21年8月  夏合宿(後半)

<8月13日。合宿5日目。>

ここから出てったり、ここに戻ってきたり、ここがみんなのベースキャンプ。
どこの誰だか知らないけれど♪誰もがみんな知っている♪

8月13日。 → 全国各地で、ご先祖様の彼岸からの帰省ラッシュが、いよいよピークに入ってきているころなんじゃないでしょうか。 この時期、あの世からこの世に来られる方々は、この世のことをあの世といい、あの世のことをこの世というんでしょうね。。。その世ーなことは、どの世ーにでもなることだからいいとして、いよいよ夏合宿、残る2日。ぶっしゃりラスト1回。メシ5回。快便4回。を残すのみとなりました。

この合宿で平均体重アップに成功した指導陣。
お母様方の話は25分4本で結構ハード!

ぶっしゃりをゴールすると、大概の者はバタンキュウします。 大の字になって寝ころび大空と対面して達成感を味わうのもいれば、くの字の姿勢でいつまでも直下のアスファルト地面と対面しているもの、全日1着を制覇したバタンゼロの兼久タイプが少々。 何の字か読めないとても寝像の悪い体制で冷たい地面の触感を楽しむ者と。。。見渡すと総計バタン3百くらいでしたでしょうか。 兼久(全日1着達成)と阿部(3日間の平均タイムをラスト日に最短縮)がこのぶっしゃり部門で賞品をゲット。

笑う門には福来たる。笑う水上服着ろよ。
エサを投げ与えないでください!

AM9時からの合同練習は、雨が強く、ピッチピッチチャップチャップの中を、RUN! RUN! RUN! しました。 FWは特にモールのアタックディフェンスでゲームよりきつそうなガチンコガンガンで熱を発生し、水たまりをぬるま湯に湯沸かししておりました。 好い練習になったと思います。

バイヤリースオレンジば飲んだろ。

午後の練習ゲーム一発目は、明善高校Aと。 14:30KO。 25分。

両校、得点できず、風上の福高が風上にあるも、キックでの陣取りなく、あくまでもFWの強化を図ったかのようなゲーム展開でありました。 FWはおかげさまで好い練習となりました。 ⑫中尾と、⑧水上のタックルが光った。

①牟田口の目薬さす時よりも大きな目
⑬安部健太郎のゲインライン突破!

15:07KOは、小倉高校Aと。 25分。 小倉高校に1本取られ、(0 : 7)。

福高も小倉高校もケガや病気でフィニッシャーがいないために、このゲームでもFWのがんばりをアップさせる、両校にとってとても好い練習となりました。 福高はFWの頑張りと、ラインアウトやスクラムでの、⑨奥山ミッチーの俊敏な判断でのディフェンスが光った。

⑭兼久のドンピシャタックル!

16:36KOは、光陵高校Bと。 20分。

両校2本づつ取って、(12 : 12)。

福高の先制点は、ターンオーバーから、⑩樺島ー⑫白石ー⑬長谷川ー⑭兼久が内へ返してー⑮小江でトライ。 今度は光陵の予測済みのエイタン(スクラムからのNo.8の持ち出し)にやられる。 福高の2本目は、早い出足のコツを覚えた、⑨ミッチーが相手SOのタッチキックをチャージし、自らそのままボールを押さえてのトライ。 光陵の2本目は、KOから⑥土持のナイスゲインにもかかわらず、福高BKのパスミスを光陵のCTBに拾われ、そのままインターセプトとなってのトライでした。

ミッチーナ~~イs!

今日の最後のゲームは17:33KOで、対明善高校B。 20分。

福高B5本取って完封。 (31 : 0)。

写真前5人が2年生。1年でこんなに逞しくなる。

福高FWは高校からラグビーを始めた初心者が6人(①光安、③相良を、②熊谷がリードし、④岡村⑤満田がFWの中心軸。 ⑦十川が、経験者の二人、⑥後藤と⑧西田を引っ張る。 BKも4人が高校からラグビーを始めた初心者。 ⑫峯と⑬長谷川が、ちびっ子ラガー⑨小江、⑩鈴木、⑪姫野、⑭林、⑮杉山らをちょこまかと動かし、ボールがオープンに素直にまわるので、誰が見ても楽しいラグビーとなる展開。 明日もBチームの観戦が楽しみです。

ボールへの意識が高い⑥後藤。
走るコース選択が上手な⑧西田

<8月14日。合宿6日目。最終日。>

起床後、今日は晴れを約束します!というように、朝陽が空をまぶしく照らし、最終日の阿蘇合宿を飾るに、心も気持ちも晴れ晴れとした気分。

イケ!イケ!イケ!と阿蘇で蝉と化すお母さんたち

これまでの皆々の強烈な雨乞い系の思想も、今日この日となるや、もっとカーッと晴れていいとよ。 ジャージも渇くし、グラウンドも渇くし、と、ぶっしゃりの呪縛を解かれたとたんに、すっかりと晴れ来い系の思想へと転向していました。

言語よりもパッションで伝える牟田口部長の指導。

阿蘇でのおいしい朝食と、最後の快便を終え、今日の予定は光陵高校Aと1本。 小倉高校Aと1本。 → 阿蘇でのおいしい昼飯 → 帰福。 と、スムースにいけばスムースにいくタイムプラン。 が、これまで1勝1敗1分けできた小倉高校Aとのゲームが今夏合宿の締めくくりとなれば、さすがにここは高名の木登りを意識することもなく、福高のボルテージはおのずと上がる一方!

まずは光陵高校Aと。 10:00KO。 25分。

福高Aが3本。 光陵Aが1本。 (19 : 7)。

⑩寺川のオープンパスキック

6分に、⑩寺川の左コーナーへのオープンパスキックを⑥松村がキャッチしてトライ。
10分には、相手陣中央22mのマイボールスクラムから左にカンペイ → 右に⑤土持、タテに突いて →右オープンへ⑭小江までまわり、トライ。

被トライは21分、ヤンボールのセンタースクラムからエイタン(No.8の持ち出し)に大きくゲインされ、ゴール前でフォローの⑥につながれての被トライ。

クマ!リョー手!

福高の3本目は、ターンオーバーから⑨右ブラインドの⑭に → ポイントから左に②熊谷突貫ゲイン → ④岡村につなぐ → ポイントから左BKラインにまわり、ライン際を⑮樺島が飛び込んでのトライでした。

呑み会をインプットする栗原さん。新ネタをインプットする松下さん。

さあ、福高夏合宿千秋楽結びの一番は、小倉高校Aと。 25分。

両者がっぷりよつの勝負予想は、まさにがっぷりよつの、いやがっぷりいつつの手足に汗握る、血沸き肉躍り骨きしむ、公式戦の緊張感そのものの、息の抜けない、息吸いっぱなしの、激しいぶつかり合いとなりました。

⑩寺川のナァ~イスタックルぅ~

小倉の選手は福高のボールキャリアーが倒れた時のダンボールする位置を予測したように球に絡んできます。 ジャッカルできずとも、たおれこみぎりぎりのプレイで福高のノーットリリースを演出できます。 いや技術よりもボールに絡もうとする日ごろの練習の積み重ねによる意識の強さがあのプレイをさせるのでしょうか。 この辺は福高も、大いに学んでいきたいところです。

ゲームが 1本タイ1本。 (5 : 7)でした。

小倉のトライは⑧と⑮がからんだ何度もの連続攻撃で、福高の堅いディフェンスを徐々に穿ちぬいた、ボールをノッコンしない執拗な攻撃でした。 見事な小倉のトライ!

⑬中尾のコーナーフラッグインゴールに向かうゲイン

福高のトライは、ペナルティタッチからML(相手ゴール前右) → ⑬中尾がカットインしてきて右コーナーフラッグ付近までゲイン。 マイボールのポイントから③井之上が飛び込んでのトライでした。

決め出しで③井之上リョウの勝ち!

後半の時間帯では、福高の怒涛の攻めに、土俵際で耐えに耐えた小倉が、一転また福高陣に押し返しては、⑬中尾のナイスタックルで福高のMSのチャンスとなり、今度は福高のパスミスに、小倉がチャンスと押し返してくる、両校攻防の綾を織りなす、倒れては起き、起きては倒れての意地と意地の男の戦いとなりました。 両校とても貴重な25分を得たことと思います。

ごくろーさん!

インゴールの空いたスペースに集まり、みんなで、身体クールダウン、思いヒートアップのジョギングランパス。 マネージャーのパスはもちろん山なりなんですが、おもいやりでは今夏ナイスハンドリングでした。

振り向ぅ~かないでぇ~♪ふくおかのヒィトー♪ 3年森彩夏
楕円球の空中浮揚マジックは 3年藤村沙理也

ではではということで、他の3校にお先して → おかたずけ → 最後の昼餐 → 帰りのバスにIN → 帰福 → 福岡高校 → NJYAまたね!で合宿終了。

今回も、見えるところ、見えないところで、いろいろな方に いろいろとお世話になりました。 いろいろとありがとうございました!

また来年の夏ね!
いざ花園へ!