3月2日(日)。
前日の土曜日に福高を卒業した
13人のラグビー部員を主役に、卒部式が行われました。
会場は、博多駅の八仙閣さん。
忘るなよ旅は虚空を隔つとも必ず匂へ千代の梅花
13人の主役たちは、それぞれが、それぞれにファッションコーディネートし、
彼らの若々しい華やかな衣装で、会場は色とりどりの 春 模 様。
そこ ここで、満面の笑み、笑みが、百花繚乱として、咲いています。
1年生、2年生の学生服を着た下級生の部員たちを前に、
みな 姿、かたち 心 ことにつくろひ、外見慎ましそーに、内心誇らしそーに、
お兄ちゃん お姉ちゃんぶりたるなど したるさま ことにをかし。
今買いか?1週間後か?でもそん時はもー無いかも?
おとーさん、おかーさんも、
子供が小さい時に 着て行ったピアノの発表会での衣装を、
タンスの奥から発掘し、チョット小さいかな、チョット若すぎるかな、との逡巡の末、
それは それは、おめかし、ごまかし、されての 孫衣装で、ご来場。
ダンディー ダンディー エレガント!
<なんでぃー なんでぃー? えれふぁんと? おとといきやがれぃ!>
江戸っ子だーの 鮒っこだーの 春が頭に来たかもな~♪
18時開会。
司会進行役は、2年北﨑のおとーさん。
しっかりやんなさいよっ! と、しっかりものの奥様に、背中を叩かれ、
思わずつんのめって登場の、気の優しいおとーさん。 <オトーサン ガンバッテ>
次第は以下の次第。
・石橋OB会幹事長による開会のご法話。 <シュキオビマエハ トッテモシンシ>
・木原先輩による乾杯のご発声。 <ドーリャーッ>
・メモリアルスライドショー上映。(卒部生 石井柊斗のおとーさん制作)
・森監督のご講話。 <コウエンリョウ30マンノトコ キョウハムリョウ>
・卒部生たち一人一人から みんなに贈る言葉。(ペナント&OB会ネクタイの贈呈)
・牟田口先生のご説法。 <ガッショウ ライ ハイ>
・千代原頭唱和。
・閉会。 (のち記念撮影)
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さて、今回は、一人一人の卒部生の来し方3年間を振り返りながら、
メモリアル オサライドショーしてゆくこととしまショー!
ではでは、
<諌山雄太>
諌山雄太(いさやまゆうた)
大学に落ちたら、ラーメン屋になりたい、と公言してたラーメン大大好きの男です。
いつもラーメン喰ったあとのよーな、幸せな顔をしている彼は、宇美東中出身。
その宇美東中の野球部から転向し、
福高ラグビー部の門をグローブで叩いて、はや3年経ちました。
彼の福高ラグビー公式戦デビューは、
1年の時の新人大会(県予選準決勝)東福岡戦。
後半から、左WTBに 替え面しての登場!
彼の鮮烈な一発のタックルが! 5 : 57 というその時のスコア差を、
いっぺんにふっ飛ばしてくれたのを、今でも鮮明に覚えています。
入部の頃から、麺、延べ3,000玉を完食。 豚骨スープ、延べお風呂1杯分を飲み干したことで、、、今では、丸々と太り、外見はすっかり、おいしそーな チャーシューの塊 と化してしまいました。
福大に受かったとか? ガンバレよ!
<石井柊斗>
石井柊斗(いしいしゅうと)
彼は、お菓子作りが得意だそーで、
バレンタインデーの時には、周りのモテない同級生から、かなり重宝されてた模様。
博多中学出身の山笠男は、よかオトコ!
との履歴で、彼なりにモテようと、努力はしてたんでしょうが、、、
結局、浮いた話はついぞ聞いたことなく、
浮いたのは自分の性格。 沈んだのは成績だったと、こー漏れ聞こえています。
ぎんなんLR出身の彼は、どんどん背が伸びて、身体もみるみる大きくなり、
同級生の川津君と、LO、FLのポジションで、しのぎを削りました。
まだまだ、発展途上の石井君。
若松さまのよーに、枝も栄える、葉も繁る、エイ!ショーエ、エイショーエで、
これからの人生、マ ショーガネー ということもあるかもしれんが、ガンバレよ!
<上村航大>
上村航大(うえむらこうだい)
玄海JR出身の彼は、CTB・WTBとして、同級生の中では結構、短足!
いや 俊足! でした。
身長が高校時代に 1㎝しか伸びず、
代わりに、鼻の下と、股の下だけが、ずいぶん伸びたそーです。
彼のリレー日記では、うどんが好きなよーなことを書いてましたが、、、
腰は強い方ではなく、
しかし、ダッシュでの出ダシには、なかなかキレとコクがありました。
友人の間では、かなりおちゃらけたキャラクターで通ってるよーで、
タオルで褌をつくり、使用後のそのタオルを、汗拭きにドーゾと、
石井君にそっと差しあげる、そんな優しい面も持っていたんですって。
私の人生経験からすると、
今は少々、老け顔でも、40歳ころになると、変わらんね~、
若いままやね~と言われる、分岐点がくるタイプと思うので、(中年でモテモテカモ?)
それまで、ガンバレよ!
<大穂貴之>
大穂貴之(おおほたかゆき)
お相撲さんがお相撲さんのごとく、
坊さんが坊さんのごとく、
パンダが熊ではないよーに
入部の頃から、「おー!プロップが来た、来た。」 と、
周りを惑わすことのない、環境にとってもやさしい彼でした。
同級生のプロップ小田部君を、
自身スクラム強化のための良きライバルとして、常に意識。
食べて、食べて、自己軍事力の強化を図り、銃後で、家計の食費を圧迫するも、
そこは一家総動員で玉砕覚悟のお家柄。
100kgを目指して、見事な大船巨砲の身体を造り上げました。
勉強面では、同級生の石井君や柳君と、再試ブロック経済圏を構築。
40番スレスレの窮状を打破せんと、
彼ら二人と三悪同盟を組み、学業による差別撤廃を標榜して戦いましたが、
ついに、世に認められることなく、
厳しい現実を前に、大学受験に臨んだ、と、こー漏れ聞こえております。
西南大と講和条約を結んだとか? 高度成長目指して、ますますガンバレよ!
<川津俊輔>
川津俊輔(かわづしゅんすけ)
香椎第二中の剣道部からやってきました。
WTBでは、面を打ちに行くよーな出足の勢いがあり、
スピード感と 思いっきりの良さが、彼の真骨頂でしたが、
部内、WTBのポジション争いが、数多ひしめいてきたところで、
3年時、ライト級からミドル級に転身を図るかのよーに、突如、FWに転身。
細い体をしなわせ、FWの取っ組み合いに、がむしゃりました。
なかなか、男気もあるよーで、
彼が2年生の頃か、こんな話を聞いたことがあります。
練習の帰りの夜のコンビニで、ラグビー部のマネージャー3人を発見!
マッチ売りの少女を見る、慈愛と、憐憫がはたらいたものか、
はたまた、いいとこ魅せようと思ったものか、
たぶん後者の動機でしょう。
自らの少ない小遣い銭の中から、五百円玉をパッと差し出し、
「これで、なんか好きなもんでも こ、買ぉーて帰りやい!」
川津君ステキ!
女の子たちのキラキラ視線を背中に浴びつつ、ハードボイルド路線を保ちつつ、
つつつ~っと、吉塚駅の階段を無事つんのめることなく、駆け上って行ったとか。
彼の卒部式でのコメントは、僕は神谷の気持ち(FLのポジションを最後まで競った2年生)と一心同体になって闘った!という、今まで秘めてた熱き心ほとばしる、みなが心打つコメントでした。
モテるまで、ガンバレよ!
<小田部太一>
小田部太一(こたべたいち)
小学生の頃、粘土でいろいろ造ったことありますよね。
イメージする人物像が、上手く思ったよーに カタチ にならず、
ついには、長い時間かけてここまで、作り上げて来たのに~ と、
途中で嫌気がさし、一旦解体! また最初っから ↘ と、
頭と、胴体とを、おにぎりにして丸め直し、
頭部を胴体の上に、雪だるまのよーに乗っけ、
それに四肢の棒状の部分を引っ付け、引っ付けし、
徒労感から思わずその雪だるまをの頭部を、ドン!とゲンコツでペチャンコにし、
ふ~うっと、ため息ついた経験、ありますよね。
そのとき、右脳の片隅にあった芸術的領域から~
神の声! ヒラメキ一閃! これは これは ↗↗↗
長い時間を経て、四苦八苦したけど、これに竹べらで目鼻や口の線を入れてゆきさへすれば、題材、「小田部君!」 として、なんと、作品が即完成!
「少し抽象的だが、全体像を君の感性でよくここまで表現できた!」
と、美術の先生も合格点をくれるかもしれない、、、
そーゆー168㎝で、、100kgに近い体系の持ち主が、この小田部君なんです。
彼自身も豊かな感性の持ち主で、このたび九州造形短大(九産大敷地内)に見事受かり、そこで漫画家を目指して勉強するんだとか。
近い将来、彼の筆なる、第二の博多っ子純情が世に出るかもしれませんね。
ガンバレよ!
<高屋直生>
高屋直生(たかやなおき)
かっこいい。 頭いい。 運動できる。
の3拍子が揃った男。
世の女の子が、
ほっとけない。 一人にしておけない。 私がサポートしてあげたい。
の3拍子が揃った男。
世の男の子が、
うっちゃっておきたい。 見ないことにしたい。 できれば一緒にコンパに行きたくない。
の3拍子が揃った男。
こー3拍子が 3拍子揃い、
ズン チャッ チャー と、ワルツのリズムに乗ってきたところで、ラグビー。
彼のプレイは、いつも一段高見を目指して、そこにチームを引っ張り、
BKの扇の要として、福高のワイドな展開を可能にしてくれました。
一見クールで、ナルシストにも見える彼も、試合では、ナルチェストー! となり、ガッツリと、タックルに行く ファイターです。
筑波大を目指していると聞いてますが、見事突破して欲しいもの。
そして、筑波の新キャプテン松下真七郎(高63)先輩を師事し、大活躍して欲しいものです。 「オールフォーワン」 オールの中の、ワンをしっかり果たしてガンバレよ!
<成清慧>
成清慧(なりきよあきら)
183㎝で、100kg 近い素晴らしい体格。 福高の赤鬼さん的存在。
でも、青鬼さんが体も大きく、恐いのに、
この赤鬼さんはとっても優しい心の持ち主でした。
はなしはかわって、、、
赤鬼さんから タックルされた。
青鬼さんったら よけずに受けた。
仕~方がないので すーぐはねかえした。
さっきのタックル ご用事なぁ~に?
とこーいう具合に、ここ四半世紀の間、
福高は、青系ジャージを着た高校に、ナメラレ、いじめられちゃってるんです。
佐藤キャプテン率いる、福高赤鬼軍団で、今シーズンは、この敵をとりに行くぞ!
桃太郎(森監督)、サル、イヌ、キジ(牟田口部長、郷原コーチ、井上コーチ、順不同)
をお神輿に担いで、敵をとりに行くぞ!
成清は、愛媛大学を志望しているとか。
愛媛松山では、赤シャツが毛嫌いされるてるらしいので、福高ラグビーは好かれないかも? でも、心には、福高ラグビー部の看板しょって、ガンバレよ!
<平田洋輔>
平田洋輔(ひらたようすけ)
ナンバー8として、FWリーダーとして、チームをよく引っ張ってきた洋輔。
引っ張り過ぎたのは、自分たちチームの足をだった! というよーに
引っ張り過ぎて、よくノットリリースザボールのペナルティをとられました。
お母さんがとってもラグビーに ご熱心。
孟母三遷 ならぬ、洋母参戦 のごとき、情熱で、
子供の試合、試合を観戦に来られていましたね。
彼も筑波大を目指しているらしく、やっぱり、ラグビーするそーです!
見事入学できたら、お母さんが、洋母三遷して、筑波に引っ越してくるかも?
孝行の威徳天の感ずるところもあると聞く。 しっかり親孝行してガンバレよ!
<柳帝鉉>
柳帝鉉(ゆうちぇひょん)
お父さん(高38)の威圧 威厳と、お母さんの愛情との間隙をぬって、
目下、着々と大人に成長中! おちゃらけキャラで人気の帝鉉です。
おちゃらけキャラは、概して、要領もいい奴が多いんですが、勉学の方では、その要領を発揮する下地も築けないうちに、あっという間に3年間が過ぎ、目下、どこの予備校を志望校にしようかと、検討中らしい。
お父さんに似てるとこは、カラオケを歌わせると、歌が上手いとこ。
お母さんと似てるとこは、楽観的で、社交的なとこ。 らしい。
昨夏、ケガを経て復帰した時には、KOキャッチで、チームに安心感を加えてくれました。 それまでは、先発⑧平田のノッコンにハラハラしてたのですが、帝鉉がリリーフキャッチャーとして平田の役割を軽減し、福高もKO時に、これでよーやっと、二枚看板揃って、安心できたっといった次第です
ローニン ローニン 君の朝だよ ♪ を、合格したモンに歌ってやって、ガンバレよ!
<渡辺道隆>
渡辺道隆(わたなべみちたか)
かっこいい。 運動できる。 頭よくない。
の3分の2拍子が揃った男。
世の女の子が、
ほっとけない。 一人にしておけない。 でも会話が面白くない。
の3分の2拍子が揃った男。
世の男の子が、
信頼できる。 爽やかである。
一緒にコンパに連れて行き、女の子が群がる誘蛾灯として利用したい。
の3拍子が揃った男。
こー3分の2拍子と、3拍子が不揃いし、リズムの整合性がとれなくなって、
三々七拍子打って、むりやり、ごまかしたところで、ラグビー。
彼のプレイは、タックル! とにもかくにもタックル!
一にも二にもタックル! 3時のおやつもタックル!
キャプテンとしてみんなに何か言おうとして、的を得た言葉が出てこないときも多々あって苦しんだよーですが、ゲームになると、彼のミサイルのよーなタックルが、言おうとして出なかった、さっきの言葉を見事代弁しておりました。
渡辺家はおとーさん おかーさんはじめ、おねーちゃん、おばーちゃん、おばさま~、と、いつも大家族での応援でした。
筑波大志望とのこと。 パスは3回(七並べ)まで。 ガンバレよ!
<田島萌衣> <豊田汐理> [マネージャー]
田島萌衣(たじまもえ)
豊田汐理(とよたしおり)
宇美中の吹奏楽部から、
二人いっしょに、行進しながら福高ラグビー部にやってきました。
ピーッ ピッピ! で立ち止まり、
二人 ↓↓
「マネージャーをやってみたいんですけど~」
牟田口部長 ↓↓
「ヤル気はあるのかっ!」
二人 ↓↓
「チョットやってみよっかなーと、思っただけなんですけど~」
牟田口部長 ↓↓
「そーそーそんくらいの、軽ーい気持ちで入部した方が、長続きするとよ。」
「よかったら、入んなさい。」
「あんまりよくなくても、とりあえず入んなさい!」
「いやそーしなさい!!」
ということで、晴れて、二人もいっぺんに、マネージャーが入部してくれました。
お母さんタイプの田島萌衣チャン。 妹タイプの豊田汐理チャン。
福高ラグビー部のマネージャーで養った、思いやりと、サポート力で、
これから、素敵な彼氏ができるといいね。
でも、母校、千代グラウンドにOBとして、戻ってくるときには、薄化粧でね。
たぶん、誰かわからんごとなると思うけん。
ガンバッテよ♡
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
以上、13人の卒部生たちの横顔、縦顔、斜め顔を順々に追ってまいりましたが、
旅立つ船上の彼らと、岸壁で見送る我々とをつなぐテープも、
もうそろそろ 切れそーな頃合いと なってきたようです。
遠く汽笛を聞くと淋しいものですが、出会いは別れ、別れは出会い。
それぞれが、それぞれの空に向かって、
今年も福高ラグビー部の巣から、若鳥たちが元気よく飛び立ってゆくのを、
うれしく見守ることといたしましょう。
ハイ!
坊~主っ!
故知深く 思い起こせよ 千代原頭 青雲仰ぐも 足るを忘るな
福高ラグビー部への応援よろしく!
2014-03-07 12:53:42 – edit
コメント
3年間、本当にありがとうございました。子供達もそして親達も素晴らしい時間を体験させて頂きました。森監督、牟田口先生(先輩)藤田さん(先輩)はじめ多くの方と時間を共有できたことは本当に宝です。
福高ラグビー部の今後の健闘を心から願い応援いたします。
Posted by 卒部生父 at 2014-03-11 15:03:38