26年11月 修猷館高校(全国大会県予選 準決勝)

公式戦に負けると、これまでは、

・こ っ く ら そー! と バチバチ乱れ撃ちして、雄たけぶか、、、
     ⇈
  「うっ叩くぞ!」 の博多弁である 「こっくらさるーぞー」 の未然傷害短縮形

バチが当たるかも?

・ち く し ょ ー! と  人里離れた遠い所に隠れて、独り 我鳴るか、、、 
    ⇈
  自らの屈辱を懲らしめるべく、自己に投げかける侮蔑的差別用語

ワン for All

・または、

 ヒが、シ の発音となって、べらんめぇ めぇ と、泣いた後、

 シ痛な面持ちとなり、顔面がシくシく痙攣、シ屈な態度となって、シらき直るか、

おととい来やがれ! 明日は居ねーよってんだ!

だいたい ここ十年の間は、我々福高のOB、保護者、学校関係者の大人たち、

上の3パターン、いずれかの救急処置でもって、心の傷に即効性のある麻酔をかけ、便宜 ナデナデと癒しておった、というのが通例だったんじゃないでしょうか。

ところが、今年は、、、

これら3パターン、どの治療法も、効き目がありません。

未だ、悶々 鬱々 陰々 延々 と、、、

敗戦のショックを、引き ずり ずり と、引きずっておる状態なんです。

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その心境を、深まる秋の夕暮れに例ふれば、

水色の空と、茜色の空との相剋を、西の空に見やり、

茜色の哀愁に、キュン と 胸締め付けられる、

襲 憂 感 いっぱい! といったところでしょうか。

geraldbrazell作

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人生経験豊かな大人たちは、こーゆーとき、

神様がくれた、忘れる! という伝家の宝刀を抜き、明日に備えますが、

人生経験これからの子供たちは、こーゆーときこそ、

若さに備わる、学ぶ! という伝家の宝刀を抜き、明日に備えなければなりません。

しっかりと、

このシーズンを振り返り、よきことも、あしきことも、自らの血肉に変え、

福高ラグビー部の矜持を持って

これまでの経験をこれからに、しっかりと 活かしてゆきましょう。

今度の福高とヒガシとの決勝戦はいつやったかいな?

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ハイそれでは、福高にとって、そのよき血肉となった、全国大会県予選準決勝、

修猷館高校さんとのゲームを振り返ってゆくことといたしましょうか。

11月16日(日)の春日公園。  11時 KO!  くもり    観客席 満員御礼!

さても、 さてこそ、 福高 と、修猷、伝統の一戦!

老いも、若きも、皆々こもごもの思いを胸に満つつ、たくさんの観戦者の熱視線のおかげで、春日の会場は、両校の部員たちにとって、最高の晴れ舞台と、あいなりました。

いつでも助太刀するつもり満々のみなさん

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<前半の得点シーン>

前半3分。 修猷館が先制。

修猷館KOで始まったゲームは、⑩井上のキック → 修猷⑮番のキックで、ジャブの応酬があり、キックの陣取り合戦は修猷に軍配! → YL(自陣22m-G左サイド) → YM(ヤンボールモール)から修猷②番サイドを突いてP → ⑩-⑫P → ⑩(⑫カラ)-⑮ー⑭Pのとこで福高ノットローラウェイのペナ(自陣G前5m右サイド) → 修猷③番でP → ラックサイドを④番に突かれて福高被トライ。

(0 : 5)
※初っ端のKO時、修猷⑦番 衝突ダウンするも、10カウント前にファイティングポーズでOK!

※トライ後、修猷①番、鼻血でOUT。 ⑱番IN。 4分後、①番再度IN。

ナシ?顔 と ドヤ顔!

前半10分 福高、PGで得点。

YL(相手陣22m手前左サイド) → 福高⑤山根が競ってタップ → タップして空中に舞った球を修猷②番がキャッチ → 修猷⑨-⑮ハイパントは → 修猷のアタックラインオフサイド(フライング) → 福高PG狙う(左ポール前約17m) → 成功!

(3 : 5)
⑫高橋ケントは、福高の五郎丸見当

この後、両校攻防の中、3 対 5で、福高2点ビハインドのまま 前半を終えます。

先に結果(10 対 24で福高敗退)を承知したうえで申し上げますれば、、、

福高がこの後の後半に、修猷館にかなわなかった、前半の象徴的なプレイとして、

次の 5つ ~

千代原頭

[1] 福高にノットリリースが多かったこと。

     → 修猷の集散が早く、しつこく、絡んでいたようです。

[2] 福高にノットローラウェイが多かったこと。

     → 修猷FWのめくりあげが激しかったようです。

[3] キャプテン⑭佐藤の佐藤らしい福高のミサイルタックルをもってしても、
    一枚上手の修猷BKには、なんのそのと、球をイージーに回されてしまいます。

[4] 福高のプレッシャーが強く、スローイングに迷いが出てた修猷のラインアウトでは
    クイックモーションでタイミングをずらす工夫をされたり、、、

[5] ノットストレート気味のスローイングに、瞬時の判断で対応するに、
    リフターがジャンパーを斜めに持ち上げる工夫をされたり、

と、こー、「なにがなんでも~!」

といったところの球への 「執念」 に、残念ながら福高は、修猷にかないません。

修猷の見事なジャッカルで福高にノットリリース!
低すぎて頭突きしか対応策のなかった福高のノットローラウェイ!

ジャッカルも、シーリングも、なにせむに、

とにかく相手より先に、球に喰らいつく~っ! 

といった その 「執念」 、臨機応変な 「応用力」 のとこで、

福高は修猷館に歯が立たなかったという印象しきりの残尿感。

すばらしい⑭佐藤のプレッシャーでしたが、修猷のが一枚上!
修猷SHの執念のチャージ!

さて、それら福高関係者の心の晴れ間に差しかかった前半の暗雲も、

KOの笛の音を合図に、風神様のひと吹きでもって、その暗雲 払い除け、いざ後半!

赤備え

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<後半の得点シーン>

後半3分。 修猷館先制!

ML(相手陣10m-22m右サイド) → 福高⑨-⑫タテに突進 → ⑫高橋にサポートに行った⑥大原、修猷①番に衝突 → ⑫高橋が孤立して修猷ターンオーバー → 修猷⑨番すかさず右サイドを突いてゲインP(ナイスタックルの⑮北﨑ダウンで福高14人に!) → タックルされた修猷⑨番、瞬時にボールをリリース&ピックして更にゲイン! → ⑩P → ⑧P → ブラインドサイドに⑫-⑮P → 今度はオープンサイドに⑩-③P → と、今度は逆サイドに⑬が回り込んで、ライン際の⑮へパス → ⑮番、内にフォローの⑫にパスし、⑫のトライ。   ※被トライ後、⑮北﨑復帰!

(3 : 10)
修猷⑨番のゲインを⑮北﨑がナイスタックル!
⑩井上と②川上のダブルタックル!

後半6分。 修猷館追加点!

福高のKOから、18次のフェイズを重ねた、修猷館のあっぱれなトライ!

福高KO → 修猷①番のゲインから⑥-⑤につないで、ハーフラインまでゲインを許すと →  今度は⑩のゲインで22mライン付近まで更に自陣割譲 → ここから15次のフェイズを重られて得点されたのですが、G前での最後の8次にわたる攻撃はラックサイドを修猷FWに執拗に突かれ、ポール下へ④番がねじ込む、福高にとっては痛恨の被トライでした。

(3 : 17)
修猷①番の強行突破巨化脚!

後半16分。 福高が得点!

ML(相手陣22m-G左サイド) → 福高⑧土谷を芯に、⑤山根と③三谷がサイドを固めたモールで10m押し込み、G前でラック → ②川上(柴田の後押しを得て)ラックサイドを突いたトラ~イ!

(10 : 17)
⑧土谷が福高スカイツリーとなって~
③三谷と⑤山根が⑧土谷を押せば~
①中村と②川上も加勢に来て~
おっしょい! おっしょい!
怒~りゃ~!と行って~
怒りゃ怒りゃ~っと押す押す~
種も仕掛けもありませんよ~
おん怒りゃ 怒りゃ 怒りゃ
リーチ!
いっぱ~つ!
怒りゃ 怒りゃ 怒りゃの満貫!
創部90執念のトライ!
そーっ! それっ!
よく頑張りましたが、残念でしたっと!

修猷館の関係の皆さんには、大変お聞き苦しい写真(上記14枚の写真のコメント)に
思われたかもしれませんが、我ら博多町人の賑わいを大慈悲心をもって暖かく包む、士分、藩校修猷館の ノブレスオブリージュなご寛容に、ぜひ期待します。

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後半25分 修猷館ダメ押しの追加点!

福高自陣で修猷攻撃中、相手ノッコンをMBゲットか?と思われたところで、その前に福高のペナルティの笛 → 危険なプレイがあったようで、福高キャプテン⑭佐藤にレフリーから注意! → 福高陣22m右中間の地点から、修猷FWでポイント → ラックサイドを3度突いて → ⑩-(⑬カラ)-⑮-⑪で、修猷館BKのきれいなトライ。

(10 : 24)
※⑬番の囮に福高のディフェンスが、
  ダルマさんが転んだ状態となって足が止まり、お手上げでした。

とどめの一発!

残り5分は、福高のアタックが前に前に出て、チャンスの枠を大きく増やしましたが、

執拗な修猷館のディフェンスに、正攻法な福高の攻撃は悉く阻まれてしまいました。

耳につんざく、ノーサイドの笛!

次回相まみえん!

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<ネクストステージへ リセット!>

春には大差で負けていた修猷館さんに、
夏合宿以降、じわじわと地力を付けてきた、常勝福高でしたが、力ここに及ばず!

3年生は、受験勉強にスイッチON!

1年生と、2年生は、3年生からもらったタスキをかけ、春(新人戦)に羽ばたけ!

泣いたカラスが
もう笑た!

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<感 謝 >

3年生の保護者の皆さま! ご家庭での食育、
部活へのサポート、連絡案内から何から、3年間おつかれさまでした。

も、、、今度はこれまで疎かになっていたであろう、
お子様のお勉強をご家庭でしっかりサポートしてあげてください。(モウヒトフンバリ!)

 ※1,2年生の保護者の皆さまには
   引きつづき、お世話になると思いますが、サポートよろしくお願いいたします。

また、OBの皆さま、校長先生はじめ学校の先生方、
試験中にもかかわらず応援に来てくれた一般生徒の皆さん、

そして、会場準備から、現場運営まで、
いつも あたり前のように粛々とお世話されてる大会関係者の皆さん、

ありがとうございました!

負けて兜の尾を締める
佐藤慶彦キャプテン。オツカレサン!
明日に向かって撃て!
福高ラグビー部への応援よろしくお願いします!

※決勝戦は、東福岡高校 対 修猷館高校。
  11月22日(土) 春日公園球技場にて12:30 KO!
  両校の健闘を祈ります!

結果 → 59 対 0で東福岡高校の優勝!
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[ 11/16(日) 修猷館高校戦での スターティングメンバー ]   - 30分×2本 -

    ①中村(2年) ②川上(2年) ③三谷(3年)

    ④柴田(2年) ⑤山根(3年)

    ⑥大原(3年) ⑦中島(2年) ⑧土谷(2年)

    ⑨樺島(3年) ⑩井上(3年) 

    ⑪新山(3年) ⑫高橋(3年) ⑬鳥越(1年) ⑭佐藤(3年)

    ⑮北﨑(3年)

    16.梶原(3年) 17.瀬尾(3年) 18.神谷(3年) 19.折居(3年)

    20.柳(2年) 21.平(3年) 22.秋吉(3年) 23.中村(3年)

    24.原嶋(2年) 25.倉本(2年)

 <選手交代>

   後半25分、⑪新山 OUT → 21.平(3年) IN。

2014-11-21 17:12:03 – edit

コメント
春と比べれば、修猷との差を埋めた試合で見ごたえがあった。あと一歩で残念。この借りは、2年、1年で返してくれ。期待してるぞ。

Posted by 福高OB at 2014-11-21 18:55:52