26年7月  東北遠征道中記

今回のレポートは、超 変、いや、長編です。 心してかかってください!

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んだば、はじまり はじまり ~ ~

福岡高校ラグビー部は、このたび東北遠征に行ってまいりました。

草の戸も住替る代ぞひなの家

7月10日(木)が出発の予定日。

大雨倍雨前線をお供に連れた 大型台風8号の進路が、
我々の航路と時を同じくしてピタッと重なりそう? いや、まさに重なるんでねの?

という、出発前日までの、たび重重重なる報道に、皆々が、一揆一憂し、

福高関係者一同、気を やきもきと揉みながら、

あーした天気にしておくれっ

と、お祈りするような日々がここ1週間つづいていたのですが、、、

岩手県は日本一大きな県!四国くらいの大きさ!

ここで一緒に~ ♪  行けたら~いいとぉ ♪  すがる部員のいじらしさ~ ♪ 

を、口ずさむ牟田口部長が、

1日遅れてでも飛べる飛行機があれば何としてでも行く! 紙飛行機ででも行く!

と、旅行社のご担当の方に 無理難題 をふっかけ、

あらゆる行ける可能性を手配、差配、依頼し、

あらゆる やれることは、やれるだけ やリ終えると、

あとは天に この身を捧ぐべく~っと、

出発の前日には、白いカッパを羽織って、自宅の軒下にぶら下がっておった、

と、こー漏れ聞こえています。

やるときゃ やるよ!

結果、岩手でお待ちしている黒北高さんの熱き想いと、旅行社さんの奮迅、

そして牟田口部長の尊き 「殺身為仁」 の雨乞いの行が、天に通じたんでしょう。

予定日の出発予定時間通りに飛行機は離陸し、台風をブーンと追い抜くカタチでもって、無事、当初予定時間通りに仙台空港に到着。

松島の月先心にかゝりて

それからバスで約2時間の行程を心づもりにしながら、
宿泊でお世話になります 「草のホテル」さんに向かいましたのですが、、、

福高ラグビー部と密接な関係にあられる一部指導陣のお方が、

「お腹が空き過ぎてもう一歩も動かん!」 と駄々をこねられたために、

牟田口亮司大臣が予定を解釈変更し、

途中パーキングに寄っての小便タイムを大幅に延長。

個別的食事券にもはやとどまらず、

集団的食事券を購入することを各自決定いたしました。

予定時間を30分オーバーしながらも、福高ラグビー部は、夜11時過ぎに
やれやれと無事ホテルにたどり着くことが出来ました次第。

よっしゃ!の到着。
やれやれ↘ の到着。

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≪東北遠征に至る経緯 ー 前段≫

さて、

今回の福高ラグビー部の東北遠征実現の経緯についてお話ししておきましょう。

本年、開校90周年を迎えられた黒沢尻北高校さんから、記念試合のお相手にと、

全国数多の歴たる強豪校の中から、
栄えあるも、我らが福岡高校にお声を掛けていただいたんであります。

1946年、旧少年兵の世代の子供たちがどう決起したものか?
その創部のルーツはついぞ聞きそびれてはしまいましたが、、、

文武両道を校是とする黒沢尻北高校のラグビー部は、まもなく創部70年を迎えようとする高校ラグビー界の名門、東北の雄なんであります。

実は今から39年前(昭和50年1月1日)、
両校は花園の初戦にて対戦しているんですね。(第54回大会)

岩手日報朝刊(昭和50年1月3日)

老眼の中高年の皆さまを配慮して、
上記添付しております新聞の文面を以下なぞってみますれば、

こういう記事 ~

黒沢尻北高校(東奥羽) は、花園初出場の晴れ舞台。

福岡高校(福岡第一 : 福岡県からは2校出場でした。) は、33回目の花園出場。

大会初日、約1万人の観衆の中、1回戦 16試合が行われた。 (25分×2)

黒沢尻北が力強いFWの押しで <7 対 0> と前半をリード。

       (この時代はトライの得点が4点。その他の得点は現在と一緒。)

座禅の会にも7人制がありました。(瑞巌寺)

しかし後半、いきなりハンドリングミス。

防御の甘さなどを突かれ、福岡の反撃を許すと、

4分に、ゴール前の福岡FWの押しに負けて
    ⑨伊藤(福岡)にスクラムサイドを突かれゴールも成り、1点差。

<7 対 6>
その後もピンチが続いたが、これを救ったのが、

11分、北高の切り札⑬菊池朗のトライ。

<11 対 6>
19分、ゴール前のラインアウトから④小原が倒れ込んでのトライは、
    黒北の安全圏となる得点差に。

<15 対 6>
前後半、終始、力で福岡の技をつぶし、見事初戦突破を果たした。

<15 対 12>
  ※メーモン フッコウノ サイゴノ トクテンシーンカ ゙ カカレトラン メーモン (-_-メ)

と、こういう記事 ~

「華果同時」=「タックル即勝利」

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≪東北遠征に至る経緯 ー 後段≫

黒沢尻北高校ラグビー部にとっては、OBも、現役も、学校関係者も、保護者も、

「あの時は?」

と、一旦この話題(黒北 対 福高の花園初戦) を他人様に持ちかけられれば、
もうダブルリーチ(配牌時リーチ)状態。

リーチ棒3本で H型のポールを2組こしらえ、卓を芝のグラウンドに見立てるや

水平リーベ僕の部は、、、から始まって、、、

当時のゲームの実況中継を、一気通貫、最初から最後まで、全部暗誦。

当時の裏話も含めて、ドラドラドラで役牌重なり、酒杯も重なる、、、

と、こういう、メモ要ラヌ、いや、メモリアルゲームなんだそーです。

九十周年台風一色福高単騎待ち

そして、39年前の16才~18才だった黒北高の部員たち(現55才~57才)を中心に、その上下 前後 斜め の年代の方々が、その熱き思いを我ら福高ラグビー部に注いでくれたお蔭様をもって、このたびの遠征が実現したという次第。

地は遠きにあり、時ははるかに過ぎにしも、ラグビーをご縁にしていま、歴史の縦糸と、横糸がこーっと、こーっと、そーっと紡がれて、こたびハレての両校の出逢い、とこーなった、と、こーゆーわけなんですね。

あの頃の黒髪イガグリ頭に、今では幾星霜を経て積もるる み雪がその積年を顕わに語るも、、、皺増えし各人の顔中をよくよく覗き見れば、屹度あの頃の童顔がそのままに破顔微笑、、、ああ懐かしきかな、39年ぶりに集う、「北チャン」 「福チャン」 と、こー互いに呼び合う 同窓会のよう。

さて、
その39年ぶりに編んだ両校の反物はいかなる織り合い、色合いを生したものか?

黒沢尻北高校さんへ贈る歌

では、では、

今回7月12日(土)に行われた記念試合について報告させて頂くこととしましょう。

北上総合運動公園 陸上競技場
同競技場のメインスタンド

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≪記念試合の模様≫

我が福高ラグビー部の部員たちは、39年前のメモリアルゲームを、事前にしっかり学習していたんでしょうか? 衆の期待に応えて、しっかりとメモリアルゲームを再現してくれました。 空気を読み、礼節をわきまえた福高の部員諸君は、なかなか賢いもんだと改めて感心しました次第です。

両キャプテンによるペナントの交歓

プライドのお高い福高OBの皆さまを配慮して、
下記詳述しておりますのは、私の書いた福高寄り(贔屓)の記事です。

 ※黒沢尻北高校関係者の皆さんには、
   読んだらすぐに飲みこみ、ご笑納されてくださるご寛容に期待します。

黒北高の応援団からバンカラという応援エールを送っていただきました。

<祝黒沢尻北高校開校90年 メモリアル&ちょっと福高にオ手盛リアルゲーム>

    黒沢尻北高校(岩手) は、
       花園に2年連続4回出場の常勝チーム。

    福岡高校(福岡) は、38回花園出場の、
       ここのところなぜか敗戦続きのどーしょーチーム。

菊池姓が多いですね
名前をクリックすると、写真が消えます。
もう一度名前をクリックすると、やっぱり写真が消えます。

12日(土)、北上総合運動公園内、陸上競技場にて、

両校約200満員のスタンド特等席枠内にて観衆が見守る中、

黒沢尻北高校開校90周年を祝し、

両校ラグビー部による記念招待試合が行われた。 (30分×2)

ハイ!薬用石けんミューズ!

黒沢尻北の力強いFWの押しに押し負け <12 対 21> と、

福高、前半、9点のビハインド。

   (現在はトライの得点が5点。その他の得点は39年前と一緒。)

指圧の心母心で、成長した①中村航大。

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<前半 12 対 21 となる得点経過は以下。>  AM10時KO!

・5分 →
   黒北⑩のゲインでポイントからの素早い球出しが⑫に渡って黒北先制。

< 0 対 7 >
ガックリ ↘

 ・12分 →
   ハイパントや、キックパスでゲインした黒北FWが、ゴール前からねじ込んで
   のトライ。

< 0 対 14 >
ハラヘッタ

 ・14分 →
   福高FWがさっきのお返しに、ゴール前をねじ込んで④柴田のトライ。

< 5 対 14 >
よぉ~しゃ~っ! ドリャ~イ!

 ・25分 →
   YL(相手陣22m左サイドのヤンボールラインアウト)から黒北⑫が裏へ出て、
   ⑮の大きなゲインで⑭P(ポイント)。 ⑨P → ⑬-⑩のキックパスが⑭の位
   置にポジショニングしていた⑧がキャッチしてトライ。

< 5 対 21 >
部屋の壁紙張り替えてみよーかなーっと

 ・30分 →
   ML(相手陣22m右サイドのマイボールラインアウト)から⑩井上-⑥神谷P
   → ⑨原嶋ゲイン-②梶原P → ⑧土谷P → ⑩井上-⑮北﨑-⑭佐藤
   でトライ。

< 12 対 21 >
    

オ~ラ~ッ!⑨原嶋イケ~!
⑧土谷侵攻!ダダダダダ~っと行ってぇ!
⑩井上!ピシーッと放って、タッ!
⑮北﨑ソー!⑭佐藤グィーン!で
⑭佐藤、「ドリャ~~イ!」・・・・・・・

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<ハーハーフーフー タイム>

高速展開でパスをつなぐラグビーを得意とする福高は、ゴール前に迫るも!

終始、ノッコンやペナルティの連続。

対する黒北高は、スクラムでの重圧強く、スクラムプッシュでのターンオーバーもしばしば披露。 福高応援席の眼もシバシバ疲労。

また、福高のミスをアズスーンナズ見るやいなや、ここを乾坤一擲と、
黒北チーム一丸となってカウンターアタックを仕掛け、大きくゲインを果たします。

前でポイントを作れる⑧土谷
高い高いバーッ

・少ないチャンスを高確率で得点に結び付けておったのが黒北高。

・多くのチャンスを高確率でノッコンに結び付けておったのが福高。

司令塔が意地になるとチームがイボル
⑦中島のプレイはスカッとミサイルやね!

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<後半>

後半、初っ端、2分。

 ・ネジを巻きなおした福高は、ゴール前で、FWが意地を見せ、
  フィニッシュは⑤山根。

<19 対 21>
 

と成り、2点差。

ここは意地!
意ぃ~地ぃ~!
意地元のトライで、ピーッと!
It’s so 意ぃ~地ぃ~♪ 走りだせぇよ~♪

ネジを巻きなおして、エンジンも温まってきたかに思えた、福高 後半の立ち上がりでしたが、終始ボールを支配して展開するも、北高のディフェンスの壁厚く、何をやっても、母、いや、ままなりません。

檻から中に手を入れないように!
キャプテン佐藤、脳震とうで春日公園球技場にタイムスリップ。

福高、なかなかにフィニィッシュできず、便秘気味でお腹が痛いゲーム内容の中、

追加点を挙げたのは黒北。

 ・18分 →YL(自陣10m-22m右サイド)から、黒北⑩-⑫P → ⑮-⑪-
   ⑮P → ⑩裏へ出て⑫へ渡ってのトライ。

<19 対 28>
プロテインに交ぜて飲んどこうね。

 ・28分 →
   MS(相手陣10m-22m右サイド)からの福高の攻撃は途中ターンオーバー
   され → 黒北⑧ゲイン → ⑥-23P → ⑬-⑮が大きくゲインし、ゴール
   前で⑪に渡ってのトライは、黒北にとっては安全圏となる得点差に。

<19 対 33>
森監督がジャージ着て練習したんじゃないですよ。

前後半、終始、力で福岡の技をつぶし、チャンスを確実にものにする黒沢尻北高校が、見事母校の記念試合を勝利で飾りました。

<26 対 33>
  ※メーモン フッコウノ サイゴノ トクテンシーンカ ゙ カカレトラン メーモン (-_-メ)

と、こういう記事 ~

後半33分の⑨原嶋のトラーシーン
ここで~一挙に♪ 当たればいいと~♪
すがる山根の い~じら~しさ~♪
たとえどんなにバコバコ来られても~♪
たとえどんなに三谷がデカくても~♪
お前が折居にゃ最後の~オンナ~♪

[ 7/12(土) 記念試合での スターティングメンバー ]   - 30分×2本 -
    ①中村(2年) ②梶原(3年) ③三谷(3年)
    ④柴田(2年) ⑤山根(3年)
    ⑥神谷(3年) ⑦中島(2年) ⑧土谷(2年)
    ⑨原嶋(2年) ⑩井上(3年) 
    ⑪秋吉(3年) ⑫高橋(3年) ⑬大原(3年) ⑭佐藤(3年)
    ⑮北﨑(3年)
    16.中満(3年) 17.柳(2年) 18.折居(3年) 19.瀬尾(3年)
    20.渡邊(2年) 21.新山(3年) 22.稲永(2年) 23.鳥越(1年)
    24.中村(3年) 25.樺島(3年)

 <選手交代>
   前半5分、⑪秋吉 OUT → 23.鳥越(1年) IN。
   後半2分、⑨原嶋 OUT → 25.樺島(3年) IN。
   後半6分、⑥神谷 OUT → 18.折居(3年) IN。
   後半12分、⑭佐藤 OUT → 21.新山(3年) IN。
   後半19分、⑨樺島 OUT → 原嶋(2年) IN。 
 ※佐藤脳振とう → 正気に還った本人は春日原球技場にワープしていた模様。

朝日新聞デジタル(7/13)での記事
競艇場やないですよ!

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≪釜石市のいま≫

次に時間が前後しますが、この記念試合の前日、7月11日(金)。
北上市の宿泊ホテルである草のホテルから、バスで早朝出発。
約2時間を要して、釜石市に行ってまいりました。

北上方面から釜石市に向かったわけですが、この山を越えたらいよいよ到着!
ってとこで、森監督が

「俺が初めてこの仙人峠を越える時ったい。。。。」 

  ※読者の方は、ワッカルカナー? ワッカンネーダローナー?を合の手に入れてハイドーゾ!

「そら~も~大都会に行ってバリバリ活躍しちゃろーか~っちゅう若者がったい」

「 護送車に乗っと~気分で、窓から見えた景色が、これったい。」

「 こげな深山にどんどん分け入って行ったっちゃけんね~ (オトロシカッター)」

「 たら たい、引率の人から、
      もうすぐこの仙人峠を越えたらパラダイスって言われたっちぇ~!
                                      (ドゲンオモーヤ?)」

『 んだども、なってもねー。』 

『 そー えずくまっとらんだでも、こん仙人峠越ゆればパラダイス思ってくんせ。』

『 じき、でんぐりけぁって、わやわやど。 いがべ?』

パラダイスっていうパチンコ屋じゃなかろーね?

当時パラダイスの町釜石市は人口6万人を超える賑わいの町でしたが、現在では半分近くの3万人台となったよーで、釜石駅から新日鉄釜石の会社・工場に続く線路沿いのメイン通りの商店街は、淋しいことに半分以上が店じまいをしています。
シャッターが下りている個人商店をたくさんたくさん見てしまいました。

2~3キロ先に望見できるイオンの大建造物が、
小高いところから我らのバスが行く商店街を威風堂々と睥睨しておりました。

森監督が記憶をよすがに昔日を偲ぶも、これが今現在の釜石市の現況。

新日鉄釜石 「鼻息荒そうですね!」

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≪震災地視察①≫

バスはいよいよ、3年前の東日本大震災で、
釜石市では最大の津波被害があったという鵜住居(うのすまい)町に到着。

鵜住居(うのすまい)町は、釜石駅から一駅(車で5~6分)の海岸沿いの町です。

65才を自称するアポロキャップを被った
フットワーク軽やかな可愛らしい?女性のボランティアガイドさんが、

手に持った手作りの拡大写真をめくりながら、めくりながら、、
津波の時の状況を大きな声で魂を込めてお話してくださいます。

ガイドさんを囲み、地面に体操座りする部員たちが、真剣な目で、
ガイドさんの手振り身振りを交えたお話を、身体全体で聞いていました。

牟田口部長も、次回からアポロキャップを被り、手に持った手作りのラグビーの写真をめくり、手振り身振り、中くらいの声で魂の指導をしてくれるといいかも。

岩手日報の記事

次に一行は近くの防災センター(鉄筋コンクリートの2階建て、震災の前年に完成)

に移動。

このセンターは明治三陸津波の浸水地域で、釜石市の津波避難区域内にありますが、津波に襲われた時の正式の避難場所ではありません。

正式の避難場所は近くの寺の裏山と、神社の境内。 (もっと高いところ)

しかし、地元では、センターが利用しやすい低地にあったため、

「 避難訓練の時だけの 避難場所 」 として使用。

訓練を重ねるたびに、海抜の高いところにある寺や神社よりも、
センターへの避難者が増えていったとのことです。

「避難訓練が、訓練のための訓練に なっていた。」

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≪震災地視察②≫

水はものすごい勢いで屋内に入り込み、2階天井まで10~15センチに迫った。

そのわずかな隙間で呼吸して助かった人もいれば、
その助かった人はガラスの割れた窓から多くの人が外に流される光景を見た。

建物の屋上に上がった人たちは助かったが、

小さな子供やお年寄りには上れなかった。

地上から屋上へ渡した外壁に取り付けられたスチール製の梯子が、震災以前、子供たちが屋上に昇って悪さをしないようにと(危険を事前に防止しとこうと?)下部を切断されていたために、背の高い者にしか切断された梯子の下部に手が届かず、
また自らを持ち上げる腕力のある者だけしか屋上に上ることはできなかった。

このセンターや周辺で、50人以上が死亡。

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≪震災地視察③≫

センターの横に建てられた小屋にロウソクとお線香があり、

部員みんなでお焼香をし、手を合わせました。

お話の中で特に印象に残ったのが、

「津波てんでんこ」 という聞きなれない言葉。

てんでんことは、各自のこと。

海岸で大きな揺れを感じたときは、、、

津波が来たら肉親にもかまわず、各自てんでんばらばらに一刻も早く高台に逃げ、

自分の命を守れ-という意味の 「津波てんでんこ」

古くから津波に苦しめられてきた三陸地方の言い伝え。

大槌湾を望む釜石東中学校(生徒数222人)は、
同湾に流れ出る鵜住居(うのすまい)川から数十メートルしか離れていない。

11日午後の地震発生時は、各教室で下校前のホームルームが行われていた。

立っていられないほどの横揺れが生徒たちを襲った。

揺れが一段落し、

一斉に校庭に出た生徒たちは、教師の指示を待たず、高台に向かって走りだした。

途中、同校に隣接した鵜住居小学校(児童数361人)の児童も合流。

小学生の手を引く中学生の姿も目立ったという。

子供たちは普段の防災訓練で使っている高台に集まろうとしたが、

だれかが 「まだ危ない!」 と言いだし、さらに高い場所にある老人施設まで移動。

学校から1キロも走っていた。

教師たちが点呼を取ったところ、

登校していた両校の児童生徒計562人全員の無事が確認できた。

その5分後、両校の校舎は津波にのみ込まれた。

一人でまず逃げるという行為は、

最善の災害対策としてやむをえない「哀しい教え」ではありますが、、、

家族も、友人も、恋人も、
みんなそれぞれきっと逃げ切っている、と信じて、まず自分を助ける。

事後、きっと出会えるからっと! みんなを信頼して!

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  大槌海岸に寄せるやさしい波音と、

  復旧作業中の重機の猛々しい槌音が、

              背中合わせに聴こえていました。

岩手日報の記事

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≪合同練習 ー 松倉グラウンド≫

午後、新日鉄釜石ラグビー部の聖地、松倉グラウンド(釜石市球技場)に移動!

黒沢尻北高校のみなさんと一緒に、合同練習を行いました。

バスがグラウンドに近づくにつれ、森監督が、

 「 寮が新しゅーなっとー 」

 「 あの店のオヤジは まぁだ 生きとーとかいな?」

 「 グラウンドの横の立ち飲みやは、まぁだ あるとかいな?」

と、懐かしくバスの窓から、過ぎゆく街並みをなぞっておられましたが、、、釜石の住人さんの表情を窺うと、30年ぶりの森監督を拝顔して、日本に30年ぶりに帰国した横井正一、や、小野田寛郎に出遭ったよーな、驚きと歓迎ぶりとに見受けられました。

よっこらしょーいち。往生しまくり千代子。なんの園まり。

さて さて と、到着してみますと、、、

NHKの番組で観たあの頃の松倉グラウンド(釜石の日本選手権連覇時)は、陸上競技場であったし、またそのイメージを持ってやってきたのですが、

なんとなんと、それはそれは、の ピッカ ピカのグランド!

あの松倉グラウンドは、人工芝のラグビー場とサッカー場を各1面備えた、東北でも有数の施設にリニューアルオープンしていたんであります。 (昨年の春に完成)

手前2階がクラブハウス(昼食の弁当をそこで頂きました。)

報道取材陣につかまってお昼ご飯お預け状態の森監督をよそに、

みんなで、お弁当を頂きました。 (オサキニスイマセン!)

ピッカピカのグラウンドを少しでも汚すと、現行飯逮捕されそーな雰囲気でしたので、、、こぼさないように、こぼさないように頂きました。

人工芝になって鹿が来なくなったそーです。

『 ちゃっちゃど したくしろ!』 ということで、

合同練習が始まると、

両者、最初の方は軽くジャブの応酬みたいなことやってましたが、

FWとBKが分かれ、

いざ力比べが始まりだすと、ヒートアップしてきました、ヒートアップしてきました。

両校の部員の心中でのやり取りを通訳しますと、こんな感じでしょうか。

 福: 「 あいたーっす!(痛い)」

 岩: 『 そんぐれたっぺつけどけ!(それくらいの傷なら唾つけとけば大丈夫)』

 福: 「 なんばすっとか!(なんてことをしてくれるんだ)」

 岩: 『 すぐなきつめたでて!(すぐに弱音をはくなんて)』 

 福: 「がらるーばい!(先生に叱られるよ)」

 岩: 『 やかましくしてっと、ふたづけっぞ!(うるさくしていると叩くぞ)』

と段々、段々と熱を帯びてきましたところで、

最後は、セット(スクラムやラインアウト)からのオール面でのディフェンスアタックで、試合を想定した、本気度高いチームのぶつかり稽古!

 福: 「 なら、また!」

 岩: 『 んだば、まず!』

と、それぞれが、See  You  tomorrow!の挨拶を交わし、

この日は一旦 お別れ。

ここは復興してリスタート!といった感じ。   

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≪黒北高Bチームとのゲーム≫

翌、12日(土)の記念試合の模様は、冒頭にお伝えした通り!!

前後してた時系列がここで追いつき、記念試合終了直後の7月12日(土)PM ~ ~

昼弁後、記念試合メイングラウンドから、すぐ横のサブグラウンドに場所を移し、

今度は、黒沢尻北高校Bチームとのゲーム。 → 13時半KO。 (20分 ×2本)

いっきょん(石津)頼んだぞ!

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<前半>

・1分 →
   福高⑩倉本がゲインしてゴロパント。 相手の足に当たった球を⑫新山キャッ
   チしそのままトライ。 福高先制!

< 7 対 0 >
⑩倉本のゲイン!

・7分 →
   YS(ハーフライン右中間)からの黒北⑩-⑫のところで、福高のターンオーバ
   ー。 ①中満-⑫新山-⑮山中のトライ。

< 12 対 0 >
⑮山中(1年)サマになっとーね。 どんどん食って大きく成れ!

・10分 →
   相手のペナルティから福高のクイックスタートは、ドン、ドン、ドン
   と、フィニッシュは⑥神谷。

< 17 対 0 >
殻を破って脱皮せろ⑥神谷!

・17分 →
   福高のターンオーバーから⑨樺島-⑩倉本P。 ①中満P。 ⑨樺島-
   ⑭田原P。 ①中満P-⑦瀬尾のトライ。

< 24 対 0 >
⑦瀬尾のトライ。⑭田原の後押しヨシ!

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<後半>

後半は両校1本づつのおあいこ(以下)

・5分 →
   ML(相手陣10m付近右サイド)からの福高の攻撃は、フェイズを12も数え
   て、最後は①中満がG前からいい角度で入ってトライ。

< 29 対 0 >
ラグビー部の学業平均点アップを背負って立つ①中満。

・7分 →
   ハーフライン辺りでの福高の攻撃中、ターンオーバーされて、裏へ出られ
   ⑪に30m独走を許しての被トライ。

< 29 対 7 >
おお牧場はみどり♪よく茂ったものだホイ!

スクラムをバッコシプッシュされるも、②薄が手品のようにフッキングし、
なぜか福高がマイボールキープしていたのを見てあな不思議でした。

②薄イイヨ! でも3本目の足でフッキングしたらダメよ!

また、⑪中村がやっぱりいいもの持ってる!
出し惜しみすんなよ! というプレイの数々を魅せてくれました。

⑪中村はひょうきんで照れ屋。

そして、⑤上村<カミムラ>のナイスタックル!
プレイが溌剌としてきたよね。 コンバージョンキックはチーム一かもよ。

いかつい顔してお茶目な⑤上村

[ 7/12(土) 黒沢尻北Bでの スターティングメンバー ]   - 20分×2本 -
    ①中満(3年) ②薄(2年) ③柳(2年)
    ④折居(3年) ⑤上村(3年)
    ⑥神谷(3年) ⑦瀬尾(3年) ⑧渡邊(2年)
    ⑨樺島(3年) ⑩倉本(2年) 
    ⑪中村(3年) ⑫新山(3年) ⑬稲永(2年) ⑭田原(2年)
    ⑮山中(1年)

 <選手交代>
   後半0分、⑭田原 OUT → 石津(2年) IN。
   後半2分、⑫新山 OUT → 鳥越(1年) IN。
   後半5分、⑥神谷 OUT → 高山(1年) IN。
   後半17分、①中満 OUT → 篠原(1年) IN。 

一つのきっかけでグンと芽が伸び、花咲きそーな⑧渡邊。
かぶり付きのいい⑭田原。
大器の⑬稲永。あとは器の座り加減。
覇気のあるプレイ。そしてチームのムードメーカー。④折居<オリチャン>

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≪黒北高Cチームとのゲーム≫

続いて黒北高Cチームとの対戦は、20分ハーフ1本で、14時半KO!

福高関係者にとってこの20分間は、とってもメモリアルなゲームなんでした。

中尊寺に行ってきました!
ワインが大好きな杉山先生。もちろん地理ワイン!

まず、なんたって女子が男子に交じって、なんと、以下6人も登場したんです。

福高のなでしこたち入場!

①野口実穂(1年)玄海JR出身、③江渕まこと(2年)陸上トラック競技出身、

の二人がまずプロップ。

みほ~っ!
③江渕の右よつから左下手ひねり~っ!

⑦髙﨑真那(1年)香椎ヤング出身は、笑顔とタックルのコンビネーションが武器。

この笑顔に油断してると~
バコーッ!とやられて鼻血ふき出しても知らんですよ。

福岡レディースRFCに所属する、

⑨増本京子(3年)、⑩野田夢乃(2年)、⑫須藤ちひろ(スーチー)の3人。

京子~といるときゃ~♪四の五の言われたの~♪ 負ければ~次さと~言われたの~♪
夢乃チャンからタックルされたら脳ミソがひっくり返り、ヤカン持ってきて、飲め湯だの
別に身を殺そーなんて思わなくても、自然に仁を為しちゃう低弾道タックルはスーチー!

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そして、ラグビー実戦、筆おろしの面々が、以下の5人。

⑤松本悠久(1年)はサッカー部出。、

右手と右足が一緒に前に出、ロボコップ状態の松本。

⑬久芳銀河(1年)、⑭鶴雄介(1年)、⑮奥本竜央(1年)の3人が野球部出身。

The Galaxy Express 999!
⑭鶴は、にやけ顔と謙遜してたがナカナカ!
⑮奥本。福高ラグビー部が登竜門!

途中、ナイスタックルの⑭鶴(1年)野球部出身に代わって、

⑭に入った大嶋康平(1年)は、剣道部出身。

メガネ取るとヒトが変わるね。
メガネかけたら元の、暗ーク剣徒に戻るらしい。

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③江渕が相手のデッカイ③番にバコーッと正面タックルした時には、

思わずのけ反りました。 ダイジョ~無 事か~!

と相手の③番を思いやったほどです。

ゲーム前になると部長に出場を乞う、餌を求めるフナのよーな⑧高山(1年)

途中INしたBKの谷川優也(1年)野球部出身は、ルールもろくに知らない(ひとつも知らない)と最初は言ってましたが、なんのなんの初めてのラグビー実戦とは思えないサマで活躍。

タックルしてすぐ球をもぎ取るとダブルプレイよ!

⑦髙﨑は、起き上がり小法師(会津のダルマ)のように、吹っ飛ばされては起き上がって、吹っ飛ばされては起き上がって、吹っ飛ばされては~~と、七転び七起きし、ノーサイドの後、八転びしておりました。

お父さんよりデッカクなって欲しい②篠原(1年)

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このゲームは開始7分に、⑬久芳銀河(1年)が、初ゲーム、初トライ。

⑩倉本の上手いパスを受けてゴールにまっしぐら! 後ろから追いすがり飛び込んできたタックルをジャンプして躱し、彼のナイスセンスなとこを垣間見れて、ヨシ!

さあ行くんだその顔を上げて~♪新しい風に心を洗おう♪

得点は、5 対 0 で福高がそのリードを守りきり、そのままノーサイド。

そのまま~と略しましたが、がむしゃらに球せせり(博多の筥崎宮さんのお祭りです)し、がむしゃらに身体を当てて行き、「身を殺して 仁と為す!」 とは考える暇もなく、ただただ「身を殺して 断固為す!」 の姿が、さわやかに福高の復興を感じさせた、とっても密度の高い20分間でありました。 いいよ!

小田島監督から、口頭での表彰状授与式。

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≪記念祝賀会≫

同日の夕方より、宿泊のホテルから、北上駅の方に歩いて約 5分のとこのレセプション会場で、黒沢尻北高校開校90周年の記念祝賀会が開催。

黒北高のラグビー関係者やご来賓の中に、我々福高ラグビー部のスタッフ、部員、現役保護者の一団を招待客の高待遇で、温かくお出迎えいただきました。

まん中の娘のおみ足がきれいなこと!

会場内には39年前の福高と黒北高の花園での対戦がVTRで流されています。

18時開演。

はじまりに、市長、校長、記念事業協賛会長、北高ラグビー部監督と、順次、
ご挨拶を拝聴させていただきましたのですが、あっという間のひとときでした。

高橋敏彦様ごあいさつ(北上市市長)
北村東様ごあいさつ(黒沢尻北高校校長)

ご挨拶に登壇された方の皆々様が、いずれも実直で真心のこもったお話をされるものですから、東北のお国柄に直に接した心地がして、しばしほんわかと心温まる空間を満喫させていただいたような次第。

んが!

心温まりながらも、一瞬一瞬、冷やっとさせられましたのが、

ご挨拶の方々がご登壇されて、等しく発せられるところの、この第一声!

伊藤彬様ごあいさつ(90周年記念事業協賛会会長)
小田島康人様ごあいさつ(黒沢尻北高校ラグビー部監督)

「オバンでがんす。」

会場にいらっしゃる方々も、一斉に首肯し、
登壇者と福高関係者のいる卓に向かって、「オバンでがんす。」

条件反射的に、私ハッとして、
福高現役保護者のママたちのテーブルに目をやりましたね。

やっぱり、ここだけ反応していないんです。

笑顔にヒクヒクッと、痙攣が散見されました。

例えば、外人さんが喋るのを目の前にして笑顔ではお応えするのはするんだけれども、質問すんな、決してこっちには質問すんな、質問したら承知せんけんね、 といった状況のあの時! あの時の強張った笑顔と似ているとでも申しましょうか。

よっぽどお母さんたちのテーブル(円卓)にかけ寄って行って、

「あれは、この地では、こんばんは の丁寧語らしいですよ。」

と、教えてあげようかと思いましたが、登壇者が二人目、三人目となると、なんとなく、その語意とするところのご理解が浸透してきたようで、顔面の痙攣治まり、その後余震もなく、天真爛漫の元の笑顔に!

黒北高校のお母さんたちがワントライ差で勝ち!

そして、森監督から、このたびのお招きのお礼を述べさせていただき、
例のごとく、会場内を笑いで満たしましたまで、はよかったんですが、、、

次に乾杯の音頭で控えられてある千田美智仁氏(森監督の釜石時代の後輩)の紹介まではじめられ、「千田はホンットいい奴なんです。~~ということで、盛りあがって乾杯のご唱和をお願いしま~す!」 と、こーご発声されたものですから、

会場の皆さんが、思わず、
ここで乾杯してしまうんじゃないかしらんと、脇で見ていてハラハラしたものです。

森監督のごあいさつ 兼 乾杯の音頭

いい奴、いえいえ、
ホンットにいいお人柄の千田さんの実直無比の乾杯でレセプション開始!

千田美智仁様ごあいさつ(北上市ラグビーフットボール協会会長)

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<歓談>

こっちは基本が日本酒なんですね。

冷酒の入ったガラスのお銚子を片手に、あっちへこっちへと、

ご挨拶の民族大移動が始まりました。

ガラスのお猪口が60mmの容量だとすると、30人の方々と、「ままままっ」 「ととととっ」 とご挨拶を交わし、躱しし、クイクイやってたら、1升もの酒量を飲み干すことになってしまう計算となりますから、最初の方こそは怖ろしか~と心中警戒しておりましたものの、歓談がものの30分も経ってくると、九州男児を代表して負けられん!という気持ちがなぜかしら沸々と沸き起こり、ナメラレンごとと思えば思うほど、黒田武士の眼つきが炯々と光りだし、ものの40分もすると、天下国家を語る官兵衛となってしまいましたから、お恥ずかしい限りです。

日の本一の思い槍

こっち(大人)の盛り上がりが感染したのか、両校の部員たちも、いつのまにかワイワイやっていたようで、以下、懇親風景の写真です。

まいっぺーやっか?って感じ。
愛らしか
山根!グーやろが!
カニだらけ
黒北高の女子部員がワントライ差で勝ち!
みんな呑兵衛になるっちやろーね~

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<中締め>

そろそろ宴も 泥縄に、いや、たけなわ になりました頃、

黒北高のキャプテンからのさわやかな挨拶があり、、、続いて今日の記念試合で脳震盪をやった佐藤キャプテンもしっかりした挨拶をしてくれました。

東北の薫風そよぐさわやかキャプテン
まちごーとらん。全然OK!

 ※佐藤キャプテン本人にとっては、ここはホテルオークラ博多で、福中福高ラグビー
   部創部90周年の記念祝賀会と勘違いしてた可能性も否めませんが、、、
   「90周年おめでとうございます!」 という点では全然ダイジョーブでした。

千代原頭(部歌)の唱和
黒沢尻北高校ラグビー部部歌の唱和

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≪記念祝賀会後の2次会≫

レセプション会場から、宿泊ホテルに意気揚々と帰ってくると、子供たちは解散。

監督部長をはじめ我々随行スタッフは、ホテルの1階食堂へ。

すでにOB保護者の方々の狂宴が、先の我々の祝賀レセプションの開始と時を同じくして始められ、いまや宴も沖縄で三味線持って踊りだしそーな面々が勢ぞろい。

ここで、後述する形とはなりましたが、

我々本体が、監督以下スタッフ8名、部員55名の団体で10日(木)の夕方、まず福岡空港を出立したのに続きまして、

次の日11日(金)に、現役の保護者15名、OB保護者14名、OBご夫婦2名、OB1名、総勢32名もの方々の団体が岩手で合流してくれたんでありました。

先のレセプション会場に出席された現役保護者と、我々スタッフがここ(宿泊ホテルの1階食堂)で、いまOB保護者に合流を果たし、この日の2次会といった場面。

この一行の生態系は飲メント科ショウチュウ類夜行族に分類されます。

さて、レセプション会場での乾杯の音頭で、スカタンを喰らった(当てが外れた)千田美智仁さんがゲストとしてここ(我々の2次会)に参加してくれまして、今度は予定通り。 準備してた文面通りの乾杯のご挨拶を頂戴しました。

あらためて、千田さん。

この2次会会場には、注文するたんびに大きな声でハウマッチと、トゥーイクスペンシブを連呼する、バブル期に海外で一世を風靡したノーキョーを髣髴とさせる人物もいらっしゃいましたことから、終始ハラハラし通しでしたが、本当に貸し切りに近い状態であったことが幸いしたもの、と事後、ほっと胸をなで降ろしましたことです。

草のホテルさんの皆さんには、本当にご迷惑をおかけして申し訳有りませんで(ありがとうございま)した。

 ※雨の中、コインランドリーまでマネージャーをホテルの車を使って乗せて行って
   くれたり、我々が濡れないようにとバスから玄関軒下までテントを張ってくださっ
   たり、その他、我々の無理難題を、無理難題がふりかかる前に対処してくれた
   り、本当にお世話になりました。

   『おもさげなござんす。 お許しえって下んせ。』

下ネタを100発ほど用意すると、あとは機関銃のように掃射されます!

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≪最終日ー全岩手とのゲーム≫

会場は昨日と同じく、
記念試合メイングラウンド(陸上競技場)の すぐヨコのサブグラウンド。

全岩手チームのB戦と、A戦を行いました。

まずは、

全岩手Bチームとのゲーム。 10時KO。 (25分 ×1本)

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<全岩手Bとのゲーム>

 ・2分 →
   相手ボールスクラムから出でCTBに球が回ったところを⑫山中がナイスタック
   ルでターンオーバー! ⑦篠原Pー④上村Pー最後は⑤折居がトライ!

< 5 対 0 >
コレコレ!
オ~リ 居ャ~ッ!

 ・21分 →
   福高のハイパントキャッチした相手の⑮のポイントで、⑧瀬尾が球をもぎ取り、
   福高FWが雪崩の如きナイスドラ~イブ。 前に前に勢い付いてゴール前で、
   ①中満ドン!のトライ!

< 12 対 0 >
イインジャナ~イ
①中満、上昇中!

 ・25分 →
   相手陣でのヤンボールスクラムから、6次の攻撃を波状攻撃されて、
   最後はG前から⑧に力技の突進をしてやられました。

< 12 対 7 >
しょんないしょんない
ショッピー↗ 

続いて、

全岩手Aチームとのゲームは10時半KO。 (25分 ×2本)

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<全岩手とのゲームA -前半>

・3分 →
   ML(ハーフライン先左サイド)から⑩井上P。 ⑧土谷P。 ⑮北﨑が抜けて、
   折り返し縫いのステップで後続のディフェンスをかわし⑭(左WTB)新山へパス。
   福高先制!                               < 5 対 0 >

内に行くと見せかけといて
⑭新山へトライのパス!

・9分 →
   ハーフライン付近での全岩手のノッコンから福高がいい感じでアタックを仕掛
   けるも、途中ターンオーバーされ、6次目の全岩手の攻撃で⑮が福高ディフ
   ェンスの裏に出て。 全岩手⑭がコーナーからG正面に回り込んでのトライ。

< 5 対 7 >
中尊寺行きたかったね。

両チームともに展開の速いラグビーのために、後半はどっちが先にバテテくるものか、どっちが走り勝てるか、が鍵になりそうとみておりましたが、全岩手はハーフタイムのコックピットに入るやメンバーがかなり入れ替わってのチューニングアップを完了し、生き生きリセットメンバーでの再登場。

前半の体力消耗から、後半危惧された福高の持久力は、相手ディフェンスの素早いディフェンスを前半で診たてた⑩井上が、ディフェンスの裏へチョコンとキックを交えることで、後半、福高はチームの推進力に追い風をもたらしてくれる展開となりました。

アンパンマンは愛と裕季(郷原)だけが友達さ

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<全岩手とのゲームA -後半>

・4分 →
   YL(相手陣22m先右サイド)を福高がスチールしMBゲット。 ⑩井上ゲイン
   P。 ④柴田P。 ⑫高橋P。 ⑩-⑮北﨑P。 ⑩-⑥瀬尾P。 ここで一旦
   停滞し、⑧土谷P。 ④柴田P。 ⑩井上コーナーへキック。 ⑮北﨑押さえて
   トライ? レフリーがタッチジャッジにトライの確認を求めましたが、タッチジャ
   ッジはトライに間違いなかったと大きく首肯。           < 10 対 7 >

 ※タッチジャッジはいつもニコニコ増本京子チャン(福高)でしたが、
   この時ばかりは裁判官に対し神妙な面持ちで真実を証言しておりました。

エリアは違いますがこんな感じ

・10分 →
   ⑪新山のミサイルタックルが炸裂。 ⑤山根がマイボールをキープして、
   ラックからの球出しを⑨原嶋がそのままラックサイドを突き、40mを独走して
   トライ。                                  < 15 対 7 >

 ※このタックルをゲーム中、一人一本やったら15トライ! 一超直入のトライ智!

火花が飛びました!
前方視界良好!

・15分 →
   全岩手の得点。 YL(相手陣10m付近右サイド)からBKのオープン攻撃で
   ⑭P今度は逆サイドのオープン攻撃で⑩-⑫-⑬-⑮P。 ポイント近場を
   2度突いてからの球出しは⑧-⑪の俊足に振り切られてしまいました。

< 15 対 12 >
草の火照る

・17分 →
   今度は福高の得点。 福高のKOで相手キャッチのボールをターンオーバー。
   笛が鳴ってMS(相手陣22m右中間)から⑩井上-⑬大原ドーンと縦に抜け
   てP。 ⑧P。 ⑩-⑥瀬尾がトライ。               < 22 対 12 >

⑩井上どんから⑬大原ドン!へ
⑩井上からのパスは、⑥ショータがオゴツォーサンしてトライ。

・27分 →
   最後は福高の得点。 相手のペナルティから福高クイックスタート。
   ⑧土谷ドンP ⑮北﨑がディフェンス陣の間を縫って⑪新山へパス。
   新山のあがり良く、ナイススピードで球をもらってトライ。    < 27 対 12 >

⑮北﨑がラインのギャップを突いて
成長著しい⑪新山へ!

このゲームのMVPは、何発も喰らいついて喰らいついてタックルに行き、積極的なアタックも光った⑦中島となるところでしょうが、あの一発のタックルでチームの目を覚まさせた⑪新山が逆転MVP受賞! 

郡司さんの採点では⑦中島の方がポイントは上だったんですがね~

[ 7/13(日) 全岩手との対戦での スターティングメンバーA ] - 25分×2本 -
    ①中村(2年) ②梶原(3年) ③三谷(3年)
    ④柴田(2年) ⑤山根(3年)
    ⑥神谷(3年) ⑦中島(2年) ⑧土谷(2年)
    ⑨原嶋(2年) ⑩井上(3年) 
    ⑪新山(3年) ⑫高橋(3年) ⑬大原(3年) ⑭鳥越(1年)
    ⑮北﨑(3年)

 <選手交代>
   前半0分、⑥神谷 OUT → 瀬尾(3年) IN。
   後半5分、⑨原嶋 OUT → 樺島(3年) IN。
   後半7分、⑫高橋 OUT → 中村(3年) ⑭にIN。 → ⑭鳥越(1年) ⑫へ。

洗濯もんばはよ持ってきんしゃ~い

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≪中尊寺≫

この日(AM)、福高が全岩手チームとのゲームがあっている時間帯に、
現役保護者とOB保護者の団体様は、中尊寺に観光に参りました模様。

先人への畏敬、被災者への供養、
そして自己の極楽往生を願ってしっかり手を合わされたことと思います。

実は、当初私もこちらの団体に参加し、念願の中尊寺を拝観したかったのですが、
他力に縋るにはまだ少々油がとれてないことを自覚してもおり、

お風呂の後のビール ンゴ ンゴ意外の極楽をまだ信じてもいないものですから、

まだある体内の残り少ない油でもって、エンジンを吹かし吹かしし、
若者に交ざってワイワイゲームを観戦したほうがまだまだ楽しいかも、、、

また、こーしてゲームのレポートをさせていただくことの方が、
ダレカレの供養にもなるんじゃないか、

と、まーこー思案し、中尊寺行きを思い止まった次第です。

今回は行けなくて残念でしたが、

中尊寺は、自身、切実に極楽を希求するようになってから、また!

中尊寺コンチキショー!

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≪仙台空港ー帰り≫

部員一行本体と、保護者一行の団体は、帰りの便を待つ仙台空港で合流。

  瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の われても末に あはむとぞ思ふ

で、やれやれよかった、と思うも束の間、
空港に着くや否や、親子またも別れて おみやげ屋に、三々五々と雲散霧散。

日常、スーパーでのお買い物では、あれだけ商品の適正最安値価格に対する鑑識眼をお持ちのお母さんたちも、高値厭わず、まるでオイルショック時のトイレットペーパー買占め時を想起させる、牛タンパックのつかみ取り。

搭乗手続きまでのわずかな時間帯の中、ここ逃したらもう手に入らんとの切羽詰まった感を表情からおし隠し、タンタンとした表情で、3つも4つも買っておられました。

  値を早見 時にせかるる売店の 我でもすぐに 買わんとぞ思ふ

もひとつ遅い便やったらタイムセールやったかもしれんのに

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≪お礼≫

黒沢尻北高校の皆さん。 このたびはお招きいただきありがとうございました。

陸上競技場の準備、記念レセプションの準備、震災地視察のご手配、松倉グラウンドでのご準備、、、もちろん、その黒沢尻北高校の皆さんを後ろからしっかりサポートされていたであろう、北上市、市・県のラグビー協会、記念事業協賛会、OB会の皆様方の蔭なる、心強いお力添えがあったであろうことに思いを馳せるにつけ、感謝でいっぱいです。

そして、
ホテルのスタッフの皆さん、温かいお心づかいの数々ありがとうございました。

ボランティアガイド方、バスガイドの方、魂に触れるお話ありがとうございました。

そしてそして、たくさんの方々の縁の下の力持ちの皆さんのおかげで、一生の思い出となるこの東北遠征が実現しましたこと、また我が福中福高ラグビー部の創部90周年にも他力ながら(皆様のおかげながら)花を添えることが出来ましたこと、重ねて感謝、御礼申し上げます。

黒沢尻北高校開校90年に乾杯! (記念試合にも完敗!)

『 黒北高の部員諸君! んだば まんず! 花園で!』