21年8月  筑紫高校(練習試合)

今日8月4日になって、やっと九州も梅雨明けしました。 
観測史上最も遅いんだそうです。 熱帯雨林気候の北上になすすべもなく境界侵犯を許さざるを得ない、防衛力の弱い日本も、いずれ四季の移ろいにメリハリがなくなり、四季が、三季、二季と減ってゆき、グローバルスタンダードな気候へと移行していくかもしれません。 本当に心配です。

筑紫の国の惣鎮守の山々に見守られて筑紫高校がある。

今日は筑紫高校との練習試合。 両チーム、今日はベストメンバーから数名づつの欠員はあるが、筑紫高校とのゲームでは長い間、後塵を拝してきた福高も、今日は筑紫に勝って、ここらでからっと梅雨明け宣言したいところ。 

筑紫の「ハイッ!」「ハイッ!」の威圧を知らんぷりできない福高。

特定のチームにこれだけ勝てないのは観戦史上最も長いんだそうです。 東福岡、筑紫の近年の台頭に、境界侵犯を許さざるを得なかった福高も、ここで勝って士気を上げ、その士気が、志気と昇華し、あげくに一揆と暴発してゆき、一気に全国区のトップレベルなチームへと移行していくかもしれません。 本当に楽しみです。

オールブラックスの「ハカ」か、筑紫の「ハイッ!」かと言われている。ような気がする。

14時20分、ギュウギュウ詰めのバスで福高を出発。 タイ焼きで言うとしっぽまでアンがはいっとって得した状態。 ここでもバス代を人数で割ると、そして荷物でも割ると大いに得した状態。 15時すぎ筑紫高校に到着。 筑紫高校の芝グラウンドは、相変わらず手入れ良く、おもてなしの心で福高を迎えてくれました。 宝満山の肩から上あたりに雨雲がかかって見えるも、終始停滞。 今日は雨なく曇りで、時間的にも、涼しい風吹く、ゲームにはナイスコンディションのいい気候でした。

相手を抜く前は視野が広い⑬白石。

16時過ぎよりアップ練習開始。 福高はいつものごとく衝突事故ナシの円陣内グルグル走ってパス回しや、これからこんな風な痛いことするけんよろしくねの身体への伝言練習をつつがなく行い、FW・BKに分かれてそれぞれコンビネーションを合わせていきます。 

経験では、救急救命士の実技を持つ牟田口先生。

で、そろそろという頃合いになって、福高は松村キャプテンが「キアイロー!(気合をいれてやっていこう!の意ですが、直訳のまま発声すると気合が入らないためにこういう風に実際の意を少し短縮させて発音をする。と思われる。) の掛け声を打てば、みんなが「オー!」とか「ヤー!」とかで響く。 一方、筑紫は肩バインディングによって15人を接続させた円陣が全員中腰の姿勢で、指導者から飛ぶ気合や発破を全身耳にして聞き、「ハイッ!」「ヤイッ!」「ビャイッ!」と一声に唱和、反応し、これによりボルテージを高めていく。

いまこそ、二本返さん党

ここでタイミングを外した「ハイッ!」を反応したら? まだ指導者が全部言い終わっていないのに「ハイッ!」を反応したら? 「ハイッ!」でなく、思わず、「トぉわりャ~~ァア!」と反応してしまったら? → 即座にみんなの輪を乱すフトドキ者の烙印を押され、これは大変なこと!と思いつつ、一部の部員はかなりの緊張を要しているだろうと見受けられる。 が、またその緊張が筑紫チームのボルテージを高めるのに一層の効果を発揮しているのではないか。 とこう思われるような次第です。

羅宗十一代管主の今日の法話は「福高らしゅう。自分らしゅう。」

17時KO。 25分ハーフ2本。

前半福高風下。 始まりの福高FWはよかった。 筑紫のキックをカウンターで相手陣に持ち込むと、福高FWのナイスドライブの大波で、好い球出しになったが、オブストラクションでチャンスがプツリ。 → 筑紫のタッチキックでYL(ヤンボールラインアウト、自陣左22m先)。 → ⑩寺川ナイスタックル! が、このタックルで筑紫のSOは膝を痛めたようでOUT。 後ほど救急車で病院へ運ばれて行きました。
(祈平癒。)

今日は筑紫のスクールカラーに配慮。「コーディネートは、こーでねーと!」

前半10分、福高の相手陣での連続攻撃中に、筑紫の左WTBに球を採られ、70mほど独走され、正面に先制被トライを許す。 (0 : 7)。

この後、前半は両者いい所でペナルティ。 特にタオレコミ(=オーバーザトップ → モールやラックになった状態で、相手側に倒れこんでボールが出るのを妨げる) でゲームの連続性が損なわれ、お互いにチャンスを逃す。 筑紫はさすがに試合巧者で、風上を活かしてのキックにより、ここは陣地を確保してからの得点だよね。との意識をしっかり持っていたいたようです。 が、結果、筑紫の得点はインターセプト気味な、自陣からの筑紫の左WTBの快足ではありましたが。

ボールをクリック&ドラッグして④重の手に移動してください。

ハーフタイム。 トンボが数匹、目の前の高さを、ツツツツーとゲインしては停滞し、カクッカクーーッとまたゲインしていきます。 1対1だと絶対抜ききーでしょうね。

後半17分、自陣ゴール前での筑紫FWの執拗なラックサイドを突いた攻撃が、福高ディフェンスを徐々にポイントに集合させたところで、筑紫のSHがラックから左WTBへ長いパスを放り、左WTBがそのままインゴールへ飛び込みコーナーへトライ。 (0 : 14)。

後半25分、YL(自陣左22m先)から左、左、右、右と、左右往復したところでモールゲインを試みる。 → ゴール前でFWで突き、先のトライと同じパターンで福高ディフェンスを徐々にポイントに集合させ、今度はラックからの球出しをCTBが抜いてトライ。 (0 : 21)。

牟田口先生らしゅう。

福高の反省点は、オーバーザトップのタオレコミが多かったこと。 筑紫もこのペナルティを多くおかしていたが、ジャッカルやターンオーバーの意識と、その際のまわりの選手達のチャンス到来キタキタ意識に、福高は少し劣っていたようです。 と思われます。 が、いかがでしょうか。

⑮小江はキックする時、手を必ずキツネの形にします。

次にBチームのKOは、18:15。 すこーし、薄暗くなってきました。

前半23分、YS(ヤンボールスクラム、自陣ゴール前左中間)からブラインド側を突きコーナーへトライ。 (0 : 5)。

前半26分、YS(中央ハーフライン先)から⑧持ち出し、ポイントから左WTBへ。 そのまま独走トライ。 (0 : 12)。

⑦十川(そごう)の表情が変わった決定的瞬間!

後半5分、光安(1年)WTBへINの指令。 が、ゲームの切れ目を読み取れず、光安なかなか入りきれない。 縄跳びのお入んなさい。はいどうぞ。で、なかなかまわる縄跳びに、入りきれんのが居ったが、まさにあの状態。 牟田口先生「入らんかハヨ!」 → 光安「ヨッッシ!」 → 牟田口先生「あっ、ちょっと待っときやい!」 → 光安「ヨッッシ!」 → 牟田口先生「ごめんごめん。今、入れっ!」 → 光安「ヨッッシ!」で、やっと入れました。

いつものクールな表情の⑦十川。

後半7分、MS(相手陣右中間22m内)から⑩増本が斜め左前方に隙を見つけたか、そのコースに走って裏へぬけトライ。(7 : 12)。

後半10分、ML(相手陣左22m)はゲットしたが、ターンオーバーされ、筑紫は3次、4次、5次、どどどどとゲインし、正面へのトライ。(7 : 19)。

この後は両者得点ならず、終了。 この試合、右WTBで出た長崎を試合で初めて見たが、ちょこまかとつかまりにくそうな、いい走りをしていました。 ナイスタッチキックもありましたし、楽しみです。

⑩増本。軽いが、気持ちと、キレはあるよ。

今日ここに着いた時には、藍色の色をして渋い日本風景画を呈していた宝満山ほか、山々の稜線、空、雲の風景が、帰る頃には、いつのまにか、床の間掛け軸風の墨絵調の景色にと、日は暮れていました。

さあ、いよいよいよ、夏合宿です。 相手を超えるために、一番手ごわい自分の中の自分に打ち克とう! 夏合宿がそのチャンス!