ありがとうございました。 徳永さんご夫婦の例のごとく、カスガイである子供が成長し、親離れし、手元を離れて夫婦二人っきりになっても、福高ラグビー部をカスガイとして日々楽しく有意義な人生を送っていらっしゃる、、、と、こーゆー素敵なご夫婦もいらっしゃるとゆーことをお披露目したく、ここに徳永さん夫婦をご紹介した次第です。 

夫婦円満に福高ラグビー部の応援! いかがでしょうか?

日本一の仲間になろう!

2011-05-08 18:23:05 – edit

コメント
読むのに疲れましたが、ものずごく面白いレポートでした。読み終えた後、充実感がわいてきました。
二日目しか観ていないのですが、三日間、諫早に滞在していたような錯覚におちいりました。毎度、ありがとうございます、F田様。
写真もベストショットですね。レポート不採用の写真も見てみたいと思います、T持様。

Posted by 二日目保護者 at 2011-05-08 22:01:22
二日目保護者 様
これまでに撮影したもの(2007~)は、全て保存してあります。
ご希望の時期の写真をお見せできると思います。
15日の試合の時にでも声をお掛け下さい。

Posted by 撮影担当 at 2011-05-13 23:23:02