22年3月  卒部式の模様(高62回卒)

3月6日(土)は、福岡高校の卒業式。 

この日は啓蟄(けいちつ)という、春分前の節気にあたり、、、
柳の若葉が芽吹き、、、ふきのとうの花が咲くころ、、、大地があったまり、、、
冬蘢りの虫が出てくる、、、桃の花が咲き始める、、、という季節なんだそうです。

ラグビー部 3年生男子も、ハレの卒業式という門出にあたり、、、
おでこ、顔面のニキビが芽吹き、、、花粉症の洟が垂れるころ、、、思い出の詰まった暗いラグビー部の部室からもそもそと出てくる、、、3年生両マネージャーも、紅におふ桃の花に照らされてほっぺも桃色に、、、という卒業式の風景だったようです。

卒業おめでとう! & OB一年生誕生! 

若者の前ではお手拭きで顔や首を拭かないジェントルマンの日野OB会長

卒業式に続き、翌7日(日)、福岡高校ラグビー部3年生の卒部式が行われました。

会場は博多駅東のいつもお世話になります八仙閣さん。

18時快開! → 2年生福岡堅樹のお父さんが、本日の進行役で司会良好。 → 日野OB会長の御愛拶。 → 森監督の御食事、いや御祝辞。 → 小川先生のラグビー部副顧問ご卒業(ご定年を節目に)に対し花束贈呈 → 牟田口統括宗務部長による法話 及び カンパイ! 

お話がとても楽しくもっと喋ってほしかった小川先生

→ ククーッ、トンで → パチパチパチ → 着席 → 向こう三軒両隣にビールをお酌 → ご歓談ご歓談 → 前菜の皿がもどかしくもどかしく1周  → このもどかしくもどかしく、の表現はみなさんきっとお分かりと思いますが、みんな顔では笑っていらっしゃるが、状態としては、おあずけが解禁され、エサを前にした猛犬状態。 → しゃっしゃ(早く)せんかこのボケ とか、採り過ぎんなよ わーっとろーね とか、きっと言われてるんであります。 

キャプテンに贈られる記念プレート

→ 食糧確保 → ひとごこち → 第2皿目の食糧確保 → ふたごこち 
→ 第3皿目でみごこちするところ、トラブル発生!! 

記念プレートをカゲのキャプテン渕上に特別贈呈!

→ 3皿目の料理が左隣より周回接近中次自身目前到着刹那!  → テーブル対面の方がマラソンの給水に失敗したかのごとく、すでに右隣に過ぎ去った第2皿をゲットせんと、ガッシ! と、ゆるり旋回中の円卓に急ブレーキをかけ、 → あろーことか、20度ばかし円卓を左に逆回転してグイと戻し、正面に皿が来るよーにリセットされたんであります。 → あわれ、3皿目を獲ろうとしてフェイントをかけられ、つんのめりかけた当方 → このつんのめりかけたという失態を、最小限に抑えよーと、いや、できればなかったことにしよーと、とった行動は、→ まもなくの3皿目のご来臨に対して、すでに左前方に傾いてしまった自身の一連の動きが、決して3皿目の料理摂取に向かっていた行動ではなく、 → 3皿目に向かっていたと思われたその右手は、なんと左方にあるビール瓶にクロスに向かい、→ これまでの当方の一連のアクションの流れは、実は、左隣の小川先生にビールをお酌しようとする行動の一環であった。。。 そーか。 そーであったのか。  と、誰もが首肯してしまう、ナチュラルndクレバーな対処でもって応じたのでありました。 

卒業で3年生解散となり、与党となって政権を奪取した2年生たち。

どーゆーシチュエーションに出会っても、できうる限り、あらゆる卑屈を避け、人に社会におもねるを恥とする、品格ある人としての矜持。 また一方、人と人とが和をもって交わるに不可欠な礼の習得。 こーいったことをこれから福岡高校を巣立っていくラグビーの後輩たちに何としても伝えたく、些事あえてここに記した次第。 → ルールのない場では決して、相手と争ってはいけません。 ましてや中華料理の円卓を掴んで対面と、右まわりか左まわりか、決して力づくに争ってはなりません。 自分にとって気持ちのいいことにおいては、なにごとも争わずに、他に譲るという行為でもって、道はお互いにとって、広く、通りやすく、楽しくなるはずです。 ただこの場合(中華料理円卓回転方向主導権争いの場合)、急に譲ると、血リソースの雨が降ったり、江戸っ子でも我慢できない熱~いスープを頭からかぶるといった、大変なことになるのは言わずもがな。 お互い徐々に力の均衡を減じ、掴んだテーブルを平和裏にリリースしましょう。

面白いこと言わんでも面白い、十川(そごう)。

→ 歓談も、お腹もひと息ついたところで、卒業生の土持寛樹のお父さん編集による、思い出の写真スライドショー上映。 

こんくらい授業ば聴けよったらね~↗

人のことは言えませんが、時間の合間、合間を見つくろって延べ長時間にわたってパソコン画面に向かい合い、あの怖いお顔が泣いたり笑ったりしたりしてたんでしょう場面を想像するにつけ、土持さんの編集におけるご苦労もさることながら、土持さんのパソコンも、土持さんに見つめられ、泣いたり笑ったりされ、罵倒され、指でバチバチ打ったたかれ、さぞかし大変だったことと、その苦労を偲びます。

<卒業生がそれぞれあいさつ。 以下面々。>

キャプテンシップという大きなものを学んだ、松村 敏朗 。 

大きいことは♪ いいことだ~♪ を貫いた、阿部 健明。 

ボールは曲がっても、気持ちは真っ直ぐでいけよ! 井上 大勇。

ONE FOR ALL の ONE になれ! 川上 厚。

人間だもの。 重だもの。 と言われるよーな皆から愛されるその笑顔を大切に!
重 智廣。

人間だもの。 翔だもの。 と言われるよーな皆から愛されるその優しさを鍛え直せ! 白石 翔。

朴訥とした顔に埋まる小さな両目の涙腺が緩く、すぐにクシャクシャ顔となる、
田原 啓伍。

本来やさしい自分の心の土壌に、福高ラグビー部で闘争心の接木をもらった、
土持 寛樹。

キャプテン松村とは対極から、福高ラグビー部の美味しいところを賞味し、醍醐味をものにしたのが、渕上 裕太。  

痛いと言うのを聞いたことがない。 たぶんつねったら翌日以降に飛び上がっていたんであろー、水上 友輔。 

今年の最優秀サポート賞は平成のあみん。「あたし待つわ(花園篇)」の森さん。藤村さん。

淡~い春のよーなおぼろなイメージがどっこい、実は芯強く、肝っ玉母さんの予備軍であった、森 彩夏。

元陸上部出身。 福高ラグビー部の隠れファンであったお母様(牟田口先生の写った踏み絵を拒んだという)の熱き勧誘でやってきた、藤村 沙理也。

次、早ヨ、俺に「振らんか~」とマイクを引っつかむ兼久。

→ この後、2年生から、また、1年生から、卒業生を送る言葉発信。

1年生からの贈る言葉は照れて言葉にならない、「ありがとう。」

→ 高校62回の卒業生から、監督、部長はじめ、OBのスタッフに花束贈呈。

花も実もある人とならん。

→ 千代原頭の1番2番を、「仰げば尊し」バージョンで唱和。 
→ 3番を「蛍の光」バージョンで唱和。

九州国立博物館から、展示依頼のオファーが来ている牟田口先生。

終宴後、そこ、ここでグループ写真の撮影会の始まり。 → 数か所から、各方向からのご父兄の構えるカメラに対し、被写体たちは花束を持って、胸反らし、今度はそっち、次はあっちと、視線をサービスし、しばし芸能人の記者発表のごとく晴れやかなフラッシュが卒業生たちの門出を祝しておりました。 

福高ラグビー部からのご褒美は、一生の友という宝物でした!

→ 会場内の照明スポットは、ステージや、グラス類だけでなく、子供たちの晴れ姿を撮るお母さんたちの眼をも、きらきらと照らし始めておりました。 レンズ越しに映るりっぱに成長した我が子を心の中で褒め、称え、また、走馬燈のようにめくるめく、こし方の我が子育て奮戦記の記憶の数々を思い浮かべては、心の中で、自らのがんばりに対してにも、ご褒美の言葉をかけておられたのではないでしょうか。 

→ 一方で、目頭に湧きあがるものに、せっかくのお化粧を壊されてはかなわんと。。。まだ2次会もあるしと。。。
急に、明朝の起床時間、及び家計簿を思い出したお母さん方は、「明日の朝はパンか、お茶漬けか、タマゴかけご飯やけんね。 わーっとろーね! 」 と、レンズ越しに見えるエンゲル係数の高い、不経済な我が子に向かって、心の中で、釘を刺し、怒やすことによって、なんとか相反する二つの感情を、泣いたよーな笑ったよーな複雑な表情で均衡を保つのでした。 結果、この感情操作が功を奏したものか、はたまた素材がかなり強固だったのかは分かりませんが、お母さん方らのお顔から、仮面の剥脱、いや、お化粧の崩落を垣間見ることはありませんでした。 → みなさんお綺麗なままでした。

カニじゃないっちゃけん。。。

今、春。 それぞれの旅立ちに幸多からんことを!

PS.(追伸) 
3月4日、高16回卒の中溝先輩に、部員一同、焼肉をおごちそうになりました。 
中溝先輩。 ありがとうございました。 
お礼とともに、またよろしくお願いいたします。 と、部員一同がぜひお伝えしてくれとのことでしたので、この場をお借りしてお礼とお願いに代えさせて頂きます。

                                福高ラグビー部 OB会事務局

2010-03-15 18:10:13 – edit

コメント
3年生の皆さんお疲れ様でした。今後も福高魂で頑張ってください。春休み中の練習試合等の予定を教えてください。

Posted by ファン at 2010-03-18 18:06:13